“ダブルインパクト王者”滝音が古巣の大阪・よしもと漫才劇場に凱旋! 「芸人の牧場のように、すくすくと育んでくれた」

7月に開催された『ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦』(日本テレビ系)で激戦を制し、2代目チャンピオンに輝いた滝音(さすけ、秋定遼太郎)が8月9日(日)、デビューから2024年に上京するまで過ごした古巣の大阪・よしもと漫才劇場に出演しました。かつてのホームグラウンドへ優勝後初めての凱旋に、満員の観客は大歓迎! 出番後の2人は「東京の『おめでとう』と、なんか質感が違う」と改めて喜びを語りました。

出典: FANY マガジン
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「あかんで」を教えてくれた学校みたいな場所

滝音は、『ダブルインパクト』初代チャンピオンで、大阪時代から交流の深いニッポンの社長(辻クラシック、ケツ)に続いて舞台に登場。“二刀流”王者がこの日、披露したのは漫才です。割れんばかりの祝福の拍手に迎えられ、親孝行をテーマにしたネタで爆笑をさらいました。

出番終了後、報道陣による囲み会見に応じた2人。大阪での劇場出演には、やはり感じるものがあったようで、さすけは「東京の『おめでとう』と、なんか質感が違うような感じはある。芸人からの『お帰り』も込みで」と語ります。

秋定も「数週間ぐらい経ってるから、ちょっとずつ『おめでとう』が減ってくるじゃないですか。それがもう1回ゼロの感じで『おめでとう』って言ってもらえるから、得した気分ではある」と笑顔。

「また2週間後に福岡に行くので、順番に(おめでとうを)繋いでいきたい」(さすけ)との希望も飛び出しました。

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2人にとって、大阪のよしもと漫才劇場は「ほんまのスタート」の場所。さすけは、各劇場にはそれぞれの良さがあるとしたうえで、「お客さんも座りやすくて見やすいし、演者もやりやすいし、舞台も広いし、楽屋も広いしみたいな。総合力が高いなと個人的には思います」と分析します。

秋定も「ここからいろいろライブに出て、まずマンゲキ(メンバー)に入って……みたいなのがスタートやからね」とコメント。さらに東京の劇場との違いとして、楽屋に窓があることにも触れ、「よく考えたらめっちゃ恵まれてたなって。すごいすくすくと育んでくれる、芸人の牧場のような、のびやかな感じがします」と改めて感謝していました。

この日のマンゲキの楽屋では、後輩からの「おめでとうございます」の言葉もうれしかったとのこと。秋定は東京に比べて芸人同士の「距離感が近い」と言い、「大阪には、バイトしてたときから仲いい芸人も多いんでね。なんかアットホームな感じ」と“里帰り”の喜びを感じている様子です。

出典: FANY マガジン
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マンゲキでの思い出を聞かれると、秋定は七夕にまつわるエピソードを披露しました。

まだ劇場での出演が月2、3回ほどだったころ、劇場に飾る七夕の短冊を書くよう言われたものの、劇場に行く機会がなかったため提出していなかったとのこと。すると、当時の支配人から「(締切を)守らんでどうするん」と怒られたそうです。

いまなら「優勝したから1日ぐらいやったら遅れても大丈夫かな」と冗談めかして話しつつ、「いま思えば、学校みたいなところがあった」と振り返ります。

さすけも「最初にまず『あかんで』っていう。ちゃんとしなあかんっていう精神的な部分で、芸人やけど社会人の部分もあるよっていうのを最初に教えてくれた」と、うなずいていました。

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優勝とは縁のない人生だと思っていた

2年前の2024年4月に上京した2人は、『ダブルインパクト』の優勝時に東京を拠点としていたことを「よかった」と言い切ります。

大阪にいたら、優勝後に東京での仕事が入りにくかったかもしれないと分析し、「そういう意味では優勝するタイミングで東京に行ってたのはよかったかも」とさすけ。

一方、秋定は、大阪でキャリアを積んできたことについてこう言います。

「幅はやっぱ広がるっすよね。大阪はお笑いの基礎がやっぱりすごいし、お客さんもちょっと厳しい。大阪芸人はよく『武士みたいやな』と言われるんですけど、『こういう卑怯な笑いの取り方はできへん』というところがある。その制限があるからこそ力がつくというか」

さらに、その感覚をサッカーにたとえ、「ちゃんとリフティングができるようになってから、エラシコ(ドリブルのフェイント技)とか覚えたほうがいいじゃないですか」と説明していました。

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滝音にとっては、今回が初めての賞レース優勝。関西には多くの賞レースがあるものの、秋定は「NHKの準優勝(2022年の『第52回NHK上方漫才コンテスト』)が、いちばん近かったぐらい。オーディションもめっちゃ落ちてますし」と明かし、「だから『優勝できんねや』と思いましたね。そういうのと縁のない人生なんかなとちょっと思ってたんで」と率直な心境を語りました。

一方のさすけは、いまだに優勝の実感があまりないそうで、「なんでなんかなって考えたら、やってることが劇的に変わって『これで獲るぞ』って行ったわけじゃなくて、いままでと同じことしてるのをちゃんと評価してもらったっていう感じやから」と自己分析します。

だからこそ、今後さらに賞レースに挑戦し、いまのスタイルをもっと進化させたうえで結果を残せたときに「もっとちゃんと、『獲れた』って実感があるんかな」と、今後への思いを語りました。

かたや秋定は「もともと何かを獲りに行ったことないんで。ラッキーって感じですね」と自然体。「パフォーマンスをちゃんとやって、運がよければ優勝するぐらいのほうがやりやすいなと思ってたんで」と、独特のスタンスを見せていました。

王者の自覚「責任感を持たなあかんのかなって」

『ダブルインパクト』は今回が2回目の若い大会。さすけは、チャンピオンとしての責任にも言及します。

「ちゃんと『ダブルインパクト』自体をデカくするために頑張らなあかんのやろうなって。ネタもそうですけど、大会が大きくなるようにやっていかなあかんな、みたいなのはちょっとある。なんか責任感を持たなあかんのかなって、ちょっとずつ思ってます」

出典: FANY マガジン
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最後に「3週間前、まだ賞レースで優勝していなかった自分たちに何か言葉をかけるとしたら」と質問されると、秋定は「優勝する前、ちょっとお金を使いすぎてて。カードの請求が怖いかもしれんけど、賞金でなんとかなるからって安心させたい」と回答。

さすけは決勝に進んだタイミング、そしてネタ順のくじを引いたタイミングですでに優勝を確信していたそうで、「『予想通りやで』と」と明快なひと言で締めくくりました。

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