人気声優と吉本新喜劇のコラボレーションする朗読劇『ボイコメ!~声優と新喜劇の朗読ライブ~』が、8月29日(土)、30日(日)の2日間、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで開催されました。川畑泰史と声優の小野坂昌也がタッグを組んで進化してきた人気シリーズは今回、「2026夏」と題して新喜劇から島田珠代と今別府直之が出演し、人気声優と一緒にここでしか見られない笑いを起こしました。FANYマガジンでは初日1回目公演のレポートと、終演直後のインタビューをお届けします!
ボイコメらしいハプニング続発
今回の公演も川畑が脚本を担当し、演出は帽子屋お松が手がけました。声優陣は初日が置鮎龍太郎(『SLAM DUNK』三井寿、『テニスの王子様』シリーズ手塚国光、『地獄先生ぬ〜べ〜』鵺野鳴介など)、山根綺(『ウマ娘 プリティーダービー』ダイタクヘリオスなど)、2日目が矢野奨吾(『ギヴン』佐藤真冬など)、守屋亨香(『CUE!』鹿野志穂など)が出演しました。
物語の舞台は、とある商社の営業部。川畑、置鮎、山根、珠代らが働く職場に、ある日、社長の今別府からAIロボットの導入が告げられます。企業向けに開発されたロボット「ヤング」を演じるのは小野坂昌也。

仕事の能力は抜群なロボットですが、コミュニケーション能力は未知数です。川畑たちは人間らしい振る舞いを教える役目を任されましたが、効率を最優先するヤングによって営業部は大混乱に……。
オフィスのセットに、川畑が持ちギャグの「カーッ!」で登場。部長役の珠代は朗読劇にもかかわらず、台本をあまり見ずにいつものダイナミックな動きを披露します。
社長役の今別府が登場すると、「ピュッピュピュッピュ、ドン!」のギャグに置鮎も参加。今別府はギャグの勢いで台本のページがわからなくなり、さらに指が乾燥してページをめくれなくなる一幕も。川畑から「台本は両手で持ったほうがいいよ」と注意されるなど、早くも“ボイコメ”らしいハプニングが続きます。

そんななか、AIロボット役の小野坂が登場。全力のロボット動作と口で機械音を表現するコミカルな動きで、客席を大いに沸かせます。
珠代と小野坂が舞台上に残ると、早々に台本をデスクに置いて“自由演技モード”へ。珠代が「どうして台本置いたの!?」とアドリブを入れると、小野坂もこれに応じます。
「そんなに聞いてくる人はじめて」「話をふくらまさないで」「あなたは芸人殺しよ!」と翻弄される珠代。下ネタにも臆することなく攻め続ける小野坂に、ついには珠代が「声優界は大丈夫なの!?」と言いだす始末です。

小野坂は珠代に続いて全力で“パンティーテックス”を披露するなど、予定時間をオーバーする盛り上がりを見せました。
これにしびれを切らした川畑らが「そろそろいいですか?」と登場すると、今度は山根にも“パンティーテックス”の洗礼が!? 手拍子に合わせて山根がノリノリで披露すると、置鮎も参戦し客席は大いに湧きました。
その後、ストーリーは人事異動によって人間関係が変化。置鮎演じる社員が川畑への手紙を読む場面では、台本にはない人気キャラクターの声を織り交ぜた演技を披露し、声優ならではの表現力で観客を魅了しました。
後半では、重要書類の紛失事件をめぐり、ヤングが探偵さながらの推理を展開して事件の真相を明らかにします。さらに置鮎演じる社員の異動には、AI時代だからこそ過去のデータや人とのつながりを未来に生かす、という意味があったことも判明。

笑いだけでなく、AIとの共存について考えさせるメッセージも込められた物語のラストには、“社内への挨拶回り”と称して全員で客席に降りるファンサービスもあり、大盛況のうちに幕を下ろしました。
恒例のアフタートークも大盛り上がり!
終演後には、FM大阪のDJ・淡路祐介がMCを務める恒例のアフタートークをステージ上で実施。新喜劇の衣装を着た声優3人が登場し、この日の舞台を振り返りました。
川畑が「15分本編が押したのは小野坂さんのせい」とイジると、珠代も「小野坂さんの台本のセリフは3行くらいだったのに……」と苦笑します。これに小野坂は「どれだけ珠代さんを待ってたか! 憧れの珠代さんと一緒にできて本当に幸せでした」と明かしました。
山根も「感無量です。中学校のときの修学旅行で新喜劇を見て、お笑いにハマったんです。みなさんと一緒に舞台に立ててうれしかった」と笑顔を見せると、「川畑さんは、台本と同じツッコミがひとつもないのがすごい!」と絶賛。そこに川畑が「あなたたちが違うことをするからや!」とツッコんで笑わせます。
会場からの質問コーナーでは、「山根さんにとって小野坂さんはどんな存在?」との質問が。山根は「昨日、仲良くなったと思ったら、今朝、集合したとき反応が薄くてリセットされてた!」と、小野坂の意外な“人見知り”を暴露していました。
トークの後にはプレゼント抽選会やYouTube収録も行われ、盛りだくさんの公演になりました。

珠代「小野坂さんと今日絡んで、まだ怖いんです…」
終演後、出演者が囲み取材に応じました。川畑が「今回はほんとに十分稽古しましたんで。いい舞台ができましたね」と語ると、小野坂が「どういうつもりでそういうことを言ってるんですか!(笑)」とツッコミます。
実は事前の読み合わせでは小野坂、置鮎、川畑の3人しかそろわず、ほかの役まで3人で演じることになったそうで、小野阪は「何の練習にもなりませんでした(笑)」と明かしました。
置鮎は「久しぶりに大阪公演に参加させていただいてとても嬉しかったです」と振り返り、「小野坂さんと珠代さんの時間がすごく盛り上がって。お客さんからも笑いがいっぱい来て、それで僕もめちゃくちゃ笑ってたんで。それがいちばんの思い出でした」とコメント。
山根は「自分がいままで出た朗読劇のなかで、いちばん笑いが起こった朗読劇でした」と振り返ると、「もうちょっとやりたいくらい時間があっという間でした。また呼んでください!」と充実した表情を見せました。

一方、珠代は「小野坂さんと今日絡んで、まだ怖いんです……」と告白。川畑が「小野坂さんはもちろん声優さんなんですけど、“小野坂”という職業やから」と独特なフォローを入れると、珠代は「なるほど。二度目は、おどおどせずに頑張れたらいいな」と話して笑わせました。
小野坂のパワーには、今別府も「自分もコメディアンの端くれやと思ってたんですけど、小野坂さんに負けました」と脱帽です。
川畑によると、実はいまのボイコメの型ができたのは、珠代のおかげだとのこと。珠代が記念すべき第1回の『ボイコメ!』に出演した際、その持ち前の動きで作品に変化をもたらしたそうで、「珠代さんが動きすぎたんで、もう動いて演じようかとなって。ボイコメの歴史が1回目で変わったんです」(川畑)と明かしました。
そして、「普通はパンティーテックスを振られると嫌がるもんなんですけど、こんなに声優のみなさん喜んでやってくれてありがたいですね。みなさんのすごさとパンティーテックスの勢いもありますし。それが相まっていい公演やったんじゃないですか」と締めくくりました。

次回のボイコメ出演声優決定!
今年の12月5日(土)・6日(日)に開催される「川畑泰史・小野坂昌也presentsボイコメ!~声優と新喜劇の朗読ライブ~2026 冬」に出演する声優が決定しました。吉本新喜劇との化学反応をお楽しみに!
公演概要
川畑泰史・小野坂昌也presentsボイコメ!~声優と新喜劇の朗読ライブ~2026 冬

日程:2026年12月5日(土)・6日(日)
場所:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
時間:12月5日(土)①14:30開演 ②17:30開演
12月6日(日)①12:30開演 ②15:30開演
料金:前売6,000円/当日6,500円/1日通し券11,000円 ※全席指定
出演:
5日(土)
【新喜劇】川畑泰史
【声優】小野坂昌也、代永翼、浦尾岳大
6日(日)
【新喜劇】川畑泰史
【声優】小野坂昌也、仲村宗悟、駒田航
FANYチケット:https://shinkigeki.yoshimoto.co.jp/stage/detail/1266







