淀川河川敷の春の風物詩「フジパン Presents 淀川寛平マラソン」。コロナ禍の影響を受け、一昨年は中止、昨年はオンラインでの開催となりましたが、9回目を迎える今年は久しぶりにリアルでの開催が実現しました。今回のテーマは「東日本大震災被災者継続支援と新型コロナウイルス感染症対策事業への支援」。10キロ走、ハーフマラソン、キッズラン、さらに、かけっこ教室やお笑いステージなど、盛りだくさんの内容に約3,000人の参加者は大満足の様子でした。
「できてよかった!」3年ぶりの開催に寛平も笑顔
オープニングステージには、メインキャラクターの間寛平、メインサポーターのたむらけんじが登場。たむけんの「3年ぶりでございます」という挨拶に「(開催)できてよかったな〜!」と寛平。「皆さん、集まっていただいてありがとうございます!」と改めて参加者に感謝を伝えます。
そしていよいよ、レースのスタート! 最初のレースであるハーフマラソンでは、一般ランナー、芸人ランナーともにいい走りを見せるなか、十手リンジンの2人が芸人1、2位に。1位のエナジー西手が「絶対に1位を取るつもりでした。スタート前のトークでスベったことがトップになれた原動力です」と言えば、2位の十田卓は「世界記録を狙っていたものの30分、届かなかったです」とひとボケ。そして「M-1もありますが、僕らはここが正念場。M-1のMは、マラソンのM!」と断言していました。
一方、メインステージでは「よしもとお笑いステージ」が。エルフ、エンペラー、スマイル、ギャロップといった芸人たちが爆笑ネタを披露します。
子どもたちが参加するキッズランでは、石田靖が「皆さん、いっしょに盛り上がりましょう!」と挨拶すると、寛平は「チャチャマンボチャチャマンボ、バキューン!」のギャグで子どもたちにエールを送ります。キッズランは学年別に1キロのコースを走るというルールで、寛平は6年生の組と一緒にランニングを楽しみました。
デニムで配信しながら走った芸人も!
10キロ走を走ったフースーヤの田中ショータイムは、初めての寛平マラソン。走りに自信があったものの、完全なトレーニング不足で反省しきりです。来年も10キロ走に出場して32分で優勝すると宣言しました。
一方、相方の谷口理は、なんとデニムでレース参加! 「ちょっとナメてました」と後悔しながら、「じつは走りながら配信もしていました。すごく気持ちよかったので、来年は1キロ増やして11キロで!」とコメントしました。
ヘトヘトの姿で現れたのは、ビスケットブラザーズ・きん。伴走していた令和喜多みな実の河野良祐と一緒にゴールです。寛平マラソン初参加というきんは「マジでキツイ」とぐったり。河野が横で走りながら配信した動画は、最終的には350人ほどが閲覧し、「がんばれ!」「負けるな!」というコメントに「マジで力になりました、なかったら完走できなかった」と感謝していました。
来年について聞かれると、「……3キロで」と弱気な発言。これまでフルマラソンの経験がある河野も「僕も3キロで。またいっしょに走ります」と宣言していました。
そしてイベントもいよいよフィナーレ。寛平から「寒かったけど、よくがんばってくれた。来年は10回目ということで盛大にやりましょう!」と参加者へ感謝の言葉が。そしてシメの「来年もよろしく! アメマ〜!」で、今年も無事に幕を下ろしました。
来年は大きなサプライズが!?
大会終了後には寛平、石田靖、たむけん、ミサイルマン・西代洋、福本愛菜が囲み取材に参加しました。寛平は「(開催)できたことが何より、本当によかった」と安堵の表情。たむけんは「コロナ禍で楽しいことがなくなっていくなかでできたこと、皆さんが笑顔で、ランナーも笑顔でよかったと思います」と振り返りました。石田が「一緒に走ったランナーも笑顔で連帯感がすごかったです。あの大雨の大会以来ですね」と話すと、過去の大会を知るメンバーは思わず顔をほころばせます。
また、西代が「開催できてよかった。芸人がこんな大人数で会うことはないし、本当に楽しくて、芸人の熱量もひとつになった」と話すと、福本も「みんなと一緒に3年ぶりに走って、すれ違うときにお互い励まし合う、これが寛平マラソンの魅力です。来年はステージやサイン会も復活できたら」と期待を込めました。
最後に寛平が、3年ぶりのリアル開催となった今回の大会を振り返って、改めて「僕らだけじゃなく世間も苦しい。吉本興業もみんなも苦しい。あかんかなと思ってたけど、これができたんはめちゃめちゃ大きい。こっからやね」と力を込めると、早くも来年のプランについて、「ビックリするようなことを考えましょう。みんなで話し合ってサプライズをやりたい!」とさらなる飛躍を誓っていました。