もう中学生とシソンヌじろうもスカウト!? 『美炎』初のインストアライブで「詰まっているヒマはない」

花粉の飛散量が日に日に増え、花粉症の人にはとてもつらい時期となりました。そんななか、3月11日（金）にチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、パンサーの向井慧と菅良太郎の4人が扮する鼻詰まり系ヴィジュアルバンド『美炎-BIEN-』がHMV&BOOKS SHIBUYAでインストアライブ「耳鼻咽喉会」を開催し、ティッシュが乱れ飛ぶ大盛り上がりを見せました。

Kafunがまさかのメンバー最年少

人気バラエティ番組『有吉の壁』（日本テレビ系）から生まれた「美炎」。今回は、初のソロイベントとなります。会場には、ファーストシングル『鼻吹雪／鼻水木』の購入者の中から、抽選で選ばれた慢性鼻炎（美炎ファン）の人たちが集まったほか、オンラインでも生配信されました。

イントロが流れると同時にステージに現れたメンバーたちは、さっそく『鼻水木』を披露します。サビで霧吹きを噴射しまくるパフォーマンスでは、事前確認ができていなかったようで、“霧状”ではなく“一直線”の力強い噴射に思わず笑ってしまう一幕も。さらにボーカルのKushami（チョコプラ・長田）は、噴射が頭部に直撃した驚きで歌詞が飛んでしまうトラブルに見舞われ、演奏後、Kafun（チョコプラ・松尾）は「ちゃんとこういうのチェックしないとね」と反省していました。

事前に寄せられた質問にメンバーが答えるコーナーでは、まだまだミステリアスなメンバーたちのキャラクターや今後の展望などが浮き彫りになります。たとえば、これまで公表されていなかった年齢について、Kushamiは1万兆42歳、Dust（パンサー・管）は1万兆39歳、Zumari（パンサー・向井）が1万兆36歳と順に回答し、最後にKafunが「1万兆28歳です」と答えると、ほかの3人は「最年少！？」と驚きの声を上げました。

必要なのは“演奏”より“工作”の腕！？

また、「新メンバーとして加入させたい芸人は？」という質問には、現在、キーボード担当がいないことから、Zumariが「（キーボードが）マジでできるのはパーマ大佐とかじゃないの？」と、音楽ネタを得意とするパーマ大佐を推薦。しかし、Kushamiは「いまさら楽器はできなくていいし、むしろ本物が入り始めると困る」とこれを却下します。

その後、人気優先で熟考しますが、「パッと思いつく奴は、ぜんぶKOUGU維新（美炎と同じく『有吉の壁』から誕生した2.7次元アイドルグループ）に入っているのよ。かたまり（空気階段・水川かたまり）とか、バシ君（四千頭身・石橋遼大）とか」と悔しそうな様子。しかし、その後、パッと思いついたように「じろうとかは？」とシソンヌ・じろうを提案すると、Kafunはオンライン視聴しているファンからのコメントを確認し、「じろうっていう声は結構あるよ。あと、もう中（もう中学生）さんとかどうですか？　男前だし、きれいになりそう」という意見も紹介。Kushamiは「自分でキーボード作れるもんね！」と楽器ではなく、ダンボール工作の腕を高く評価しました。

ほかにもバラード調の新曲『木漏れ鼻（び）』を制作中であることが情報解禁（？）されたり、クラウドファンディングで制作されたミュージックビデオを生解説したり、「花吹雪」をパフォーマンスしたりと、ファンを楽しませ続けた初のソロイベントは大盛り上がりのうちに終了しました。

目指すはアルバム発表と全国ツアー

会場でのサイン会の後、メンバーはオンラインの囲み取材にも応じ、今後の夢を語りました。

イベント中、ワンマンライブのための楽曲を早急に増やしたいと語っていたメンバーですが、楽曲提供をしてほしいアーティストを聞かれると、U2のボノやカニエ・ウェスト、X JAPANのYOSHIKIやGLAYのTAKUROなど、国内外の大物アーティストの名を連発。Zumariが「（名前を）出しゃいいってもんじゃない！」とツッコみます。

また、今後ライブを行ってみたい場所についても、Kushamiが「（ニューヨークの）マディソン・スクエア・ガーデンやドームツアーもやってみたいです」と巨大な目標を掲げると、その直後にKafunが「日本全国のフラワーパークとかどう？」と控えめな夢の提案を。結局は、「呼ばれたらどこへでも行きます」（Zumari）、「キャパは関係ないです」（Kushami）と謙虚な姿勢に落ち着きました。

さらに、目標として掲げるNHK紅白歌合戦にも触れ、Kafunは「4人で司会をやりたいですね」と意外な野望も明かしました。