『島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭』オンライン上映作品のご案内

「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」 は2022年4月16日(土)・17日(日)の2日間で開催されます。今回は「オンライン上映作品」をご紹介します。

ラフ&ピースな作品を自宅でも楽しめます!

今年の島ぜんぶでおーきな祭では 沖縄県が本土復帰50周年の節目ということもあり沖縄を舞台にした作品を多数ご用意し、那覇市「桜坂劇場」を中心に「シネマパレット」や沖縄市「シアタードーナツ・オキナワ」にて上映を行います。
沖縄各所での開催に先立って、4月11日(月)よりオンラインでの作品上映も行われています。

1972年に日中共同声明が調印され、日中国交正常化されて50年。
特別招待作品として、中国の3都市を舞台に、失いたくない大切な思い出を胸に、大人になった若者たちの過去と今を紡いだ珠玉の青春アンソロジーを、日本と中国の若き才能がコラボレーションしたアニメ作品『肆式青春』(よんしきせいしゅん)。
中国内戦中の心を揺さぶるユートピアの物語であり、中国映画の詩学を体現したモノクロの映像が印象的な『ビヨンド・ザ・スカイ』。50年の節目に相応しい中国映画2作品のほか、「島ぜんぶでおーきな祭」らしいラフ&ピースな映画全12作品をオンライン上映します。

オンライン上映作品:特別招待作品

『ビヨンド・ザ・スカイ』 (中国)

出典: FANY マガジン
©Zhejiang Films & TV (Group) Co.,ltd. China Academy of Art

出演:CHEN Weixin、WU Jiahui、NIE Jinquan、YING Linjian、
CHEN Yuze、ZHAO Yuxuan、CHEN Wenyuan、LIN Yi
監督:LIU Zhihai
ストーリー
「生きるべきか、死ぬべきか」この戦争映画は、敵の弾薬庫を48時間以内に爆破するという命懸けの任務のために、血まみれの廃墟を踏破する若い兵士、ホン・チチェンを描いている。
彼は危険な山の中で負傷した兵士たちをまとめ、戦いを繰り広げる。犠牲に見合うだけの価値があるのかと疑問を抱きながらも、彼の目の前で戦友たちが倒れていく。
時間が経つにつれ、任務の達成は困難になっていく。信じる者は頑張り、信じる者は歴史の深淵に沈んでいく。
死への巡礼である『Beyond the Skies』は、中国内戦中の心を揺さぶるユートピアの物語であり、中国映画の詩学を体現している。

   

『肆式青春』(よんしきせいしゅん)(中国・日本)

出典: FANY マガジン
©2018肆式青春

出演:白客、梁达伟、唐雅菁、薛成、彭师欣、陈颖晖
監督:リ・ハオリン、イシャオシン、竹内良貴
ストーリー
中国の3都市を舞台に、失いたくない大切な思い出を胸に、大人になった若者たちの、過去と今を紡いだ<珠玉の青春アンソロジー>。
監督全員が30代前半と、日本と中国の若き才能が結集。
自らの思いを重ね合わせ描くのは、中国の暮らしの基となる【衣食住行】。
詩的にして鮮麗な風景描写のもとで描き出された切なくも温かいストーリーは、観る人達の感情を優しく深く揺さぶり、時代や国境を越えて、誰もが共感できるアニメーションが誕生しました。
日本で2018年に公開された『詩季織々』の中国公開バージョン(日本語字幕版)を今回特別にオンライン上映します。

   

『にしきたショパン』

出典: FANY マガジン
©オフィスハッセル

出演:水田汐音、中村拳司、ルナジャネッティ、達磨先生
とみずみほ、楠部知子、野々村亜梨沙
監督:竹本祥乃
ストーリー
「阪神淡路大震災の記憶を語り継ぐ」「左手のピアニストを応援する」
この2つをテーマ に、本格的なピアノ映画が誕生した。
ショパンの名曲や、のだめカンタービレの編曲・録音で知られる沼光絵理佳の編曲による『ラフマニノフピアノ協奏曲第二番ピアノ独奏版 』
近藤浩平作曲による左手のピアノ曲などの音楽に満ち溢れている。
水田汐音、野々村亜梨沙、泉高弘らピアニストをキャストに起用。
震災や病気に人生を翻弄されながらも「心に響く音」を追い求める若き音楽家二人の人間ドラマが音楽と共に胸に迫る。監督は研究技術員として働きながら活躍する「週末映画監督」竹本祥乃。
国内外20を超える映画祭で、作品賞、音楽賞など受賞を重ねる注目の自主映画。

   

『音の無い部屋』

出典: FANY マガジン
©合同会社PROJECT9

出演:みな、神乃琉里、比嘉恭平
監督:名嘉真崇介
ストーリー
古びたアパートの一室。配送業者が荷物を届けるためドアをノックするが返事は無い。 その静かな部屋の中は物が散乱しており、横たわる娘とベランダに座って遠くを見つめている母の姿があった。
人は知ることで、そのモノの見え方が変わる事。
子供はかけがえの無い存在で、沢山の機会を与えてくれることを描く。
主演にろう者を起用しリアリティーを追求することで、ろう者の生活をより身近に感じさせている。 製作は「ミラクルシティコザ」で若手映像作家の起用が注目を集めるPROJECT9。 監督に「港川人の友達」「トラウマナイト」での独特の映像表現で知られる名嘉真崇介を起用し、 ろう者との演出という難題も見事に克服している。

   

『セーブ・ザ・リーフ -行動する時-』

出典: FANY マガジン
© MCMSTV

出演:金城浩二、山野博哉、福治友盛、エマ・キャンプ
ダニエル・ハリソン、サム・グレイ、山城信三
監督:島崎誉主也
ストーリー
気候変動や温暖化は世界中の様々な生態系に影響を及ぼしておりサンゴもその例外ではありません。
白色化による影響で死滅するなど甚大な被害を受けており、今、世界規模で保護活動における様々な試みが行われています。
本作品では主に沖縄とオーストラリアに焦点を当て、研究によって新たにわかってきたことやユニークな取り組みを、サンゴ保全に関わる人々の姿を通して紹介します。それと同時に生き残りをかけて戦うサンゴ自身の様も紹介し、ナレーションを使わずに出演者の生の声で、物語として描いていきます。

オンライン上映作品:京都国際映画祭連携企画

『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』

出典: FANY マガジン
©吉本興業

出演:山本千尋、木村彰吾、松方弘樹
福本清三、清家三彦、東映剣会
監督:中島貞夫
ストーリー
京都で半世紀以上にわたって映画キャリアを積み重ねてきた中島貞夫監督。
その中島監督が、京都で制作された時代劇(ちゃんばら)を、映画人として内部から考察。時代劇が作られた背景、ちゃんばらに込められた日本人の死生観などストーリーを追うだけでは見えてこないちゃんばら映画の魅力について殺陣師、俳優、映画研究家、評論家など映画有識者の方々へ中島監督がインタビュー。
日本が誇る芸術文化としての側面を浮かび上がらせるドキュメンタリーパートと中島監督の指導のもと、俳優 木村彰吾、山本千尋、東映剣会らが出演するオリジナルのちゃんばらシーンを、メイキングシーンと共に紹介、いかにして、ちゃんばらシーンが作り上げられていくかを追うとともに、ラストは完成された本編で締めくくる。

   

『京都、早春』

出典: FANY マガジン
©Skeleton Films

出演:林与一、山田昭二、新井晴み、小倉芳栄、吉村美奈子
監督:戸田博
ストーリー
楠田健一は半年前に愛妻を亡くし、一人で喫茶店を営んでいたが、その妻の面影から離れられず、納骨も出来ずに日々を送っていた。
しかし、ある出来事をきっかけに健一は納骨する決意をし、生まれ故郷の墓に向かう。 そして健一は、その故郷の地で幼なじみの美しい女性と出会い人生は変転する。

   

『マンガ肉と僕』

出典: FANY マガジン
©吉本興業

出演:杉野希妃、三浦貴大、徳永えり、ちすん、大西信満、太賀
宮本裕子、徳井義美
監督:杉野希妃
ストーリー
女優兼プロデューサー、そして映画監督としてボーダーレスな活躍を続ける杉野希妃。
『歓待』(2011)、『ほとりの朔子』(2014)、『欲動』(2014)といった作品を次々に発信し、2014年の釜山国際映画祭では最優秀新人監督賞を受賞するなど国内外の映画界で高い信頼と支持を得ている彼女の第1回監督作品。

オンライン上映作品:沖縄国際映画祭アーカイブ上映

『南の島のフリムン』

出典: FANY マガジン
©2009「南の島のフリムン」製作委員会

出演:ゴリ、照屋政雄、諸見里大介 、ボビー・オロゴン、AKINA
レイラ、平良とみ
監督:ゴリ
ストーリー
第1回沖縄国際映画祭 上映作品。
沖縄の養豚場で働く栄昇は、年齢差のあるマサルや、ヒトシと、いつも一緒にバカなことばかりして遊んでいた。
そんなある日、栄昇はコザにある行きつけのポールバーで、新人のアメリカ人ダンサーのオレンジに一目ぼれ。
ところが、同じく彼女を気に入ったアメリカ兵・マックスも急接近してきて、二人の間に恋の勝負が始まる。
ついには、オレンジを賭けて、1対1の決闘で決着をつけることに。
オレンジのため、仲間のため、そして自分のために戦う栄昇。
そんな彼をずっと見守り続ける看護師・りみ。
戦いの末にようやく気づいた大切なモノに、栄昇の心は揺れ動くのだった。
監督ゴリ渾身の長編デビュー作、沖縄の大自然を舞台にオールロケで描くハートフル・コメディ。
夏川りみが歌う主題歌『ウンジュの原点(ふるさと)』は作詞がゴリ、作曲が玉城千春(Kiroro)と、沖縄の出身者たちによる故郷への思いが詰まった温かい曲。夏川は本作で映画初出演も果たした。

   

『ニライの丘~A Song of Gondola~』

出典: FANY マガジン
©「ニライの丘」製作委員会

出演:神谷健太、津波信一、松田ゆうな、恒花きらら、桃原遥、福士将音
監督:大城直也
ストーリー
第二回沖縄国際映画祭上映作品。
沖縄本島中部の北谷(ちゃたん)町に住む中学生・良は幼いころに母は亡くなり、少し怖い父・良造と、少し病弱な妹の風子の三人で慎ましやかに暮らしている。 ある日、良は近所の空手道場である女性の美しい演舞に目を奪われ空手を習おうと決心するが、父は何故か認めてくれない。幼なじみの凪の助けを借りて密かに道場に通い始めるが
そこでアメリカ人少年ケビンに出会い、次第に交流を深めていく……。
やがて良はある事件をきっかけに、父が隠してきた「苦い過去」を知ってしまう。
全てを知ったとき、少年はある決断を下すことに…。

   

『こんな、菊灯りの夜に』

出典: FANY マガジン
©Okinawa Prefectural Government. All Right Reseved.

出演:山城皆人、棚原里帆、空馬良樹、新垣正弘
監督:松田正(初恋クロマニヨン)
ストーリー
本作は、読谷村にある電照菊畑を舞台に、農業に従事する青年テッペイと、地元に帰ってきた幼なじみのサツキとの話を中心に描く人情コメディです。
読谷村の美しい自然を背景に、心情豊かに表現することを目指します。
監督は、同村出身で沖縄お笑い界で活躍する初恋クロマニヨンのリーダー松田正。

   

『闘牛女子。』

出典: FANY マガジン
©Okinawa Prefectural Government. All Right Reseved.

出演:比嘉あずさ、佐久本宝、新垣晋也、赤嶺かなえ、喜瀬剛
名嘉真裕子、くだかまり、與那嶺望
監督:真栄平仁
ストーリー
沖縄本島中部に位置するうるま市は闘牛の盛んな地域として注目されています。
「牛からやー」 として、親の代から牛たちと暮らしてきた主人公・友美は、牛に魅了され、闘牛の町をアピールするために奮闘中。
住み込みで削蹄師を目指すヨシキは、牛との関係に疑問を持つように……。
写真集「闘牛女子。」を出版した写真家・久高幸枝さんの実話をベースに、闘牛のアピールに奮闘する主人公と削蹄師を目指す青年の心の成長を描きます。

   

開催概要

島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭
(英語表記 14th OKINAWA INTERNATIONAL MOVIE FESTIVAL)

出典: FANY マガジン

■ オンライン上映作品は、FANY IDをお持ちの方であればだれでも無料で映画作品をみることができます!
■配信日程:4月11日(月)12:00~4月17日(日)23:59
詳しくは、ホームページをご覧ください。

開催期間:2022年 4月16日(土)~17(日)
開催場所:那覇市国際通り周辺、桜坂劇場、琉球新報ホール、那覇市民ギャラリー、よしもと沖縄花月、首里観音堂、イオンモール沖縄ライカム、シアタードーナツ・オキナワ、シネマパレットほか
主催:沖縄国際映画祭実行委員会
運営:株式会社よしもとラフ&ピース
実施コンテンツ:映画作品上映・オンラインコンテンツ・アート展示・ステージイベント(お笑い、音楽、ダンス等)・沖縄本土復帰50周年企画展示・ソーシャルビジネスコンテスト・各種ワークショップ ほか

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