お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次がさまざまな“クリエイター”に扮する大人気企画『クリエイターズ・ファイル』の単行本第4弾が、いよいよ発売されました。今回は、昭和の名力士、映画監督ほか25人のクリエイターや巨大な像、そしてとうとう犬（！？）まで登場！ 発売日当日の6月10日（金）に東京・SHIBUYA TSUTAYAで開かれた発売記念セレモニーでは、登場人物のひとりである伝説のママ・矢崎すず子（85）に扮した秋山が登場しました。
2015年にフリーペーパーの企画としてスタートした『クリエイターズ・ファイル』は、秋山が生み出す架空のクリエイターたちの“いかにも”なセリフや仕草が醸し出す“謎のプロフェッショナル感”が人気のシリーズ。公式YouTubeチャンネルは登録者数約65万人、総再生回数約1億5千万回超、『月刊ザテレビジョン』でも好評連載中のこの企画は、雑誌や書籍、動画コンテンツ、イベントなど幅広く展開されています。
タバコを片手に携えて次男とともに登場！
50年以上に渡ってお店に立ち続け、多くの著名人に愛されてきたナイトプレイス「ドイド」の名物ママ・すず子。この日は次男の喜美之さんに支えられながら、舞台上に作られたキャバレー風のセットに登場。片手にはタバコを携え、マスコミ陣に「あなた方、ドイド来たことある？ ないよな、こんなモンスターみたいなのがいる店に来るわけないよな？ アッハッハ！」と冗談を飛ばす様子はかくしゃくとしており、まったく年齢を感じさせません。
文豪、俳優など著名人も多数訪れた店ながら、「億稼ぐ人間だろうか、なんだろうが、人間である以上、誰だってお客さんだよ」と、まったく気取ることのないすず子ママ。ドイドという店名の由来や、若かりしころの写真などを披露しつつ、話題はすず子も登場する『クリエイターズ・ファイル Vol.4』に。
2015年から始まった『クリエイターズ・ファイル』シリーズはすでに90以上のキャラが登場しており、年内には100キャラ達成となりそうだとのこと。すず子ママおすすめの昭和の名力士・彩千丹（さいせんたん）や、野良サウナ愛好家・サウナ田ヒロユキなど、今回の『クリエイターズ・ファイル』も、多彩なクリエイターたちが掲載されています。
アジアの巨像で遠近教の総本尊・極東大満天について「これはコロナで生まれたらしいね。人とあんまり近づくことができないから遠近法を使ってる。遠近法で大きく見せるって大したもんですよ。このお笑い芸人は大したもん！」と、すず子ママはロバート秋山の発想を讃えます。
さらに、世界一クリエイティブな大型犬・ロルフくんのページを見ながら、「犬の“間”っていうのがあって、それが面白いんですよ」と、たっぷり溜める犬の“間”のモノマネをするなどサービス満点！
ロバート秋山「イベントってどうやるんでしたっけ？」
また、この日は『クリエイターズ・ファイル Vol.4』の発売日であると同時に、すず子ママの誕生日でもあるそうで、会場には喜美之さんからのメッセージボードとお祝いのケーキが！ 「なんだよ、出版イベントと言いながら、すず子ママの誕生日パーティーだったのかよ。なんだよ、おい！」と、乱暴な口調ながらも、顔はとっても嬉しそうです。
甘いものが好きだというすず子ママは、喜美之さんにセロファンのはがし方を細かくレクチャーしつつ、出されたケーキをその場で食べてニッコリ。さらに、記念のカラオケで美声も披露し、ご満悦なすず子ママでした。
時折、話の合間に「イベントってどうやるんでしたっけ？ 長い間やっていないもので忘れてしまいました」とロバート秋山としての“素”もチラリと覗かせながらも、終始、夜の世界が長いママとしての風格を感じさせるすず子としてトーク。
最後には、「100キャラに達した記念で、秋山くんは全国巡業も考えているみたいです」と全国ツアーの構想も明かしました。
イベント後には、『クリエイターズ・ファイル Vol.4』購入者に向けたサイン会＆撮影会も実施。アクリル板越しながら、ソファに隣り合わせで座るすず子ママの存在感に、ファンもドギマギしている様子。
「やっぱり、想定していたよりだいぶパンチがあるから。皆さんが思い描いているより数倍ヤバくて、短時間で逃げるように帰るお客さんが多いんですよ」と自虐気味に語るすず子ママに、場内は爆笑となっていました。
書籍概要
『クリエイターズ・ファイル Vol.04 』(ヨシモトブックス)
発売日：6月10日（金）
ページ数：172ページ
定価：1,650円（税込み）
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