OCTPATHが初の全国ツアーを完走! 「“期待通り”じゃなくて“期待を越えて”いく」

2月発売の1stアルバム『Showcase』や、リード曲『Run』が各チャートで軒並み1位を獲得するなど、快進撃を続けるボーイズグループ「OCTPATH(オクトパス)」。彼らの初の全国ツアー「OCTPATH JAPAN TOUR 2023 -DISPLAY-」の最終公演が、3月29日(水)にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催されました。
四谷真佑、太田駿静、海帆、栗田航兵、古瀬直輝、小堀柊の6人で駆け抜けた11公演のファイナルとあって、会場や配信で見守るTHme(スミ―=OCTPATHファンの呼称)への想いがあふれたメンバーたちが、思わず声を詰まらせる場面もありました。

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

OCTPATHの“道”を歌とダンスで表現

ツアーは2月11日(土)に、川口総合文化センター・リリアでスタート。この日は、昨年、OCTPATHとして初めてステージに立った日からちょうど1周年であり、メンバーの四谷真佑と小堀柊の誕生日でもある記念すべき日です。その後、仙台、大阪、福岡、名古屋と全国4都市をまわり、この日、横浜でファイナルを迎えました。

ツアータイトル通り、さまざまな“DISPLAY”が楽しめそうなステージに6人が現れると、まずは立て続けに『Run』『Showtime』『Like』の3曲を披露。会場のボルテージを一気に上げます。

OCTPATHのこれまでの“道”にも重なる「Show(見せる)」「Wonder(驚き)」「Break(打ち破る)」「Expression(表現)」「Bond(絆)」「Dear(親愛なる)」の6つのキーワードをもとに構成された今回の公演。まずは、最初のキーワード「Show」のパートでは、『Run』のパワフルなダンスから、ミラーボールに照らされたステージで軽やかに踊ってみせた『Like』まで、幅広いパフォーマンスで“魅せ”ました。

さらに、『Bump』『Hot Thoughts』『Mind Blaster』『Lip Service』の4曲を息の揃った歌とダンスで披露すると、四谷&栗田のコンビが登場。

「『Bump』と『Hot Thoughts』は“Wonder(驚き)”として、僕たちがOCTPATHに入る前の、まだ夢の中で葛藤している時期を表しています。その後、夢から覚め、現実で襲ってくる苦しさや壁を『Mind Blaster』と『Lip Service』で“Break(打ち破る)”したんですけど、伝わりましたか?」と客席に呼びかけると、THmeたちは大歓声で応えました。

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

最後のパートは“8人”の始まりの曲

さらに楽曲の間には、太田と古瀬が無音のなか、2人の息だけでリズムを合わせる高度なダンスや、海帆のボイスパーカッションや小堀とのラップ、そして、小堀と栗田の傘を使ったキュートなレイニーダンスなど、それぞれの特技を活かしたさまざまなパフォーマンスも披露。まさに、壁を打ち破った6人の「Inpression(表現)」の力が惜しみなく発揮されました。

「Bond(絆)」のパートでは、古瀬が「さらに絆を深めるために、一緒に歌いませんか?」と呼びかけ、会場のTHmeたちは大歓喜。『Perfect』『Best Shot』をパフォーマンス。『Perfect』では、OKポーズを作って左右に揺れる特徴的な振りをしながら、いままではなかなか実現できなかったコール&レスポンスに挑戦するなど、THmeたちとの一体感を楽しみました。

そして、最後の「Dear(親愛なる)」パートの楽曲として選ばれたのは、1stシングルの『IT‘S A BOP』。太田は、「次は僕たち“8人”の始まりの曲です。この曲とともに僕たちはデビューして、一緒に成長してきました。これからも、この曲にかける思いだったり……」と語ると、涙で声を詰まらせます。

メンバーに励まされるなか、「聴いてください。『IT’S A BOP』」という太田の想いのこもった曲紹介で、6人が力強くパフォーマンスしました。

さらに、THmeたちの熱いアンコールに応え、『Our PATH』『Highway』『Be with you』の3曲を披露。古瀬がソロのパートで感極まって涙を見せる場面もありました。

「これからネクストレベルを目指していきます」

最後に、すべてのTHmeに向けてメンバーが感謝のメッセージを送りました。

【太田駿静】
横浜、最高!『DISPLAY』も終わってしまいますね。寂しいね。こうしてステージに立ってTHmeに会ったら、めっちゃ前向きになれました。それくらい感謝しています。THmeになってくれてありがとう。これからもOCTPATHは頑張っていきます。見ていてください!

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

【海帆】
『DISPLAY』ファイナル楽しんでくれましたか? 皆さんのエネルギーをもらって、ステージでパフォーマンスができて本当に幸せです。ツアーを駆け抜けて感じたのは、知らない自分自身に出会えたこと。少しずつ成長しているなと思います。
そして「Expression」のパートで披露したラップの歌詞に、“守るべき場所”“生きる意味を知る”“夢や希望をかたちに変えていく”という意思表明を書かせてもらったんですけど、守るべき場所で(パフォーマンスが)できていることで、心がプラスになっていくし、THmeからたくさん愛情をもらってるなって思います。その環境を守っていきたいし、僕らが思い描くビジョンや夢、希望をかたちに変えて、THmeに恩返しできたらと思っています。

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

【四谷真佑】
楽しくて、幸せで、ツアーは長いと思っていたけど、あっという間で……。THmeのおかげで楽しい思い出がたくさん増えました。ツアーに来た人も来られなかった人も、みんなの選択がパーフェクトだから、自分をいちばんに愛してあげてください。僕も自分がいちばん好きです。僕たちOCTPATHと一緒に進んでくれたら嬉しいと思っているので、ぜひ、また会いに来てください。そのときは絶対に幸せにします。

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

【古瀬直輝】
多くのスタッフさんと何度も打ち合わせを重ねてつくってきた『DISPLAY』が、今日で終わってしまうのが悲しいです。また、絶対にいいものをつくります。いま、ここにいるのは6人ですが、笑っているときも、思い悩んで苦しんでいるときも、そばにいてくれたメンバーに感謝します。
僕たちOCTPATHはどんなかたちであっても、固い絆で結ばれていると思うので、ずっと僕たちは一緒です。そして、THmeがこんなにたくさんいてくれることに嬉しさでいっぱいです。僕たちOCTPATHは、これからネクストレベルを目指していきます。どんな困難も試練も、乗り越えられる者に与えられることを、僕は知っています。その先のOCTPATHを見たいですよね? これからも期待してください。『DISPLAY』“最幸”でした!

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

【小堀柊】
たくさん元気をもらいました。ありがとうございました。いまは、こうして歓声が出せる環境ですが、オーディションからこの間までは1回も聞けなかったので、やっと聞けて嬉しかったですし、その経験を経て、いつ何が起こるかわからない1日1日を大切にしようと思わせてくれた期間でした。そんな(大切な)1日に、THmeの皆さんが、僕たちOCTPATHを選んで会いに来てくれたことに感謝しています。今日でツアーが終わるのは悲しいですが、次はもっと大きくなったOCTPATHで、皆さんに会いに行くので待っていてください。

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

【栗田航兵】
本当にTHmeの力はすごいなと思ったツアーでした。全員ケガなく、ハプニングもなく終われたのが、いちばん幸せなことだと思います。“期待通り”じゃなくて、“期待を越えて”いかなくてはいけないと感じていたので、それを全力で見せることができたツアーだったと思います! 本当にTHmeが好きやなと思います。

撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)
撮影:MASA(田中聖太郎写真事務所)

最後は並んで手をつないで、マイクを外して「THme! 全11公演ありがとう」と感謝の気持ちを地声で伝えた6人。7月5日(水)に4thシングル『Sweet』がリリースされることが発表されるという、THmeにとって最高のプレゼントもありました。

そして全11公演を走り抜けたメンバーたちは、会場の隅々まで大きく手を振り、ステージを後にしました。