新喜劇全座員“おふざけなし”のマジ顔ズラリ! 酒井藍プロデュース&おやどまり撮影の写真展スタート

吉本新喜劇の座員たちの魅力が詰まった写真が並ぶ展覧会「吉本新喜劇で推し事始めませんか♡? by酒井藍 feat.おやどまり」が、5月4日(木・祝)から7日(日)までの間、大阪・LAUGH & PEACE ART GALLERYで入場無料で開催されています。座長である酒井藍がプロデューサーを務め、座員のおやどまりが撮影を担当。舞台やテレビとは違う表情が引き出された写真をたっぷり楽しめます。今回は酒井&おやどまりに直撃し、撮影のウラ話や写真展の見どころを語ってもらいました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

会場には、吉本新喜劇全座員109人の写真109点が展示されているほか、結婚30周年を迎えた内場勝則・未知やすえ夫妻の写真コーナーもあります。展示されている写真は購入可能で、限定50部の写真集も販売されるなど見どころがいっぱいです!

「こんな表情するんや」

——写真展をやってみようと思ったきっかけは?

酒井 新喜劇座員が「わ〜ッ」とか「や〜ッ!」とかしてる写真はよくあるんです。でも見ていただいたらわかるように、こんなにカッコいい人がいる、こんなかわいい人もいるんです。この中から1人でも“推し”を決めてもらって、その推しから新喜劇を好きになったり、もともと新喜劇が好きやったらさらに好きになっていただきたい。
だから、今回はおふざけなしで「こんな表情するんや」とか「こんなカッコいいんだ、かわいいんだ」というふうに撮ってもらいました。だから(撮影中も)歯とか見せてたら「歯、見せない!」って怒ったり(笑)。

——撮影担当におやどまりさんを抜擢した理由は?

酒井 (おやどまりは)コロナ禍でカメラを始めて、インスタでも写真撮ったりしてたんです。カメラマンさんに頼むのもひとつと思ったけど、新喜劇を盛り上げるためには、座員の子が撮ってるほうがより新喜劇のイベントというのが伝わるかな、と思って。今後、おやどまりくんも個展とかできたらいいなと思ってお願いしました。

——オファーをもらったときの正直な感想は?

おやどまり めちゃくちゃビックリしまして。スケジュールに「酒井藍写真展」ってあって、「なんですかこれは!?」って(笑)。それで話を聞いたら、僕が撮影ということで……。最初は何十人かピックアップしてかと思ったら、全座員ってことで。これも藍さんやからできる、みんなが協力してくれるんです。その藍さんの人柄を撮影期間中ずっと感じていました。藍さんがずっとこういう顔、ポーズって指示を出してくれたので、座員の見たことのない一面が出てると思います。

酒井 彼は忠実に動いてくれて、上から撮ってって言ったらすぐに上から撮ってくれるし、下からって言ってもそう。ぜんぶ的確に撮ってくれるんで、この撮影期間中はだいぶ屈伸運動させてしまったと思います。

おやどまり 筋肉痛になったり(笑)。

酒井 もともと気心が知れてるので、色合いとかも、もうちょっとこうやってくれへんとか、けっこうスムーズでしたね。

おやどまり 専門用語とかもあると思うんですけど、ニュアンスで明るさを変えたりして。

酒井 色合いとかもっと雰囲気出したいから、ブルーかけたりとか、レトロな色にしたりとかくらいですけど。この子が一生懸命やってくれるし、そういう部分も含めてお願いしたっていう感じですね。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

撮影の最後はみんないい表情に

——どれくらいの期間で撮影したんですか?

酒井 2月13日スタートですね。それで3月末くらいまで、1カ月半くらいです。

——酒井座長のプロデュースはどうでした?

おやどまり 1人100枚くらい撮るんです。最初は本人が恥ずかしがるんですけど、だんだん藍さんの要望に応える顔になっていくというか。最終的にはすごくいい顔に仕上がってるんです。

酒井 カメラマンがおやどまりということで、みんな2人とも知ってるじゃないですか。だから、緊張はしないと思うけど、身内やから恥ずかしいっていうのがあったと思うんです。でも、みなさん表現者やな、最後はいい表情してくださって。

——撮影で苦労したところは?

おやどまり 苦労ですか……。たとえば川畑(泰史)さんの1枚とか、藍さんの狙いを読み取れないことがあって。

酒井 (爆笑)

おやどまり 内場(勝則)さんならこういう佇まい、ってわかるんですけど、川畑さんはトイレに入って上から撮って。

酒井 川畑兄さんもぽっちゃり、おやどまりもぽっちゃり、私もぽっちゃりで、その3人がトイレの個室に入って。楽しかったよね!

おやどまり 楽しかったですね。そしてアキさん、かっこよく写ってるんですけど、本当は真っ暗で。

酒井 真っ暗でセクシーを撮りたかったんです。アキさんの場合は表情がぜんぶよかったので、どこを切り取ってもいいやろなと思って。

——どこで撮影したんですか?

酒井 劇場(大阪・なんばグランド花月)まわり、祇園花月(京都・よしもと祇園花月)まわり、あと営業でいったところ。奈良、京都、大阪で撮ってます。あと地方(愛媛県)の住みます芸人のもりすけさんとか、遠くで住まれてる方は「こんな感じのお写真を」っていって、ご自身で撮っていただいて送ってもらいました。

1人の“推し”から新喜劇全体に

——実際に展示されているのを見てどうですか?

酒井 これだけ(の数を)おやどまりといっしょに撮ったのも楽しいし、うれしいし。この写真を貼ってくれた社員さんとかマネージャー、チームのみなさんも夜な夜なパネル切って、グッズづくりしてくれて、それもすごい愛おしいな、みんなありがとうって思います。それと新喜劇の座員ってこんなに人数いんねんなって、それでみんな個性的やなって思いました。

おやどまり 109枚並んでるんですけど、藍さんの横に小寺真理さんがいたり、この人好きって1人見たときに、まわりにもっと広がってるんで、それでどんどん推しが増えたらいいな、って思いますね。だから好きな座員のまわりを見て、これもいい、これもいいってなってもらえたら。

酒井 もともとアイドル好きなんですよ。アイドルって、この子を推したいってなるところから、ハコ推しとかグループ推したりするんで、そういう感覚になってもらえたらいいなって。これで新喜劇が盛り上がったらいいなって思ってます。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

50冊限定の写真集は別カット収録!

——改めて写真展の見どころを教えてください。

酒井 1枚1枚見てほしいですね。109人にぜんぶ違う見どころがあるので、1枚ずつお気に入りを探してほしいし、何人でもいいんで推しが決まったらいいなって思います。

おやどまり 写真の下のタイトルは藍さんがつけられたんですけど、そこも含めて1枚1枚見ていただいて、こういう意図、こういう感じで撮りたかったっていうのが伝われば。座員のこと知らないと、よくわからないようなこともあるんですけど。そこも汲み取って、ああこういうことかって思ってもらえたら。

酒井 いまお子さん生まれてお休みしてる座員さんも入ってます。井上安世姉さんとか宇都宮まき姉さんとか、前田真希姉さんとか、そういう方のいまの姿も見られますね。

——おススメの作品はありますか。

酒井 このなかにも遊びが含まれてるんですよ。っていうのは、たとえば内場兄さんとやすえさん姉さんは、別日なんですけど同じ場所で撮ってるんです。ほかにもおやどまりくんに指摘されて始めて気がついたんですけど、私どうやらくわえタバコしてる男性が好きなようで(笑)。喫煙されてる芸人さんはほぼ喫煙姿です。

おやどまり 本当にそうなんですよね。小籔(千豊)さん、中條(健)さん、(Mr.)オクレ師匠。写ってないけど、千葉公平さんも手元にタバコを置いてるっていう。

酒井 千葉さんは写真集のほうが……。ココに飾られていないもうひとつのいい顔の写真が詰め込まれた写真集を50冊限定で出すので、ぜったい写真集も見てほしいんです。座員全員が載ってる写真集はいままでなかったと思うので、これはもう絶対ですね。

おやどまり 藍さんが女性座員の髪を風でなびかせようとしてたんですけど、たとえば小林ゆうちゃんとか鮫島幸恵ちゃん、咲方響ちゃんはちょっとうまくいかなくて、髪ボサボサになって終わったんです。でも、湯澤花梨のときはちょっと髪が揺れて、藍さんがやりたかった感じが表現できてます。髪がちょっとだけナチュラルな感じで揺れてるんですよ。

座員全員巻き込んだイベントを!

——酒井さんはイラスト、写真の個展を開いてきて、今後チャレンジしたいことは?

酒井 えーどんなんやろ〜。イラスト、絵もまたやりたいですし、こういう写真もまたやりたいですし。どっちにしろ、新喜劇全員を巻き込んだものにしたいとは思いますね。

——最後にファンへのメッセージをお願いします。

おやどまり 好きな座員目当てでもいいし、なんとなく新喜劇見たことあるでもいいので、来ていただいてお気に入りの1枚を見つけて、そこから新喜劇愛、新喜劇好きの思いを広げていってもらえたらと思います。

酒井 見に来ていただくからには、必ず推しを見つけて帰っていただきたいなって。そして、舞台、テレビを見ていただいたり、地方公演にも足を運んでいただいたり、新喜劇大好きになってくれたらうれしいなと思います。
写真集は、写真の並びもいろいろ考えてるので、そこも見てほしいですね。そして見るだけじゃなくて購入して持って帰れるんでね、家で愛でていただけるんでね、推しを! 寝る前に推しに話しかけていただいて、枕の下に置いて夢を見ることもできる。そういう自分なりの遊びもできると思います。それが“推し事”やし。そしてやっぱり、いちばんは新喜劇を大好きになってくれたらと思うので、お気軽に来ていただけたらうれしいです。

展覧会概要

『吉本新喜劇で推し事始めませんか♡? by酒井藍 feat.おやどまり』
日程:5月4日(木・祝)~5月7日(日)
時間:13:00~18:00
会場:LAUGH&PEACE ART GALLERY(大阪市中央区)
入場料:無料

詳細はこちらから。