「吉本新喜劇座員総選挙」を今年も開催! 新座長・吉田裕はやる気十分「1位獲らんかったらどうすんねん」【新喜劇・寛平GM月例会見】

吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)による月例会見が、6月28日(水)の大阪市内の吉本興業本社で開かれました。昨年、大きな話題を呼んだ「吉本新喜劇座員総選挙」が今年も開催されることが発表され、上位を虎視坦々と狙う座員たちも会見に出席。記者陣による“プレ総選挙”も行われるなど、大盛り上がりの展開となりました。

出典: FANY マガジン
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太田芳伸は「正真正銘の19位」を狙う!?

MCを務めた吉田裕が寛平GMを呼び込み、会見がスタート。第2回となる総選挙には、総勢80人の座員が出馬を表明しています。投票は8月13日(日)まで吉本新喜劇公式ホームページ上で受け付けていて、期間中は1日1回投票可能。1度に座員3人を選んで投票します。

開票イベントは、8月20日(日)に吉本新喜劇セカンドシアターで行われ、上位25人を発表。さらに上位から漏れた20代、30代、40代、50代、60代以上の世代ごとのじゃんけん対決で1人ずつ選出し、合計30人による新喜劇を10月8日(日)、NGKでの『吉本新喜劇まつり2023』で上演することが発表されました。総選挙1位の座員は、この公演で座長を務めることができます。

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出馬する60代以上の座員は、いまのところ寛平GMのみですが、はじめが7月23日に60歳の誕生日を迎えるため、場合によってはこの2人のじゃんけん対決が勃発する可能性も。

ここで、今年の総選挙に期するものがある5人の座員が登場し、決意表明をしました。昨年の総選挙は圏外で終わった大島和久は、「生まれ持った明るさを武器に25位内に入りたいと思いますので、よろしくお願いしマンゴスチーン!」とギャグを交えて怪気炎。昨年は19位だった太田芳伸は、周囲から不正選挙を疑われて「疑惑の19位」と言われたため、「今年こそは正真正銘の19位をもぎ取りたい」と胸を張ります。

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YouTube「にいなチャンネル」でおなじみの「にーな、なーに?」を繰り出した新名徹郎は、寛平GMから「おもしろい?」とダメ出しされまくり。新名は昨年、惜しくも31位だったためランクインへの思いは強く、投票サイトにつながる二次元コードをTシャツにプリントして、街を練り歩いて選挙活動をするとのこと。「(昨年1位の)アキさんに勝ちます!」と高らかに宣言しました。

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“プレ総選挙”1位に輝いたのは…?

鮫島幸恵は昨年、15位にランクインし、選挙公約だったファンとのバスツアーを実現。今年は15位以上、できれば10位以内を目指すそうで、「インスタグラムのストーリーズを今日から毎日更新して、このお祭りを全力で楽しみます」とニッコリ。

延々とボケ倒していた今別府直之が狙うはもちろん1位。新名の選挙活動プランに乗っかり、「二次元コード入りのTシャツを着て、(同期の)太田くんと、なんばから梅田まで練り歩きます」と突如宣言するなど、やりたい放題でした。

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寛平GMと吉田も、目標を発表。新座長の吉田は「1位獲らんかったらどうすんねんということ」と力強くコメント。一方の寛平GMは「言い訳ではないけど、僕は新喜劇に出てませんからね」と予防線を張りつつ、「25位以内に入れたらほんまにうれしいです」と手を合わせて笑いを誘いました。

会見前に行われた記者陣による“プレ総選挙”の結果発表では、一同ドキドキの表情を見せます。しかし、フタを開けてみると、3位は『ネタバトル』グランドチャンピオンの吉岡友見、2位は昨年1位のアキ、そして1位は芸歴35周年記念公演が大好評だった島田珠代となり、会見出席者が1人も入っていない残念な結果に……。吉田と寛平GMが口々に「新座長やぞ!」「GMやぞ!」と大騒ぎし始め、ドタバタの前哨戦となりました。

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若手の頑張りを称賛「着実に力をつけてきている」

会見では、この1カ月の振り返りも。6月は、若手座員12人からなるダンス&ボーカルユニット「秘蔵っ子」が大阪市中央区商店会連合会総会の懇親会に参加してPRを行ったほか、6月18日(日)には岡山県・岡山市民会館で新喜劇が上演され、1700席・2回公演のチケットが完売しました。

寛平GMによると、多和田上人ら若手座員が大活躍したそうで、「(吉本新喜劇)セカンドシアターで経験を積んで、めちゃめちゃ笑いをとるようになった」と目を細めます。

吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)では、引き続き若手座員たちがオリジナリティあふれる公演を次々と企画。手売りで700枚ものチケットを売り上げたレイチェルの単独リーダー公演や、森田展義×けんたくんという異色の顔合わせによるリーダー公演が好評を博しました。

出典: FANY マガジン
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毎月行われている『寛平GM杯争奪ネタバトル』では、松浦景子がボディビルダーとバレエを組み合わせたネタで悲願の優勝。寛平GMは若手たちの頑張りを称えつつ、「着実に力をつけてきている」と太鼓判を押しました。

このほかにも6月には、ヤンシー&マリコンヌ(松浦真也&森田まりこ)のセカンドシングル『マーチャンダイザー?』発売や、新座長となったアキと吉田裕の単独座長公演がなんばグランド花月(NGK)本公演でスタートするなど、うれしいニュースが目白押しでした。吉田は「いろんな先輩や後輩の力を借りてなんとか。もちろん、自分の力も100%出した。これからも110%、120%出していく」と話しました。