吉本新喜劇の20代座員によるダンス&ボーカルユニット「秘蔵っ子」のメンバーが、7月7日(金)に大阪天満宮の「星愛七夕まつり」に登場しました。新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)も自身のキャラクター“引きずり女”の姿で現れ、秘蔵っ子をアピール。メンバーたちは全力でパフォーマンスを披露したほか、9月に開催される初のワンマンライブの告知を行いました。
福を呼ぶ“引きずり女”が大阪天満宮に降臨!?
今年は、日本三大祭りのひとつで大阪の夏の風物詩である「天神祭」が4年ぶりに開催されます。星愛七夕まつりはそのキックオフイベントで、大阪天満宮の境内では縁日やライブコンサートなど、さまざまな催しが行われました。
境内に設けられたステージ前には、早い時間からたくさんの人が集まり、ライブのスタートを待ちかねています。そこに寛平GMと秘蔵っ子のメンバーがサプライズで現れると、会場の空気は一気にヒートアップ!
この日は、秘蔵っ子のメンバーのうち松浦景子、重谷ほたる、小林ゆう、湯澤花梨、新井崇史、住吉大和、野崎塁の7人が出演。そして「令和5年の織姫」と紹介された寛平GMは、「引きずり女でございます〜。引きずり女は福を呼ぶ〜」と手に持った鈴を鳴らし、大きな拍手を浴びます。
引きずり女の“通訳”を買って出た松浦は、「吉本新喜劇の新しいユニット、秘蔵っ子で今日は来させていただきました、ということを引きずり女がおっしゃいました」と自分たちを紹介。重谷は、「私たちは引きずり女さんと師弟関係を結んでおりまして、あと10年もすれば私たちもみんなこのような感じになっています」と笑わせます。
そして、9月3日(日)に初ワンマンライブ開催が決定したことを発表し、すでに配信が始まっているデビュー曲『ECSTASY-Osaka-秘蔵っ子version』を、全力でパフォーマンスしました。最後は、写真撮影タイムを設けてファンサービスも抜かりなくステージを終了。
その後、寛平GMと秘蔵っ子メンバーは心身を清めて厄災を祓うという茅の輪をくぐり、本殿でライブの成功を祈願。それぞれ真剣な表情で手を合わせました。
「みんな売れてほしいと思って」
囲み会見で寛平GMは、「引きずり女は、昼間出てくるものじゃないんですよ。いつも夜中の12時とか丑三つ時に出てくんねんけど、秘蔵っ子が本当に頑張ってるので、みんな売れていってほしいなと思って舞い降りてきました」と話します。ふだんは持っていない鈴も、わざわざ借りて持参したそうで、これを聞いた秘蔵っ子一同は「ありがとうございます!」と感謝していました。
新喜劇を離れ、秘蔵っ子メンバーだけでステージに立ったのは、実はこの日が初めて。松浦は「まず大阪の皆さんに知ってもらうことが大事。これから皆さんに支えてもらって、全国、全世界を目指して頑張ろうと思います」と決意を新たにし、「こういうイベントがまたできたら」と意欲を見せます。
そして、初ワンマンライブについて「若手だけでやるのでドキドキですが、挑戦だと思って、これからの新喜劇を盛り上げるために頑張りたい」と力強く語りました。
ボーカルを担当した男性陣はかなり緊張したようですが、野崎は「いつもと(歌の)パート分けが違って、初めてソロパートを歌わせてもらった。練習するときはぜんぜん音程が合わなかったが、今日は皆さんのおかげでバッチり歌えたと思います」と自信の表情を見せました。
「総選挙」中間速報の結果に寛平は…
『ECSTASY-Osaka-(秘蔵っ子version)』のMVが7月8日(土)に公開されたほか、オリジナル曲『オレたちゃ秘蔵っ子』もまもなく配信がスタートします。松浦は「『ECSTASY-Osaka-』は皆さんご存じの曲をカバーさせていただいたんで、次は本当に私たちの力量が試される。ダンスもパワーアップしてますし、曲もめっちゃいい曲なんで、楽しみにしてください!」と呼びかけました。
そして話題は「吉本新喜劇座員総選挙」にも及びます。寛平GMはこの日に発表された中間速報の結果について、「去年、ぜんぜん(上位に)入ってなかった子らが入ってきたから、びっくりした」と驚きの表情。そして自身の11位という順位については「ぜんぜん期待してなかったんですけど、なんかめっちゃ嬉しいですね。これからひとつでも上に行くように頑張ります」と笑顔を見せます。
19位につけた小林ゆうは、「前回は、中間発表が30位ではしゃいでたら、最終で落ちちゃったので、今回はそうならないように」と自戒。同時に「(寛平GMを)抜きます!」と下克上宣言もぶち上げ、一同を沸かせました。