EXIT・兼近大樹の初写真集『虚構』（ワニブックス刊）の発売を記念して、8月28日（月）、都内でトークショーが行なわれました。
徹底したファンサービスぶりで観客を魅了！
集まったファンは抽選で選ばれた70名。兼近は、本来撮影禁止のところスタッフの制止を押し切って写真撮影タイムを設けたり、サイン入りグッズが当たる抽選会では場内に飾られていた写真パネルまで放出したりと、徹底したファンサービスぶりで観客を魅了しました。
「＃かが屋賀屋どうした」の真相は？
さらにはファンへの“シークレット・ゲスト”として、EXITとコント番組『マイクロコントラボ』（フジテレビ）で共演中のかが屋・賀屋壮也が登場し、登場の瞬間から場内は大喝采が起こり大盛り上がり。というのも、今回の写真集には明石家さんまやMISIAといった大御所をはじめ、宮下草薙、レインボー、平成フラミンゴ、スカイピースなど、兼近と交流の深い友人たちがいずれもコンビでメッセージを贈っているのですが、かが屋に関しては、相方の加賀翔のコメントはあるのに賀屋のコメントは掲載されていなかったのです。
そのためファンが「かねちーと賀屋くんは仲良いはずなのに何故？」とざわつき、「＃かが屋賀屋どうした」というハッシュタグが出来るまでの騒動になっていたのです。
賀屋は自分のコメントが載らなかった経緯を丁寧に“釈明”、実際は単なる連絡ミスだったようですが、兼近はそれをニヤニヤしながら「賀屋は人の写真集にコメントなんて出したくないと思って断ったんじゃないか」と彼を執拗に攻め続けて賀屋はタジタジに。
そんな「疑惑」を払拭するため、賀屋は、この日のために本来掲載されるはずだったメッセージを写真集の表紙裏に直筆で書いて持参。以下がトークショー内で読み上げられたコメント全文。
かが屋
賀屋壮也／お笑い芸人
関係性：コメントを出さなかった男
2018年、『ENGEIグランド・スラム』という番組のオープニングの企画で、ビートたけしさんと第7世代の芸人が浅草・東洋館で「浅草キッド」を歌うという企画がありまして、その帰りに兼近さんと宮下草薙の宮下とうなぎ屋に行きました。すごい番組に出るんだという高揚感のもと、「せっかくだし、何かいいものを食べよう」と話になり、近くのうなぎ屋さんに入ったのです。僕たちはうな丼を注文した後、お給料の話になり、「今一番稼いでるやつがここのお代を出そう」ということになりました。リアルな金額をお互いに言い合い、むき出しになった僕たち。結果、兼近さんにごちそうになることになりました。兼近さんは帰りに「今度またうなぎ屋に行ったら、その時一番稼いでるやつの奢りでな」と言いました。僕は自分が二人に奢れるようになりたいと強く思いました。いまだに目標は達成できていませんが、いつか奢り返したいなと思っています。えっ！？ っていうか、この写真集売れたら……まだ、今行っても奢ってもらうことになりそうです。いつか……！
このコメントからもうかがえる通り、兼近と賀屋の強い絆を知ることができたことで感動のうちにイベントは終了、その後には兼近の単独取材も実現しました。発言からは、兼近と盟友・かが屋の関係性はもちろん、普段はあまり語らない、彼のお笑いに対する熱い思いが伝わってきました。
かが屋は兼近にとって○○な存在！？
――今日のイベント、本当に盛り上がりましたね。賀屋さんをゲストに呼ぶのは兼近さんのリクエストだったと聞きました。
兼近 そうです、そうです。最初からゲストでお願いしてて。スケジュールが合えば絶対来てもらおうって。
――賀屋さんとは今日みたいな芸談というか、「あの時のあれ、よかったよ」みたいな話はよくするんですか？
兼近 します、します。要所要所で会う人なんで、そういう方とはいろんな話しますよね。
――かが屋は兼近さんにとってどんな存在なんですか？ 同志ですか？ それともライバル？
兼近 どうなんだろうな……（しばらく考えて）「友達」じゃないですか（笑）。「友達後輩」みたいな感じですね。難しいですよね、芸人って。芸歴で言うと、全部合わせたら向こうの方が上ですからね。
――ええ。でも賀屋さんは「兼近さん」って呼ぶんですよね。
兼近 そうですね。一応、賀屋は年が僕より一つ下なので。ただ、芸歴的には向こうの方が2年先輩なはずなんで。（彼らは）それを隠して、後輩みたいなツラしてやってる（笑）。
――今回の写真集『虚構』は、「本来あり得ない構図を、あり得るような感じで撮った、それでいて誰もが見たことのあるベタな写真」というのがテーマで、既存の写真集をイジった作りになっていますが、実は、みんなが知ってる「兼近大樹」という人間も虚構なんですよ、というメッセージもあったりするのでしょうか。
兼近 ああ、なるほど（笑）。でも、人ってそういうもんじゃないですか。今日は賀屋が来てくれましたけど、賀屋と兼近のトークって、多分みんな初めて見たと思うんですよ。それって隠してた部分というか、みんなが知らない部分じゃないですか。
ーーまぁ、嘘ではないですけどね。
兼近 そう、多面的な部分があるんで、そういう意味ではほとんど虚構の部分を見せてるんだと思いますね。
ーー今日みたいに盟友の賀屋さんと喋ってる時は、素の兼近大樹が出る？
兼近 うーん、「芸人・兼近大樹」ってことですかね。
ーーやっぱり何よりも「芸人」なんだ。
兼近 ですね。兼近大樹はこだわりが尋常じゃなく強いから。普段はなるべくそれを見せないようにはやってるんですよ。特にりんたろー。さんといる時は、向こうが先輩ですし、りんたろー。さんはあんまりこだわるの好きじゃない方だから。チャラ男だからね、本物の（笑）。だから俺が細かくやると結構イヤがるんですよ。でも、ああいう同期というか、近い同世代の人だと、やりたいことが言えるじゃないですか。だから、賀屋はそういう俺のこだわってるとこばっかり見て「なんだよ、すげえ細かいよな」って思ってると思いますね。それもまた一面なんですけど。
ーー兼近さんって、芸人としては本来マニアックというか、伝わりづらいボケが好きだったりしますものね。
兼近 そう、ホントはそう。ただ、コンビになると、りんたろー。さんはチャラ男なんで、本物の（笑）。だからそこのバランスが大事なんですよ。普段は自分に求められてることを全力でやるようにしてますから、見てる媒体によって、俺がどういう人なのかっていう印象は変わる。それでいいと思ってます。
書籍概要
『兼近⼤樹 1st写真集 「虚構」』
発売⽇：8⽉18⽇（⾦）
定価：3,000円（税込）
判型：B5・並製・128ページ
ISBN：
通常(978-4-8470-8501-7 C0072)
Amazon版(978-4-8470-8502-4 C0072)
EXIT OFFICIAL FANCLUB「entrance」版(978-4-8470-8503-1 C0072)
発⾏・発売：株式会社ワニブックス
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※通常・Amazon・公式ファンクラブ版の写真集内容は同⼀です。
※特典の絵柄は全て写真集未収録のものになります。
