吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)の月例会見が、9月27日(水)に大阪市内の吉本興業本社で開かれました。10月8日(日)に開催される『吉本新喜劇まつり2023』に出演するアキをはじめ、奥重敦史、大黒笑けいけい、多和田上人、レイチェル、秋田久美子が登壇。さらに芸歴40周年を記念して座長公演を行う吉田ヒロも出席して、ベテランから若手までが一丸となって会見を盛り上げました。
座員総出で盛り上げる「吉本新喜劇まつり」
まずは間近に迫った「吉本新喜劇まつり2023」から。MCの新名徹郎がアキ、レイチェル、奥重、多和田、大黒笑、秋田を呼び込みます。
「吉本新喜劇まつり」は、8月の総選挙上位25人と“世代別”じゃんけん大会の勝者5人の計30人が出演できる特別公演。台本づくりに参加しているアキが、こう話しました。
「(総選挙で選ばれた)25人全員が目立たないとダメなので、いろんな人のキャラクターやギャグを集めて話にしていこうかなと。(すっちー扮する)すち子と(自身が演じる)アキ子のスピード感あるWボケでやっていく。アドリブも全開で、お祭り感、特別感を出したい」
また、じゃんけん選抜で出演をもぎとった5人についても、「“じゃんけんだけやろ”というのがフリになっている感じにしようと思っている」と語り、しっかり見せ所があるようです。
「総選挙」で15位だった奥重が、この日の会見メンバーから「疑惑の順位」と総ツッコミを受けてタジタジになるシーンも。本人は疑惑を全力否定しましたが、しどろもどろでさらに疑われるハメになります。
19位だった新名は、結果発表イベントをインフルエンザで欠席。来たる『新喜劇まつり』について「ワクワク感しかない。やっと出られる」と意気込みますが、アキから「体調管理をちゃんとしてほしい」とクギを刺されました。
残念ながら総選挙で26位以下だった座員たちも昨年同様、舞台の外でさまざまな役割を担当する予定です。多和田と大黒笑は劇場内の案内係、秋田はケータリングを担当するなど、座員総動員の楽しい仕掛けがいっぱい。山田亮、平山昌雄、ジャボリ、森川隆士の4人はなんと“用心棒”に任命されていて、エントランスで観客の安全を守ります。
オリジナル曲「オレたちゃ地蔵っ子、いまのなし」!?
吉本新喜劇まつりのオリジナルグッズやオンラインくじといったお楽しみ企画も用意されていて、くじでは座員の直筆サイン入りTシャツや座員抱き枕など豪華景品がラインナップされています。
出演者の名前が入ったTシャツやタオルといったオリジナルグッズを見たアキは、「お母さんに買おう!」と大興奮。寛平GMは自身の名前が小さく、位置も下のほうになっていたため、「来年(の総選挙で)また頑張ろう」と気合を入れ直しました。
グッズとくじは10月8日(日)10:00から発売開始。劇場チケットは完売していますが、オンラインチケットはまだまだ販売中なので、詳しくは吉本新喜劇のホームページをチェックしてください。
この日の会見に集まった座員は、自分たちの主宰イベントの宣伝にも余念がありません。10月1日(日)にセカンドシアターでリーダー公演に挑戦する大黒笑は、「(チケットの残りが)あと50〜60枚」とラストスパートへの協力を呼びかけ。
多和田は、もりすけ、辰己智之、玉置洋行といっしょに“ハゲキャラ”4人による「地蔵っ子」と題した公演をセカンドシアターで9月30日(土)に行います。こちらは新喜劇ではなく、まさかのアイドルイベントになっていて、多和田が作詞したオリジナルソングも披露するそうです。
曲のタイトルを聞かれた多和田は、20代座員によるコメディ&ボーカルユニット「秘蔵っ子」の『オレたちゃ秘蔵っ子』に対抗して、『オレたちゃ地蔵っ子』と答えましたが、すぐさま「いまのはナシにしてください」と撤回。アキが「『オレたちゃ地蔵っ子、いまのはなし』にすればいい」と提案すると「それにしてください」とまさかの決断を下しました。
レイチェルは、11月19日(日)になんばグランド花月(NGK)での初単独公演「FOREVER PARTY PEOPLE!!」に臨みます。現在、地道にスナックを回って営業活動を展開しているそうで、すでにチケットの3分の2は売れているとか。自身の入団15周年でもあることから、公演について「これまでつちかってきたギャグやネタ、力を入れてやってきた歌ネタなど音楽系も入れていく」と力説しました。
秋田は10月1日(日)、セカンドシアターで4年ぶりとなる単独公演「いらっしゃいませ、お前ら〜これが私の新喜劇」を上演。未知やすえや島田珠代ら豪華メンバーとともに、「子育てしながら頑張る」ママ座員の底力を見せつけます。
吉田ヒロ40周年に「平成の4座長」揃い踏み
続いて、10月24日(火)〜30日(月)にNGKで座長公演を行う吉田ヒロのお出ましです。ヒロは登場するなり、「おバカさん」とギャグを繰り出し“らしさ”全開で、MCの新名まで巻き込んで笑いを巻き起こします。
芸歴40周年という節目の年を迎えたことについて、「なんとか辞めんとおれたな、という感じ」と心境を語ったヒロは、「16年ぶりに座長をやらせてもらいます。平成の4座長(ヒロ、内場勝則、辻本茂雄、石田靖)が揃います」と説明。内場らには自らオファーしたそうで、「内容的には30分ぐらいにして、アドリブをバンバン入れられる芝居を心がける。4人のチームワークも見てほしい。僕も暴れます!」と見どころをアピールしました。
アーティストとしても活動するヒロは、10月27日(金)〜29日(日)にLAUGH&PEACE ART GALLERY OSAKAで「芸歴40周年記念ギャグアート展」と題した個展を開催します。ヒロは「(期間中はNGKの)舞台が終わり次第、個展にも駆けつける。いまも腱鞘炎になりそうなぐらい描いている」とやる気満々。一方で、作品売り上げの内訳をぶっちゃけて、寛平と新名を驚かせました。
池乃めだか「傘寿記念公演」は大入り
会見では、恒例の寛平GMによる9月の振り返りも。9月3日(日)に吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で行われた「秘蔵っ子」の単独ライブは大盛況で、寛平GMは「おもしろかったんですよ〜」と笑顔を見せます。
9月16日(土)には同じくセカンドシアターで、50歳を過ぎてから新喜劇に入団した変わり種・森川隆士が、自身の劇団を立ち上げて旗揚げ公演を敢行。寛平GMは「前半はお笑い、後半は芝居でお客さんを泣かすというすばらしいライブ」と絶賛です。
寛平GMはさらに、盟友・池乃めだかが最年長座長記録を自ら更新した「傘寿記念公演」で“大入り”を叩き出したことに触れ、「10月もみんなで頑張っていきたい」と期待しました。
公演概要
『吉本新喜劇まつり2023~選ばれし30名の座員たち~』
日程:10月8日(日)
時間:開場19:00/開演19:30
会場:なんばグランド花月
出演者:新喜劇座員総選挙 選抜30人、秘蔵っ子
チケット:大人 7,500円、小学生 3,500円、車いす 4,000円、オンライン 2,000円
※劇場チケット完売 オンライン好評発売中!