コロチキYouTubeをバズらせたラファエルからの核心アドイスとは!? 「ショックやったけど、言われた通りにやったら…」

国内最大規模のお笑い養成所・NSC(吉本総合芸能学院)など5つのスクールからなる吉本興業の教育機関「よしもとアカデミー」東京校が、10月8日(日)に特別合同オープンスクールを実施しました。トレンディエンジェル(斎藤司、たかし)やコロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)のほか、9人組パフォーマンスユニット・円神の瀧澤翼と中林登生が登壇。アカデミーの魅力や楽しさを伝えました。

出典: FANY マガジン
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この日は、子どもたちが放課後の時間を利用してエンターテインメントを楽しく学べる「よしもと放課後クラブ東京校」の『秋のエンタメキャンプ in 東京』も開催。子どもたちは、コロチキが参加する漫才ワークショップでネタを作ったり、ダンサーのA-NONを講師に迎えたK-POPダンス教室にスカチャン・ヤジマリー。と一緒に参加したりと、楽しい時間を過ごしました。

プロの芸人やパフォーマーが熱い授業

NSCとYPA(よしもとパフォーミングアカデミー)の合同オープンスクールでは、トレンディエンジェルと円神のメンバー2人が登壇。NSCやYPAへの入学を検討している参加者を対象に、真剣な授業を繰り広げました。

お笑いだけにとどまらず、俳優や音楽活動などさまざまなジャンルの仕事に挑戦できるアカデミーの体制について、トレエン・斎藤は「門戸が広い。なんでもできるのが弊社の強みです」と説明し、「なにかひとつ好きなものや得意なものを持っておくと、それがのちのち活きることもある」と参加者にアドバイスします。

出典: FANY マガジン
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一方、さまざまなジャンルで活動する9人による「歌×ダンス×芝居」が融合したハイブリッドパフォーマンスユニット・円神のメンバーは、それぞれ「ゴリゴリマッチョ」や「ピアノも弾ける音楽派」といったキャラクターがあり、そうした個性が大事だといいます。

最年少メンバーでリーダーの瀧澤は、フリースタイルダンスが得意。自身が力を入れているというTikTokについて瀧澤は「どんな色を出すかが大事だと思います」と語ります。そして「まずは、みんながやっていないことを探すところから。そのうえで、どうクオリティを上げるか」と話し、そこから仕事につながったこともあると明かしました。

「たとえば、昨日の夜に配信された曲のダンスカバーを次の日の朝にアップするとか。スピードが大事なんですよね」と話す瀧澤に、トレエン・たかしは「(レイザーラモン)RGさん(のモノマネ芸)と同じやり方だ!」と感心します。この日のMCを務めたタケトも「RGさん、(人気ドラマの)『VIVANT』のチンギス、2話でもうマネしてたもんね」とうなずいて、笑いを誘いました。

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参加者からの質問に答えるコーナーで「バイトとの両立の方法」について聞かれたトレエン・斎藤は、こうアドバイスします。

「僕の場合はコールセンターでバイトしてたんですけど、待機時間にネタを考えたりしてましたね。バイトって反骨精神が養われるんですよ。『早く売れてバイトやめてやる!』って気持ちになるから、やっててよかったと思う。あとは、人と出会う仕事のほうがネタにもなるからいいと思う」

ほかにも、「コンビを組んだきっかけ」や「相方の見つけ方」など、さまざまな質問が飛び交う活気ある授業になりました。

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コロチキがスタッフの大切さを熱弁

一方、YCA(よしもとクリエイティブアカデミー)とYDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)、YHS(吉本興業高等学院)の合同オープンスクールには、コロチキの2人が登場。YCA1期生で、現在はコロチキのYouTube「よろチキチャンネル」の企画・編集を担当している小保方友菜さんと一緒に、「YouTubeの作り方」と題した授業を実施しました。

コロチキがYouTubeを始めたのは、まだ芸人があまりやっていなかった2015年ごろ。ただ、本格的に活用し出したのはもっと後だったといいます。ナダルが「コロナになって、仕事なくなって『ヤバい!』ってなって、僕がやろうって言い出して……」と話すと、西野が「なんでそんなウソつくん!?」と驚いたようにツッコみます。

出典: FANY マガジン
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実際には西野の発案で始め、これまでにスタッフが3回変わったといいます。初期の名物スタッフ、“イトウくん”から別のスタッフに変わったところ、登録者数が2万人から一気に25万人になったため、西野は「スタッフ(企画・編集)の重要性をひしひしと感じた」と話しました。さらに西野は、こんなエピソードも明かします。

「最初は、“テレビでは見られないコロチキ”を出そうとしてたんですけど、YouTuberのラファエルさんに『コロチキさん、ぜんぶ間違えてます』って言われて……。『テレビで見ているコロチキをやるべきだし、正直、サムネに西野さんいらないです』とも言われて。ショックやったけど(笑)、実際言われた通りに動画を作ったら、あっという間に80万回再生になって。あれは勉強になりました」

質疑応答では「動画作成するうえで、いちばん大事にしていることは?」や「在学中にやっていてよかったこと、やっておけばよかったと思ったことは?」など、小保方さんへの質問が多く飛びました。

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授業の最後に、コロチキの2人はこう呼びかけました。

「この世界に入った時点で、まわりは気にしなくていいと思う。僕もナダルと組んだとき、まわりからよく『解散したら?』て言われたけど気にしなかったし……。そうやって1歩踏み出したみんなと、一緒にヘンなことができたらなと思います」(西野)

「とにかく全力でやってほしいと思います。ムリだったらスパッとやめていいと思う。全力でやってたら、やめるときも後悔ないと思うので。応援してます」(ナダル)

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トレエン・たかし「イジられる先輩になりたい」!?

オープンスクール終了後には、トレンディエンジェルとコロチキ、円神の2人が取材に応じ、授業を振り返りました。

円神の瀧澤が「芸人さんのお話が聞けて、僕らも勉強になりました」と振り返ると、トレエン・斎藤は「僕、お笑い長くやってますけど、(オープンスクールは)唯一、マウント取れる場なんで」と話し、取材陣を笑わせます。

コロチキ・西野は「『YouTubeでバズって売れるには?』とか、僕らの時代にはなかった質問もあって驚きました」と振り返ると、タケトも「むかしは、売れる方法って賞レースに優勝するぐらいしかなかったもんね」と同意します。

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「どんな先輩になりたい?」という質問に、円神の2人が「愛されるアニキのような先輩になれるよう、努力したい」(瀧澤)、「僕を見て『この世界を目指しました』って言ってもらえるような先輩になりたいです」(中林)と答えるなか、トレエン・たかしは「イジられるような先輩になりたい。後輩を飲みに誘ってもすぐ断られるような。そっちのほうがラクだし」と“らしい”持論を展開しました。

「この世界に入る前と後で、ギャップを感じたことは?」と聞かれると、ナダルは「僕ってこんなスベるんや、こんなにおもんないんや、って……。みんな自分のことを面白いと思ってNSCに行きますからね」と、挫折したNSC時代を振り返ります。

一方で相方の西野は「僕、最初はNSCで面白い人は売れる人やと思ってたけど、そんなこと気にしなくていいんやなって……。面白いのにあっさりやめる人もいるし、ナダルなんて(NSCでいちばん下の)Cクラスやったけど、そこから這い上っていまがあるし」と語りました。

出典: FANY マガジン
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よしもとアカデミーの「特別合同オープンスクール」と、よしもと放課後クラブの「秋のエンタメキャンプ in 東京」は、盛りだくさんの内容で大盛況のうちに終了。参加者が人気芸人やパフォーマーから多くのことを学んだだけでなく、講師を務めた芸人たちも存分に楽しめるイベントになりました。

【よしもとアカデミー】
よしもとアカデミーは、昨年創立40周年を迎えたNSCをはじめ、エンタメスタッフを育成するYCA(よしもとクリエイティブアカデミー)、歌唱や演技、パフォーマンスなどを幅広く学ぶYPA(よしもとパフォーミングアカデミー)、デジタルに特化したYDA(よしもとデジタルエンタテインメントアカデミー)、そしてエンタメを学びながら高校卒業資格を取れる吉本興業高等学院という5つのスクールからなる教育機関です。2024年度生徒募集は、6月からスタートしています。資料請求はよしもとアカデミーまで。

【よしもと放課後クラブ】
よしもと放課後クラブは、「放課後を遊び尽くせ」をコンセプトに、小学生、中学生 、高校生を対象に、子どもたちが放課後の時間を利用してエンターテインメントなどを楽しく学べるクラブ活動です。子どもたちの放課後の“居場所”をつくるとともに、将来、エンターテインメントにかかわりたいという子どもたちの「夢」の実現を応援します。2022年10月に開校した大阪校に加え、2023年5月に東京校、沖縄校が開校しました。

「よしもとアカデミー」公式サイトはこちらから。
「よしもと放課後クラブ」公式サイトはこちらから。

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