4年ぶり上海公演にアキ、末成映薫らが出演へ! 「アクションで笑わせるのは世界共通」【新喜劇・寛平GM月例会見】

吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)による月例会見が、10月25日(水)に大阪市内の吉本興業本社にて開かれました。今回は、11月に開催される寛平GMの座長公演や、末成映薫によるベテラン大集結のイベント、さらには4年ぶりとなる上海公演の概要を発表! 若手座員も大挙して出席し、会見を大いに盛り上げました。

出典: FANY マガジン
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太田芳伸のオリジナルTシャツは売れるのか?

11月7日(火)からは、大阪・なんばグランド花月(NGK)で寛平GM座長週が始まり、松本慎一郎、多和田上人、祐代朗功、野崎塁、住吉大和が出演します。また、10月29日(日)には太田芳伸のよしもと新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)での初単独リーダー公演も迫っていて、若手の活躍が止まりません。

太田は、ヤクザ役でよく着る赤スーツにインスピレーションを得たオリジナルTシャツを制作し、当日販売するそうですが、「5000円」という強気の値段設定に一同はびっくりです。太田は「僕にもファンがいる。売り切れると信じて完売させてみせる」と意気込みますが、寛平GMは思わず「無理やろ……」とつぶやきます。ちなみにリーダー公演については、「なんばグランド花月やよしもと祇園花月ではやらないような、実験的な内容」と胸を張りました。

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60歳以上で楽しく明るく元気に!

続いては、全出演者が60歳以上という「生存確認ライブ いこいの郷〜インガスンガスン〜」を、12月14日(木)にNGKで開催する末成が呼び込まれます。池乃めだか、島田一の介らベテランが勢揃いするライブとなっており、末成は「60歳以上で楽しく明るく元気にやりたい」と意気込みました。

第1部は老人ホームの娯楽室を舞台にした芝居、第2部はクリスマスを意識したショーで、藤山直美や中村美律子、西川きよし、西川ヘレン、月亭八方といった豪華ゲスト陣も出演! もとを辿ると、2020年に亡くなった中村泰士さんが「やろうや」と呼びかけたことから立ち上がった企画だそうです。遺志をついで開催にこぎつけた末成は次のように話します。

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「若い人にどんどん売れていただきたいが、年寄りやからそこに座っとき、ではダメ。外に出て歩くことで元気になるし、笑うことで活性化につながる。映薫ちゃん、あの年でがんばってるやん、私もがんばろうと思ってもらえるライブに」

当日の前説は、なんと新座長のアキと吉田裕が担当。末成がふだんから交流がありながらも舞台では初共演という藤山は、第1部に出演予定です。末成は「来年も死なんと来てや、元気でおってや、というライブをやっていきたい」とシリーズ化も視野に入れました。

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「珠代のアレは怒られるかも…」

続いて、4年ぶりとなる新喜劇の上海公演を発表! 「第9回上海国際コメディフェスティバル」内の「吉本興業コメディスペシャル」という枠で登場します。11月11日(土)、12日(日)のアキ座長による新喜劇に加え、『ブリテンズ・ゴット・タレント』で世界的にブレイクしたとにかく明るい安村が出演する「バラエティーショーの回」、テンダラーやギャロップが出演する「漫才の回」も予定されています。

前回の上海公演は2019年。そのときも出演した佐藤太一郎が当時の舞台を振り返ります。

「お客さんのほとんどが中国の方だとわかって、前日に急遽、台本を変更したんです。舞台上のスクリーンに字幕が出るためアドリブもできず、完璧にセリフを覚えなくてはならなかったので、すごい緊張感でした」

どうしても字幕をつけられなかったのが、すっちーが佐藤のしゃべり方をマネするくだりと、すっちー&吉田裕の乳首ドリル。この日の会見のMCを務めた吉田は「中国の方は何をしているかわかっていなかったが、茶色い棒で男が叩かれて『おい!』と言っているのはわかったので、徐々にハマって大盛り上がりだった」と語ります。

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末成は、2019年よりさらに前の上海公演に出演経験があって、「なかなかウケなかったけど、円盤をかぶって鏡見て驚くシーンは異様にウケた。やっぱりアクションで笑わせるのは万国共通」と語りました。

寛平GMは今回、フェスティバルの芸術委員会メンバーに就任するため、「日本のコメディをどんどん伝えていかなくては。ここはやっていかなあかん。新喜劇も思い切りやっていこう!」と熱く語ります。

もっとも、スケジュールが自分の座長公演と重なるため、寛平GMは今回、残念ながら上海公演は不参加。島田珠代も上海に行かずに寛平GMと同じ舞台に立つ予定です。これについて、寛平GMがウラ話を暴露しました。

「実は珠代も(上海公演に)行くことになってたんですけど、珠ちゃんのアレ(パンティーテックス)は怒られるかもしれんから……。ちょっとヤバいなとなって」

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ウワサの“地蔵っ子”が初ライブでいきなり解散!?

会見では、直近1カ月の振り返りもありました。9月30日(土)には、20代座員のユニット・秘蔵っ子に対抗して、多和田らが“ハゲキャラ”アイドルイベント『地蔵っ子』をセカンドシアターで開催。寛平GMは「その日にもう解散しました」と驚きの結末を明かし、「地蔵っ子にも歌を作るつもりだったのに……」と残念そうに話します。

多和田は「なぜ先に言ってくれないんですか!」とクレームをつけつつ、復活ライブにも含みを持たせました。

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10月1日(日)には同じくセカンドシアターで秋田久美子の単独公演が行われたほか、10月22日(金)には寛平GMが座員を率いて全国を回る「吉本新喜劇出前ツアー」が福井フェニックスプラザへ。

2000席が2回とも完売する人気ぶりで、なかでも大ウケだったのが秘蔵っ子メンバーでもある野崎だったといいます。寛平GMがジョギング中、キャッチボールする中学生を見て思いついたギャグをやらせたところ爆笑をさらったとか。寛平GMは、「6分間、笑いを持っていった。これがうれしいてねえ。ついにきたかと」と新星誕生を喜びました。

野崎は、その福井公演で大ウケだったという新ギャグを、ここぞとばかりに繰り出してアピールしました。

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また10月30日(月)まで、NGK本公演で「吉田ヒロ芸歴40周年記念公演」が上演中です。ヒロを筆頭とするレジェンド座員たちが勢揃いで、出演している会見MCの吉田も「みなさんのパワーがすごい」と舌を巻きました。

「吉本新喜劇まつり」の振り返りも

そしてもちろん、10月8日(日)に開催された「吉本新喜劇まつり」の話題も。座員を代表して太田、松本、祐代、多和田、野崎、住吉が、当日のエピソードをにぎやかに披露します。

前説・中説・後説を担当した太田は「盛り上がっていただいた」と手応えを語ります。「吉本新喜劇座員総選挙」では得票数545票で最下位に沈んだ松本と、滑舌に難ありの祐代はケータリング係でした。松本は入団からの22年間、一度も笑いをとったことがないそうですが、自身に喝を入れ、下克上を誓いました。

出典: FANY マガジン
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多和田は劇場内で案内係を務め、たくさんの来場者に写真を撮られたとのこと。住吉と野崎は、秘蔵っ子メンバーとして歌とダンスを披露したほか、劇場1階のよしもとエンタメショップでグッズのPRも担当。当日の様子を振り返りました。

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