東大生のデータ分析で発覚! ナイチンゲールダンスとラグビー芸人しんやの間にある大格差とは!?

現役東大生がプロデューサーを務め、吉本若手芸人とつくりあげた企画ライブ『東大×吉本 神保町における芸能と学術の(融合がもたらす)相乗効果に関する実証実験』が、11月4日(土)に東京・神保町よしもと漫才劇場で開催されました。ライブには、MCを務めた芸歴7年目のナイチンゲールダンス(中野なかるてぃん、ヤス)を中心に同世代の6組11人が出演。東大生の「知見」が若手芸人の「発想」と融合して、いままで観たことのないような“画期的”なお笑いライブとなりました!

出典: FANY マガジン
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「ドラマで東大生の役をやった」!?

今回のライブは、東京大学の「知」と吉本興業の「エンターテインメント」を掛け合わせる『笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト』の一環として行われたもの。現役の東大生たちが、一からコーナーの企画・プロデュースに挑戦し、また、東大生自身もライブに出演することで、アドリブ力やプレゼン力の習得を目指します。

ライブには、ナイチンゲールダンスのほか、シンクロニシティ(西野諒太郎、よしおか)、軟水(大川内聡、つるまる)、ピュート(ポイント、竹内智也)、めぞん(吉野裕介、原一刻)、しんやが登場。

出典: FANY マガジン
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始まるやいなや、“か細い声”で知られるシンクロニシティ・よしおかが「大きい声さえ出しておけば大丈夫だから」と現役東大生に上から目線でアドバイスし、芸人全員から「誰が言ってんだよ!」と猛バッシングを受けます。

一方、ラグビーワールドカップで注目を集めたラグビー芸人のしんやは、「自分はドラマで東大生の役をやったことがある」と自信たっぷり。どういうことなのか詳しく聞くと、2021年のテレビドラマ『ドラゴン桜』(TBS)で東大に合格した生徒を胴上げする“端役”だったことが判明し、会場から笑いが起きていました。

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「お笑い×統計学」「お笑い×英語力」

さっそく、東大生が考えたコーナーへ! 最初のコーナーは「統計データ解析」。これはX(旧Twitter)で集めた6組のアンケートデータを東大生が解析し、その結果をもとに作成したクイズに芸人たちが答えるものです。

アンケートデータを統計ソフトで解析すると、「ナイチンゲールダンスとしんやが、ある項目で真逆の数値が出た」と東大生。その“ある項目”とは――正解は「スター性」!

解答が明かされると、しんやは「どういうことや。オレ、芸歴1年目で『しゃべくり007』(日本テレビ)に出てんねんで!」と怒り狂い、会場を爆笑させていました。

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続くコーナーのタイトルは「英語初級(読解)」。英文で出される大喜利のお題に回答するもので、 “英語力”と“大喜利力”の両方が試されます。

このコーナーでは、そもそも英語が読めない芸人たちが大暴走。

「You got first prize in a capsule toy machine that costs one yen each! What did you get?(1回1円のガチャで1等賞を当てた! 景品はなんだった?)」というお題では、全員が「prize(賞)」を「pizza(ピザ)」と読み間違えて、珍回答を連発。会場には日本語訳が表示されているため、芸人がとんちんかんなことを言うたびに、場内から笑いが起こっていました。

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「東大生は企画を実現する力がすごい」

イベント終了後、企画会議から参加したナイチンゲールダンス・中野は、「本当に東大生がいないとできない企画ばっかり」と、その知識に基づいた企画力に舌を巻きます。相方のヤスも、東大生との企画づくりの印象をこう話しました。

「案出しのときから『私はこれがやりたい』と強く言ってくれて、いい話し合いができました。自分でやりたい道筋を立てて、そこに向けて実現していく力がすごいんだなと思いました」

一方、東大生たちにとってもいい経験になったようで、メンバーの宮川ゆうさんは「私たちの企画を芸人の皆さんが、お客さんが笑ってくれるようなものにまで持っていってくださった」と感謝の言葉を口にします。田頭夏さんも、「本当にすごい準備のうえで、一つひとつのステージがつくられているとわかりました」と、お笑いステージのウラ側を見た率直な感想を語りました。

出典: FANY マガジン
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また、芸人好きの互日向子さんは、自分もステージに立ったことで「よりリスペクトを持って芸人さんの舞台を見に行きたいと思いました」と“お笑い愛”がさらに高まったことを告白。「板橋ハウス」(軟水・つるまる、ピュート・竹内、めぞん・吉野のルームシェア3人組)の大ファンだという吉川蒼史さんも、3人と同じステージに立てたことに「一生の思い出ですし、本当にこのために東大に入った」と笑顔で語り、ヤスから「言い過ぎだって!」とツッコまれていました。

出典: FANY マガジン
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