THE W優勝の紅しょうが、東京進出は「覚悟を持ってやってきた」 稲田は「これで婚活も…」

“笑いの女王”を決める『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』(日本テレビ系)が12月9日(土)に生放送され、紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)が悲願の優勝を果たしました。結成10年目、決勝進出5回目でついに頂点に立った2人は、放送終了後の会見で喜びが爆発。ネタ選びの舞台裏や、この4月からの東京進出の思い、そして今後の目標などを大いに語りました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

ちょうどいいラインで「品がない」

優勝が決まった瞬間に目から涙があふれていたことを記者に問われた稲田は、「逆に“優勝したんかな”って、いまいちばん思っているぐらいで。涙は勝手に流れてきたんですけど」とクールに返答。熊元プロレスがすかさず「カッコつけてんな」とツッコみます。

優勝について、稲田と熊元はそれぞれこう語りました。

「熊元さんと何かで優勝することがなかったので、1等賞を獲れたのが本当に嬉しいし、『一緒にやってきてくれてありがとう』という感じです」(稲田)

「結成10年で半分『THE W』に出ているので、ネットでも『レギュラー番組や』とか言われて……。ありがたいんですけど、早く卒業できたらな、と思っていました。本当にこの10年目で、この2人で、しかもいちばん好きなネタで獲れてよかったなと思います」(熊元)

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

決勝のネタ選びについて、熊元は次のように説明します。

「私たち、ちょうどいいラインで『品がないな』と思っていて、それが、どちらのネタにも入れ込められたかなと。私だけじゃなくて、こっち(稲田)ももちろんですけど」

今年作ったという1本目の相撲部屋のネタについて、稲田も「やりたかったネタ」と話しました。

熊元「ようやく歯の穴を…」

優勝賞金1000万円の使い道について「いい焼肉」と話す稲田は、「自分がお世話になった人に、めちゃくちゃおカネを使うのは決めていました。同期、先輩、後輩に使う気でいます」と“恩返し宣言”。

一方の熊元は、ほかの芸人から“融資を受ける”という名の借金をしているため、賞金を返済にも回すとしつつ、いちばん大事な使い道をこう語ります。

「今年、東京に出てきたんですけど、大阪から出てくるときに東京で入れられる当てもないのに歯を1本抜いてきてしまったんですよ。しかも、もう1本抜かないといけない歯があるんです。歯は大事なんで、入れたい」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

さらに、そのまま歯の話はとまらず……。

「歯に穴が空いていると、(隣接する歯が)寄ってくると言われているじゃないですか。本当に寝る前とか、(口に指を突っ込みながら)こうやって歯が寄ってこないように穴に指を入れてふさいでいたんで、これでやっと入れられる。この穴にトロフィーを刺すみたいなことですね」

こう熱弁する熊元に、隣で見ていた稲田は「こんな女王イヤや!」と呆れ顔でした。

今年4月に拠点を東京に移したばかりの2人ですが、稲田は「東京に出てきたことで、お互い『優勝するぞ』とより思った」と振り返ります。熊元も「(賞レース優勝など)なんの武器も持たず、覚悟を持ってやってきたので、今年、優勝できてよかったなと思いました」とうなずきました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

悲願の『THE W』で優勝を果たして、今後の目標を聞かれた熊元は、自身の持ちギャグ「おつかれさ〜ん!」を流行させたいと話しながら、「人気者でいたいところはあるので、街で広まったらええな」と“野望”を語ります。

一方、「俳優と結婚したい」と公言してきた稲田は、「婚活のためにネタをしているので、(決勝のネタ中の)パンツ見せるとか、ちょんまげ作るとか、ツラいところもあったんですけども、そこを受け入れてくれる人がいれば……。これで逆に(そんなことを気にしない)おおらかな人が出てくるんじゃないか」と期待を寄せました。

関連記事

関連ライブ配信

関連ライブ