2021年12月18日(土)~ 2022年1月16日(日)、沖縄本島北部にて地域芸術祭『やんばるアートフェスティバル 2021-2022』が本年度も開催されます。
やんばるの魅力を世界へ発信
沖縄県北部地域(通称:やんばる)では平成28年9月15日に国内33箇所目の国立公園として、「やんばる国立公園」が新たに指定されました。それを受けて北部観光の機運が高まる中、沖縄県内初となる複数の市町村で横断的に行うアートイベント「やんばるアートフェスティバル」が開催されました。
過去4回行われた本フェスティバルは、大宜味村を中心に、名護市、本部町、国頭村、東村などで、アート作品の展示やイベントなどを行ない、のべ20万人が来場しました。来場者には、日本人はもちろん、台湾、中国、韓国など海外からの観光客も訪れ、アートを通じて、やんばるの魅力を県内外・アジア・世界へ発信することができました。
そして2021年7月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産委員会は「奄美大島、徳之島、沖縄県北部及び西表島」の世界自然遺産登録を決定しました。ますます注目されるこのエリアにて、今年も自然や資源と共存するアートイベントが開催されます。一貫して、アートをキーコンテンツに、やんばるの魅力を世界へ発信することを目指します。
本年度のテーマは 『君知るや、やんばる』
国内外にて第一線で活躍するアーティストが、沖縄・やんばるでしか制作発表できない新作を、やちむん(陶器)や琉球ガラス、紅型など注目商品を揃えた、やんばるアートフェスティバルならではのクラフトセレクションを、沖縄本島北部地域の自然の中を巡る魅力的な会場を通じて、やんばるの魅力を体感してください。
【やんばるアートフェスティバル2021-2022 君知るや やんばる ステートメント】総合ディレクター 仲程長治氏
君は、やんばるを知っているか?
生命の息吹を間近に感じる亜熱帯の森と海、豊かな自然に育まれた食、工芸、祭祀などの文化、目にするもの、耳にするもの、出会うものすべてが誰しもの心に宿る「想像の種」を呼び覚ます。この地に集う多様性に満ちたアートを通して、世界自然遺産「やんばる」を、さらに深めよう
現代アートが一同に会す <エキシビション部門:24組(予定)>
<エキシビション部門>では、国際的に活躍する日本、海外の芸術家に加えて沖縄県内のアーティストも参加。
日本、中国のアートフェアでディレクターを務めた金島隆弘氏をエキシビション部門ディレクターに迎え、参加アーティストが、沖縄・やんばるならではのサイトスペシフィックな作品が制作、展示されます。
伝統から現代まで、県内の様々なクラフトを展示販売 <クラフト部門:20組>
<クラフト部門>では、やんばるアートフェス独自のセレクションによる沖縄の工芸品を展示販売。今回のクラフト部門のテーマは、「やんばるを嗜む」。若手から実力派までの職人が生む、力強く美しい、陶器、ガラス、織物、染物、木器などが展示、販売されます。また、本フェスティバルのオリジナルブランド「ARTICLE」から新商品も登場します。
オンラインでも楽しめるコンテンツを実施
やんばるアートフェス会場や展示作品がオンラインで楽しめるインスタレーションビュー、期間中開催されるアーティストパフォーマンス、トーク、ワークショップなどイベントも随時配信予定。今回は遠方からご来場が難しいお客様も楽しめるオンラインコンテンツを充実させます。
やんばる独自の自然・文化にあふれた原風景
やんばる地区は、観光都市として栄えた沖縄南部とは異なる、独自の魅力を持っています。ヤンバルクイナなどに代表される希少な動植物や、現代まで受け継がれている伝統芸能や祭祀は原始的な魅力を放っており、近年ではスピリチュアル・スポットを求める若い方や女性にも人気のエリアです。アートやクラフトを周遊しながら、是非やんばるという地域の魅力も体感・体験してください。
<エキシビション部門 参加アーティスト 一部ご紹介> ※全24組(予定)
THE SNOWFLAKES/Photo リョウイチ・カワジ/ 椿昇 西野達 のん Chim↑Pom/撮影 山口聖巴 金氏徹平×森千裕/撮影 川島小鳥 金氏徹平×森千裕 淀川テクニック/courtesy the artist and yukari art ゲルコ・デ・ライター/©Koos Breukel (NL) 湯浅要 伊藤彩/Photo by Dai Fujimura aka my ceramics エルダル・インシ/©Nazli Erdemirel (TR) 谷原菜摘子
開催概要
『やんばるアートフェスティバル 2021-2021 君知るや やんばる』
開催期間:2021年12月18日(土)~2022年1月16日(日)
開催場所:沖縄本島北部地域の各会場
大宜味村:大宜味村立旧塩屋小学校、大宜味村役場旧庁舎
国頭村:辺土名商店街、オクマ プライベートビーチ & リゾート
名護市:オリエンタルホテル 沖縄リゾート&スパ、カヌチャリゾート、名護市民会館前アグー像
ほか
料金:入場無料
総合ディレクター:仲程長治
エキシビション部門ディレクター:金島隆弘
クラフト部門キュレーター:麦島哲弥・麦島美樹
主催:やんばるアートフェスティバル実行委員会
共催:大宜味村、島ぜんぶでおーきな祭
後援:沖縄県、一財)沖縄観光コンペンションビューロー、北部市町村会、国頭村、東村、本部町、今帰仁村、名護市、ほか(予定)
助成:文化庁/独立行政法人日本芸術文化振興会
※最新情報や詳細などは、ホームページをご確認ください。
公式ホームページはこちら
<エキシビション部門 参加アーティスト> ※全24組(予定)
アートモ/伊藤彩/usaginingen/エルダル・インシ/「沖縄・記憶と記録」プロジェクト/我喜屋位瑳務/カゼモニワ多田弘×濱元朝和/金氏徹平×森千裕/ゲルコ・デ・ライター/「THE SNOWFLAKES」from TOBIU ART COMMUNITY/ジミー大西/髙橋相馬/谷原菜摘子/谷本研/Chim↑Pom/椿昇/仲程長治/西野達/のん/ホテル アンテルーム 那覇 コレクション/湯浅要/淀川テクニック
<クラフト部門 参加アーティスト> ※全20組
亞人/西表焼青烽窯/ENTRO glass studio/oroku/ORSA/オサム工房/O‘Tru no Trus/草竹工房すーら/工房谷池/シーサー陶房大海/菅原謙/染織工房timpab/陶藝玉城/陶房大政/仲田雅也/機織工房しよん/芭蕉布織物工房/ポメーロ/南の島の布紀行 いろいろ (紅型工房ひがしや)/moe.matsuda