年明けは新喜劇にEXIT登場! そして“九州新喜劇”新座長に名乗りを上げた酒井藍の「同期」とは!?【新喜劇・寛平GM月例会見】

吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)による恒例の月例会見が、12月20日(水)に大阪市内の吉本興業本社で開かれました。2023年最後となる今回は、寛平GMと座長の酒井藍、20代座員によるアイドルユニット・秘蔵っ子がこの1年の新喜劇を振り返ったほか、熊本で活動中の安井政史も緊急参戦! 2024年の展望から今週末に迫った『M-1グランプリ2023』の大予想まで、いつも以上に盛りだくさんで楽しい会見になりました。

出典: FANY マガジン
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EXIT・兼近は寛平の弟子!?

この日のMCを務めた酒井藍が、寛平GMと秘蔵っ子のメンバーを呼び込み、会見がスタート。

来年は新喜劇が節目となる65周年。今年以上にバラエティ豊かな企画が目白押しとなる予定です。寛平GMが「全部で109人いてるんですけど、座員が足りなくなるかも」と漏らすと、酒井は「みんな、体調だけは気をつけよう!」と注意喚起。

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年明けには、前回の月例会見で取り上げた1月14日(日)の『BS3局合同公演&特番イベント』(なんばグランド花月=NGK)に加え、1月28日(日)には、同じくNGKでEXIT(りんたろー。、兼近大樹)が出演する「花月夜間学校〜寛平がアキがEXITが生徒!?で大暴れ!爆笑新喜劇」が控えています。

この舞台には寛平GMを筆頭に新喜劇の人気座員たちが勢ぞろいするほか、東京からケン(水玉れっぷう隊)とEXITを迎えます。

VTRでコメントを寄せたEXIT・兼近は、“寛平の弟子”として認識されていたエピソードを披露。ライブで地方に泊まった際、ホテルのスタッフに「寛平師匠の弟子だと思わなくて……もっといい部屋を用意します!」と言われたとか。その日、窓のない部屋に通された相方のりんたろー。は、「僕もふかふかのベッドで寝たいです。弟子にしてください!」と寛平GMに志願しました。今回の出演は寛平GMが「新喜劇、出てくれへんか」と頼んだところ、EXITの2人が「出してください!」と応じて実現したそうです。

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「九州でしか見られない」新喜劇目指す

来年は、大阪以外でも新喜劇を盛り上げていく試みが始まります。ここで、熊本県で活動中のピン芸人・安井政史が会見に登場。安井は2007年に新喜劇に入団し、約10年にわたって活動したあと、2016年に卒業して地元・熊本県へ拠点を移しました。

現在はテレビやラジオで活躍中ですが、その安井が今回、“九州新喜劇”の座長になりたいと志願したのです。九州新喜劇とは、吉本新喜劇出身の寿一実が2018年に旗揚げし、吉本興業福岡支社所属の芸人たちで公演してきた舞台。その寿が今年5月に逝去し、安井はその遺志を継ごうと名乗りを上げました。

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寛平GMが座長就任の条件として出したミッションは、よしもと福岡ダイワファンドラップ劇場を3日連続で満席にすること。500席を3日間埋めるのは大変そうですが、安井はこう決意を語ります。

「座長になるために、寿一実さんの遺志を継ぎながら頑張っていきたい。“九州新喜劇”というものを立ち上げるからには、僕らオリジナルの、九州でしか見られないものを作る。目指すところはそこ」

そして、「おこがましいけれど、岡八朗師匠の、お芝居をしながらかわいらしさで笑いをとっていかれるスタイルが好き」と目指す座長像を話します。来年3月17日(日)に熊本市民会館で再始動公演を行い、その後、福岡での“ミッション”公演に臨む予定です。

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安井は、酒井と新喜劇入団が同期。会見場で、おなじみの「イヤ~ん! バカ~ん! そこん!」のギャグで久々の共演を果たしました。また寛平GMから「ギャグが1000個ぐらいある」とムチャブリされ、安井が必死で捻り出すひと幕も。

寛平GMは「大変やと思うけど、とりあえず人気もんになっていってくれ。九州はお前に任せた」とエールを送ります。安井はNSC(吉本総合芸能学院)大阪25期の同期で、元相方でもある銀シャリ・橋本直らの力も借りて、九州新喜劇を盛り上げたいと改めて力を込めました。

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秘蔵っ子はアイドルだけど恋愛OK!?

GM月例会見で恒例の1カ月の振り返りですが、今回は1年の締めくくりということで2023年の新喜劇を振り返りました。

3月21日(火・祝)の『吉本新喜劇記念日2023』で初お披露目された20代座員によるユニット・秘蔵っ子は、その後、『ECSTASY-OSAKA-秘蔵っ子ver.』『オレたちゃ秘蔵っ子』の2曲を配信し、よしもと新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)での初単独ライブも大成功。寛平GMは「若手を舞台慣れさせなアカンとやってきたが、ちょっとは形になってきた。みんながこんなにしゃべるようになるなんて」と目を細めます。

12月23日(土)には単独ライブ第2弾『まるごと秘蔵っ子 VOL.2』、来年3月31日(日)には第3弾も決定(いずれも会場はセカンドシアター)。第2弾は、さらに“アイドル要素”強めになっていて、Tシャツやメンバーカラーに合わせて色を変えられるペンライト、キーホルダーなど新グッズも販売されます。

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よこっちピーマン、住吉大和、湯澤花梨、野崎塁がリーダーを務め、台本もイチから手掛けていますが、実は湯澤がほぼ1人でアイデアを出したそうです。湯澤は、ちょっぴり頼りない男子3人にカツを入れる存在だそうで、3人はすっかりタジタジの様子。

そんな和気あいあいとした雰囲気に、「このなかでカップルが生まれるかも」との声もチラホラ聞こえてくるそうですが、寛平GMは「恋愛、全然OK!」とアイドルプロデューサーらしからぬ対応で、一同を大爆笑させました。

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年間振り返りに戻ると、5月には6年ぶりとなる新座長が誕生し、アキと吉田裕が5月2日(火)から1週間、NGKでお披露目公演を行いました。夏に開催された「吉本新喜劇総選挙」ではアキが2連覇を達成。千葉公平の2位躍進も話題を集めました。

記念公演も多く、5月には島田珠代が35周年、8月には未知やすえが“60祭”還暦記念、9月は池乃めだかが傘寿記念、10月は吉田ヒロが芸歴40周年、11月には烏川耕一が芸能生活31周年記念の公演を行い、いずれも大盛況でした。寛平GMは「みんなが(記念公演を)やり出して、社員が追いつかへん!」とうれしい悲鳴を上げます。

寛平GMが「M-1」で期待するコンビは…

そのほかにも、佐藤太一郎と小西武蔵のコンビが5月に京都・祇園花月で1週間のリーダー公演を実施し、松浦景子、レイチェルが単独ライブでNGKを満席にするなど、うれしいニュースが目白押しの1年でした。

「数あるニュースの中からトップ3を選ぶなら?」と聞かれた寛平GMは、3月の『吉本新喜劇記念日2023』での「あっちこっち丁稚」復活、藤井隆も出演した島田珠代の35周年記念公演、「吉本新喜劇座員総選挙」をピックアップします。

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秘蔵っ子メンバーもそれぞれの記憶に残るニュースを挙げていきますが、なぜか楽屋ニュース的な内容が中心に……!? 浅香あき恵が「あいうえお順」を「かきくけこ順」と言っていた、と筒井亜由貴がバラせば、住吉には得意のヌンチャク“引退”疑惑が浮上。

ほかにも総選挙で50位だった清水啓之の切ないエピソードや、末成映薫による座員美肌化計画などなど、裏ネタが次々飛び出します。一方で、重谷ほたるは『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で2年連続のファイナリストになったことを挙げ、ともに出場した“常連”の松浦と一緒に拍手を浴びました。

出典: FANY マガジン
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そして話題は、今週末に迫った『M-1グランプリ2023』にもおよびます。寛平GMが注目しているのは、関西から決勝に残ったさや香、カベポスターの2組。また、令和ロマンの名前も挙げます。出前ツアーの博多座公演で、令和ロマン・高比良くるまが体調不良で欠席した際に相方の松井ケムリが「1人でもやります」と毅然と言ったのを見て、寛平GMは「すごいなあ」と感心したそうです。そして、「ネタもしっかりしてるし、期待はするよね」と語りました。

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