JO1與那城「今度の選挙はメンバー誘って11人で行きます!」 Z世代に向けた選挙イベント開催

“Z世代”の若者に向けて選挙の大切さを伝えるイベント『若者フォーラム2023　選ぼう！新しい日本のリーダーズ』が、2月18日（日）に東京・江東区の日本科学未来館で開催されました。MCとして見取り図（盛山晋太郎、リリー）が登場したほか、グローバルボーイズグループJO1のリーダー・與那城奨らが出演。パネルディスカッションや、芸人たちが立候補した模擬選挙を通じて“1票”の大切さについて楽しく伝えました。

井上咲楽「投票しないのはもったいない！」

このイベントは、投票率の低い若年層に選挙・政治への関心を持ってもらおうと、総務省と吉本興業がタッグを組んで行われたものです。

冒頭に見取り図・盛山は「今日は選挙のイベントですが、堅苦しくない、ポップでファニィなイベントにしたい」と宣言。続いてゲストであるJO1のリーダー、與那城を呼び入れました。昨年もこのイベントに参加した與那城は、「また呼んでいただけたので頑張りたい」と意欲を見せます。

続いて“選挙に熱い思いを持つパネリスト”として、元サッカー日本代表監督の岡田武史氏と、“選挙マニア”を自負するタレントの井上咲楽が登場。岡田氏が「若者フォーラムなのに、俺でええの？」と遠慮がちに語る一方で、井上は「1回の選挙で50回くらいの演説を聞きに行きます。人間ドラマが面白いし、エンタメ性もあるんですよ」と熱く語ります。

見取り図・盛山が「僕らと咲楽ちゃんは、とある恋愛リアリティショー番組を一緒にやってたんですけど、まさか後輩の（オズワルド）畠中（悠）と付き合ってるとは……。言うてよ！」とさっそくイジり始めると、井上はきっぱり「見取り図さんには言わないですよ！（笑）」と返して会場を笑いに包みました。

そして、立命館宇治中学校・高等学校教諭で総務省主権者教育アドバイザーの杉浦真理氏を迎え、「若い世代が選挙に行かないとどうなるのか？」というトークテーマでディスカッションがスタート！

「若者の投票率が低いことで、若者の意見が政治に反映されない」と指摘する井上は、「身近なこと、生活に直結することにフックが散りばめられているのに投票しないのはもったいない」と訴えます。

これを聞いた與那城は、「確かに僕も上京した当時はそれどころじゃなくて、（政治や選挙が）他人事になっていたかも。でも、“自分ごと”として考えることが大事なんだなと思いました」と語りました。

また、岡田氏も自らの経験を踏まえて、政治参加の大切さを力説しました。

「これからは過去に経験したことのない時代が来るから、若い人は自分たちで未来を作っていかないといけない。その第一歩が選挙に参加することだと思う。サッカーもそうだけど、勝負の神様は細部に宿るから、たった1票が大きな価値を持つこともある。そういうことの積み重ねが結局、勝敗を分ける」

はんにゃ.・川島が微妙な演説で当選！？

続いて、架空の自治体「見取り図市」の市長を選ぶ模擬選挙を実施。候補者として、はんにゃ.・川島章良、スパイク・松浦志穂、 CRAZY COCOが登場し、それぞれのマニフェストについて演説します。

スパイク・松浦は、ワークライフバランスを重視し、保育を充実させて子育てする女性が働きやすい環境を作るなど、女性を重視する政策を発表。

CRAZY COCOは「インバウンド観光の強化」を推進し、見取り図市を国際的に発展させることで人口の流出を食い止めることを政策に盛り込みます。

一方、はんにゃ・川島は、自身が若くして大病を患った経験から医療の充実を掲げますが、「パカっ！」「ギュッッ」といった擬音をふんだんに盛り込んだ独特の演説で笑いが起き、説得力はどうだか……。

もっとも、観客による投票が事前にマニフェストを参考に行われていたこともあって、結果的に川島が当選し、会場がザワつきます。川島は「わたくし、こういった大会で1位になるということが初めてで、感動しております。ギュッ！」とコメント。模擬選挙を「大会」と表現したことに、ほかの出演者たちから総ツッコミが入りました。

模擬選挙の感想を聞かれた井上は、こう語りました。

「以前、演説を聞きに行ったとき、未成年だと思われたからか、候補者の人に“シッシッ”とされたことがあるんです。実際に会うと、ぜんぜんイメージが違う人は多い。政策だけでなく、その人がどういう人かを見るのも大事だと思います」

最後に與那城が「今度の選挙はメンバー誘って11人で行きます！」と宣言し、イベントは終了しました。