BSよしもとで、『日本の未来へ!~持続可能な未来への一歩、地方中小企業が描くビジョン』が、3月9日(土)と10日(日)に2日間にわたって放送されました。
この番組は、地方で持続可能な未来に向けて取り組んでいる全6つの注目企業や団体を対談形式で紹介するもの。MCは田中直樹(ココリコ)とBSよしもとアナウンサーの佐竹美希が務め、ゲストコメンテーターには日本商工会議所青年部で史上初の女性会長となった木村麻子氏が出演しました。
地域密着の百貨店の取り組みとは!?
3月9日(土)放送回の一組目は、長野県松本市にある井上百貨店を経営する株式会社井上の副社長、井上博文氏を迎えました。この井上百貨店は、明治18年から続く創業139年の地元密着型企業で、長野県の魅力ある特産の発掘と紹介に力を入れています。
番組冒頭で、井上百貨店の写真を見た田中は「うわあ、素敵ですね! 百貨店大好きです! ワクワクしますよね」とテンションがあがった様子。また、井上氏から長野県の特産物で知っているものを聞かれると、「そば、きのこ、もう中学生」と答えて、出演者を笑わせていました。
そんな和やかな雰囲気で始まった対談は、その後井上百貨店の持続可能な取り組みについて深堀りしていきます。
その取り組みの1つが、百貨店内で販売中の「信州安曇野SOBA豚カレー」。この商品は、南安曇農業高校の生徒らと井上百貨店が共同開発したもので、今まで捨てられていた信州そばの甘皮を肥料として再利用し、その肥料で育てた豚を使用したものです。
この再利用の取り組みを田中は「素晴らしいですね! 無駄もないしコストも抑えられる」と、絶賛。さらにそのカレーを実食すると、「高級なホテルでいただくような……。お肉がめちゃめちゃ柔らかいですね!」と驚いていました。
また井上百貨店では、この「信州安曇野SOBA豚カレー」以外にも、端切れの馬肉を使用した馬肉カレー「ウマカリー」も開発・販売。さらに現在は、卵を産まなくなった鶏を使用したカレーも開発中であることを、井上氏が話します。これに田中が「何でもカレーにするじゃないですか!」と大笑いすると、井上氏も「大好きなんです!」と、つられて笑顔を浮かべていました。
もちろんカレー以外にも、松本市の染職人とコラボ開発した、駆除された鹿の革を使用したレザー商品が紹介されるなど、井上百貨店によるSDGsの取り組みが続々と紹介されます。
最後に井上氏が「これからも地元密着型の百貨店として、地元とSDGsをコラボさせた井上ブランドをつくっていきたい」と宣言すると、田中は「若い世代の子たちが、自分たちの街を誇れるような取り組みが素晴らしい」と語り、心を打たれた様子でした。
「今後もカレーを作り続けようと思いました」
収録後に、井上氏にお話を伺いました。
――収録の感想を教えてください。
井上氏 緊張で、喉がカラカラでした(笑)。でも盛り上げていただいてありがたかったです。田中さんに、カレーをほめていただけたのが嬉しかったですね。
――田中さんは高級ホテルのようだと話していましたね。
井上氏 その一言がいただけたのが、何よりでした。今後もカレーを作り続けようと思いました(笑)。
――あらためて読者の方に、井上百貨店のSDGsな取り組みや魅力をお伝えください。
井上氏 我々は地域密着型の百貨店として、信州の職人さんや農家さんと一緒に持続可能な商品を開発しています。こだわって作り上げたものなので、ぜひ一度、味わったり手に取ってみたりして、関心を寄せてもらえたら嬉しいです!
番組概要
『日本の未来へ!~持続可能な未来への一歩、地方中小企業が描くビジョン』
放送チャンネル:BSよしもと(BS265ch)
放送日時:※放送済/アーカイブでご覧いただけます。
3月09日(土)7:30~8:00
3月10日(日)7:30~8:00
出演者:田中直樹(ココリコ)、佐竹美希(BSよしもとアナウンサー)
木村麻子(日本商工会議所青年部会長)
企画協力:日本商工会議所青年部
視聴方法:
【TV】BS265ch(無料放送)
【スマホ・PC】BSよしもとホームページ(無料配信)
■3月9日(土) 7:30~8:00 放送
出演企業
株式会社井上 井上博文社長
株式会社菅原工業 菅原渉社長
株式会社ミツイバウ・マテリアル 三井陽介社長
■3月10日(日) 7:30~8:00 放送
出演企業
株式会社佐藤 佐藤 和幸社長
合同会社 藤 伊藤一樹社長
日本 YEG 第 43 回全国大会加賀能登の国いしかわ小松大会 小野知一郎大会会長 金子哲也会長
▼日本 YEG(日本商工会議所青年部)とは
若手経営者・後継者の相互研鑽と資質向上、交流を通じて、企業の発展と豊かな地域経済社会を築くことを目的とした青年経済団体で、国内各地の商工会議所に設置。全国組織である日本 YEG は、昭和58年4月1日に発足。
日本 YEG 加入青年部数:417か所
日本 YEG 会員数:約32,400名 (※2024年1月末現在)
地域の個性や魅力が溢れる新しいまちづくり、日本の心豊かで持続可能な未来社会の実現に向けて、日本 YEGは時代や地域の課題解決にチャレンジし、新たな文化的発展に寄与しています。