吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー(GM)による月例会見が、6月26日(水)に大阪市内の吉本興業本社で行われました。今回は大阪・吉本新喜劇セカンドシアター(YES THEATER)で奮闘中の中堅座員たちがズラリ登場し、自らのリーダー公演についてアピール合戦を展開! もちろん“新喜劇の顔”島田珠代も出席し、多和田上人からはおめでたいニュースが発表されるなど、いつにも増して賑やかな会見となりました。
“65周年記念”の雑誌・本が続々
今月のMCは座長のアキ。さっそく寛平GMと珠代、そして奮闘中の中堅座員として新名徹郎、大黒笑けいけい、奥重敦史、清水啓之、大島和久、諸見里大介を呼び込み、会見がスタートします。
現在、吉本新喜劇65周年を記念して、さまざまな雑誌とのコラボ号が発売中です。月刊誌『JUNON』8月号特別版は「吉本新喜劇特集」と題し、誌面だけでなく表紙と裏表紙もジャック! おしゃれなグラビアも満載で好評を博しています。
関西の食雑誌『あまから手帖』とコラボしたムック『吉本新喜劇とあまから手帖 くうのむわらう』も絶賛発売中。座員たちがオススメのおいしいお店やレシピをたっぷり掲載しています。
その発売記念サイン会には、珠代、吉田裕、諸見里が参加。当日、人の集まりが悪いのではと感じた珠代が、娘に来てもらおうとSOSの連絡を入れたところ、現場に到着した娘から「大丈夫だよママ、列をなしてるよ」と返事が来た――という、親子愛あふれるエピソードも披露されました。
さらに7月19日(金)には満を持して、『吉本新喜劇65周年記念official book』(ワニブックス)が発売されます。女優の藤山直美やバイオリニストの葉加瀬太郎らも登場する豪華な内容で、65周年記念ツアー初日となる7月7日(日)の東京・有楽町よみうりホール公演で先行販売を実施。会見では、珠代のキュートなグラビアページがいち早く公開されましたが、あまりの可憐さ(?)に周囲から「にせもん!」「加工!」などキツ〜いツッコミが飛ぶ大騒ぎになりました。
諸見里が「1年後に島田珠代になる」!?
会見後半は、7月に吉本新喜劇セカンドシアターで行われる中堅座員たちの公演を、本人たちがアピール。7月13日(土)にリーダー公演を行う奥重は、「うどん屋を舞台に、何人もの弟子入り志願がやって来るストーリー」と説明し、「お願いします!」と元気いっぱいに呼びかけました。
新名と大黒笑がタッグを組む公演は7月14日(日)に開催予定。大黒笑からのオファーで実現したそうですが、これまで6回のリーダー公演を経験してきた新名は「今回がいちばん自信ないです。(相手が)こいつやからです! ただただ不安。どうなるか見に来て」と、なぜかテンション低めです。一方の大黒笑は「新名さんはすべて受け入れてくださっている。全部いい感じにしてくださる。僕のことを高めてくれるはず」という他力本願ぶりで笑いを誘いました。
一方、清水は7月27日(土)にリーダー公演を行います。道ゆく人から「嫁はん(森田まりこ)に食わせてもらってるヤツや!」と言われてショックを受けたという清水は、「今回は僕がしっかりとボケていきたい」と決意を新たにします。しかし、助っ人として森田の出演もあるかもとのことで、一同から総ツッコミを受けました。
7月28日(日)に3回目のリーダー公演にのぞむ大島は、「とりあえず僕は走って、暴れ倒して、思い切り汗をかいていく」とキッパリ。出演者のボケにツッコミまくることを誓いました。
同じく7月28日(日)に諸見里が開催するイベントは、『1年後に島田珠代になる男』という謎めいたタイトルが目を引きます。「珠代のような芸人になる」のではなく「珠代本人になる」イベントだといい、諸見里は「いまダンスのレッスンとかパンティーテックスの練習、お化粧の練習もしている。珠代さんそのものになる」と謎の決意表明。
寛平GMは「よう考えたよね」と斬新なアイデアを絶賛します。会見に出席したメンバーからは「無理やろう」との声も出ましたが、諸見里は「やってみないとわからない」とやる気十分でした。ちなみに、このイベントに珠代本人の出演はありません。
多和田「この子を守っていきたいと思った」
続いてスペシャルゲストとして多和田上人が呼び込まれ、「大事な発表がある」と重々しい空気に……? 寛平GMらに取り囲まれた多和田は、「このたび結婚いたしました!」とおめでたいニュースを発表! 「おめでとう!」と拍手が起こり、会場は一気に祝福ムードに包まれます。
報告を受けたとき、寛平GMは驚きとうれしさのあまり、思わず多和田のおでこをペチンと叩いてしまったそうです。アキによると多和田は「常に彼女がいるタイプ」といい、多和田も「意外にモテるんです」とニヤリ。
お相手は10歳以上年下で、タレントの堀田茜さん似の一般女性とのこと。交際期間は約1年で、多和田は、「ユーモアのある方で、この子を守っていきたいと思った」とノロけました。同期で交流の深い見取り図(盛山晋太郎、リリー)にも報告済みで、「冗談めかして祝福してくれた」とか。
多和田を祝福するため、同期で“愛媛県住みます芸人”として活動中の座員・もりすけも駆けつけました。花束を持って登場し、いきなりスベって沸かせたもりすけは、「家族一同喜んでいる。その想いを花束にこめて贈ります」とコメント。多和田も「わざわざ愛媛から来てくれてありがとう」と感謝し、最後はスキンヘッド同士の熱〜いキスで喜びを分かち合いました。
通常、GM月例会見では、新喜劇65周年のPR隊長である珠代が“今月の顔”と称して変顔を披露するならわしですが、今回は、はるばるやって来たもりすけが指名されました。もりすけは「愛媛県の虫」と題して全身でホタルを表現。渾身のパフォーマンスで盛り上げました。
7月は秘蔵っ子の新曲『マドンナ』発売!!
会見では6月の振り返りも。6月12日(水)〜18日(火)に髙島屋大阪店で『吉本新喜劇 吉田ヒロギャグアート展Vol.6と吉本新喜劇美術倶楽部』が行われ、ヒロのほか、酒井藍、ボンざわーるどらも出展、多彩かつ本格的な作品たちが話題を呼びました。
6月16日(日)には、大阪・なんばグランド花月(NGK)で西川忠志が新喜劇入団15周年記念公演『感謝』を上演。女優・戸田恵子がゲスト出演し、珠代や浅香あき恵、山田花子のギャグを披露したほか、松浦真也のギターに乗せて『アンパンマンのマーチ』を披露する大サービスで、寛平GMは「(戸田さんが)全部、持って行った」と感心します。珠代は忠志の暴走ぶりに触れ、「パンティーテックスの途中で(忠志に)止められるっていう……」と振り返り、笑わせました。
6月11日(火)〜17日(月)に京都・よしもと祇園花月で上演された佐藤太一郎&小西武蔵のリーダー公演や、アキの座長就任1周年記念として東京・大阪・名古屋で開催された『吉本新喜劇アキのいぃよぉ〜の感謝祭2024』も大盛況でした。アキの感謝祭イベントは福岡での追加公演も決定する人気ぶり。アキは「2時間があっという間。涙した公演もあった」と振り返りました。
また、7月14日(日)には、20代座員によるアイドルユニット「秘蔵っ子」が新曲『マドンナ』をお披露目予定。早くも楽屋でヘビーローテーションしているという珠代は「ちょっと懐かしい夏っぽい曲」とプッシュしました。