東京の若手芸人が所属する「神保町よしもと漫才劇場」史上最大規模の夏フェスイベント『ジンゲキサマバケ！』が7月21日（日）に開催され、同劇場とIMM THEATERという2つの会場で終日、さまざまなイベントが行われました。総合MCは、素敵じゃないか、エバース、エルフ、ナイチンゲールダンス、ヨネダ2000、金魚番長の6組が担当。今回は、IMM THEATERでの最終公演『ジンゲキサマバケ！ お祭りステージ』の様子をレポートします！
生ファラオ・東のリーゼント姿に会場は…！？
このライブのMCを務めるのは、素敵じゃないか、エルフ、ヨネダ2000、金魚番長。夏祭りらしくたくさんの出店が並ぶ舞台に、同じく夏祭りらしい衣装で現れると、エルフ・はるが満員の客席へ「みなさん、一緒に盛り上がりましょう！」と呼びかけます。
まずは9番街レトロ、生ファラオ、ソマオ・ミートボール、太鵬、マリーマリー、めぞん、イチゴ、兄弟が登場して、「ミス＆ミスター あの頃コンテスト」のスタート！ それぞれがいちばんイケていた瞬間の写真を持ち寄り、審査員のエルフ・荒川と金魚番長がグランプリを選ぶコーナーです。
トップバッターの生ファラオ・東武志は「いつも切ってもらっている美容師と仲良くなりすぎて、されてしまった」というリーゼント姿の1枚を紹介。周囲から「似合ってる」という声が挙がります。
続くマリーマリー・タコスは、相方・えびちゃんとのクールな２ショットをセレクト。同期のバチョフに撮ってもらった1枚だそうですが、「よく見ると、えびの顎が二重になってた」と明かすタコスに、えびちゃんは「あたし盛れてないんだったら、切ればよくない？ 意味わかんないんだけど！」と不満を爆発させました。
ソマオの幼少期の写真に一同衝撃！
会場が騒然となったのは、イチゴ・イクトの芸人になる前の写真。金髪姿で自転車にまたがる1枚を「ふざけ方を間違えてた時期です」と照れくさそうに説明しますが、「カッコいい！」と好意的な意見が続々と飛び出します。
その後もイチゴ・木原優一、生ファラオ・石川、兄弟・紅葉、めぞん・吉野裕介のかわいらしい幼少期時代の写真が続き、最後に登場したのが、ソマオ・ミートボールの現在と変わらない幼いころの1枚。あまりの変わらなさぶりに、出演者も会場も大爆笑です。はるからは「今日の写真？」、素敵じゃないか・吉野からは「ソマオ過ぎるやろ」というツッコミが入りました。
こうして次々と驚きと爆笑の写真が登場するなか、グランプリは、カメラマンに撮影してもらったという、兄弟・体制の海でのモノクロ写真に決定しました。
「曲がったことが大嫌いー！」
「ブチアゲ ショートネタグランプリ」は、総勢18組が90秒以内のショートネタを披露し、そのなかで、いちばんブチアゲていた芸人を決定するコーナー。素敵じゃないか・吉野晋右曰く、このためにネタをつくってきた芸人も多いとのことで、気合の入ったネタバトルが繰り広げられます。
会場が湧いたのは、フィギュアスケーターとロシア人コーチに扮した、シノブによるショートコント。制限時間内にすべてのネタが収まらず強制終了となったものの、ヨネダ2000・誠が「もっと見たい！」と熱望。MCに呼び戻された2人が「フィギュアスケーターとロシア人コーチによるエキシビジョンマッチ」とタイトルコールすると、客席から大きな拍手と笑いが起こりました。
さらに、「どっちもいいよね」をキーワードにしたリズムネタを見せたアロハペンギン、TBS系情報番組『ラヴィット！』出演で話題を集める青木マッチョに相方・赤木ぼうずが腕相撲を挑んだかけおち、ショートドープ「King Boyが街をWalk」で会場を盛り上げたアケガラスなど、芸人たちが個性豊かなネタを続々と披露します。
素敵じゃないか・吉野が「ちょっと……これは（勝者を決めるのが）難しい」と悩むほどの盛り上がりを見せながら、「曲がったことが大嫌いー！」とストレートな思いを大声でぶつけた、まっすぐ加藤が1位に選ばれました。
4人の「睡蓮花」でやぐらがピンチ！
ステージでは、神保町の会場でMCをしていたナイチンゲールダンスとエバースも駆けつけて、10のユニットによる勝ち抜き戦「夏うたワンコーラス歌合戦」が始まります。
客席がさまざまな色のペンライトで彩られるなか、黄色い声援に包まれたのはインテイク・まえかずとイワサキカズによるタッキー＆翼の「Venus」。そのままの勢いで2人勝ち抜いたものの、KREVAの「イッサイガッサイ」を熱唱したアケガラス・King Boyに王座を渡します。
そいそ～す・カメオ、アケガラス・ガネ、世界クジラ・村田優斗、シノブ・櫻井は、本家の風貌を再現して、湘南乃風の「睡蓮花」を熱唱。サビで4人が一斉に体を揺らすと、その重量に耐えきれないのか、やぐらがグラグラと揺れ始めましたが、危機一髪、気づいたメンバーたちが下から支えてパフォーマンスをサポートします。
続く、11月のリサ・大森慎介、オダウエダ・小田結希、ドンデコルテ・小橋共作、アメリカンBBチキン・杉本裕雅、エルフ・荒川、太鵬・がえちゃん、プール・高橋大志、まんぷくユナイテッド・狩野大によるORANGE RANGEの「お願いセニョリータ」で、会場はいっそう夏らしい雰囲気に。
ORANGE RANGE風のオリジナルソングを勝手につくり続け、本家のライブにも招かれた経験を持つ杉本は、この場でもオリジナルソングを歌い上げ、このまま勝ち残るかに見えましたが、サンボマスターの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」をトリで熱唱したネイチャーバーガー・笹本はやてに敗れ、惜しくも２位となりました。
そしていよいよ、神保町でのライブに出演していたメンバーたちも駆けつけてエンディングへ。前のコーナーで、笹本とあいみょんの「マリーゴールド」をまっすぐに歌ったムームー大陸・渡邊直樹が「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」をフルコーラスで披露すると、最後に、おばあちゃんによる合図で銀テープが発射。キラキラと光が舞うなか、ライブは幕を閉じました。
『ジンゲキサマバケ！』の模様は7月28日（日）までオンラインで見逃し視聴ができます（チケット販売は同日正午まで）。
FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。
