神奈川県綾瀬市の大型観光イベント「第9回 Ayase Base side Festival」が、10月26日(土)に厚木基地に隣接する「あやせノーブルスタジアム」で開催されました。この時期の恒例となったこのイベントに、今年は吉本興業が全面協力して人気芸人たちが大集合! 笑いとハロウィンの融合「ハハハハ、ハロウィン」をコンセプトに、笑いあり、歌あり、ダンスあり、仮装ありの多彩な企画で盛り上がりました。
RGが生演奏にのせて“綾瀬あるある”熱唱
MCを務めるのは、神奈川県住みます芸人・アホマイルド坂本と大自然(しんちゃん、ロジャー)。ステージに登場すると、観客の多さに驚きの声を上げました。
そんななか始まったオープニングセレモニーは、綾瀬市を中心に活動する音楽グループ「あやせアンサンブルグループ」とレイザーラモンRGとのコラボパフォーマンス! 一流歌手のような凛々しい面持ちで現れたRGは「綾瀬市あるあるが1個だけあるので、ゆずの『栄光の架橋』にのせて歌います」と、贅沢な生演奏にのせて歌い始めました。
素晴らしい演奏とRGの伸びやかな歌声にみんなが聴き入っていましたが、曲の最後で「駅はないけど、バス停が多い」という“綾瀬市あるある”が飛び出すと、会場から笑いと拍手が起きました。
続いて、吉本芸人によるお笑いライブがスタート! トップバッターを務めたのはおかずクラブ(オカリナ、ゆいP)。ゆいPの体重当てクイズを始めると、客席から元気に手が上がります。寄せられた解答にゆいPが「もっと上」「もっと下」と範囲を狭めていき、最後に正解した女の子にはサインがプレゼントされました。
その後も、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、コロコロチキチキペッパーズ(ナダル、西野創人)、ザ・パンチ(パンチ浜崎、ノーパンチ松尾)、レイザーラモン(HG、RG)、マユリカ(阪本、中谷)が次々とネタを披露し、会場を笑いで包みました。
ネタを終えた芸人たちは、抽選で当たった参加者たちとのツーショット撮影会に参加するなど、ステージを降りたあとも気さくに綾瀬の人々との交流を楽しみました。
ノーパンチ松尾、パフォーマンス審査員の立場に困惑!?
パフォーマンスステージでは、綾瀬周辺で活動するグループを中心とした5組が参加。本格的なダンスパフォーマンスや音楽ライブで会場を盛り上げました。
「AYASE HALLOWEENパフォーマンスコンテスト」には、ダンスやヒップホップのグループ、また、若干13歳ながら独学で大道芸をマスターしたという少年など5組がエントリー。優勝を目指して繰り広げられるパフォーマンスはどれも素晴らしく、その迫力とスキルの高さに、審査員を任されたザ・パンチのノーパンチ松尾が「17歳から漫才しかしてこなかったわれわれに、何を審査しろというのか……」と困惑する場面も。
厳正なる審査の結果、約50人もの大所帯ながらぴったりと息が合い、ステージ内外に広がって圧巻のダンスを見せた「AJ DANCE DREAM COMPANY」が優勝に輝きました。
ハロウィンらしく仮装も登場!
厚⽊基地の⼦どもたちの和太⿎クラブ「NAF 厚⽊太⿎キッズ」による和太鼓演奏のあとは、「AYASE HALLOWEEN仮装コンテスト」が開催されました。
会場には仮装自慢の参加者たちの写真が貼り出され、事前に来場者たちによる人気投票を実施。そこで上位5位にランクインした人たちがステージに登場し、再びザ・パンチらが審査します。
勝ち上がった5組は、「おばあちゃんに買ってもらった」というコスチュームで人気アニメ「ポケットモンスター」のメインキャラクター「ピカチュウ」に扮したかわいいチビッ子から、「総額約7万円をかけた」という自信のコスプレで映画「スター・ウォーズ」の「ヨーダ」になりきった大人まで、バラエティに富んだ顔ぶれに。
審査の結果、映画「モアナと伝説の海」のキャラクター「モアナ」と「マウイ」に扮し、このコスプレで会場にショップの出店もしていた「CAFE KAKA」の2人が優勝しました。
占い芸人ブースに絶えることのない行列が!
イベントはステージの上だけではありません。緑の芝生が広がる会場には、さまざまなショップやブースが出店。ハロウィンメイクのブースでは、ハロウィンにぴったりのコウモリなどのフェイスペイントが施され、子どもたちはキュートなメイクに大喜びでした。
吉本芸人たちも、自分の得意分野を活かしたブースに登場。キャベツ確認中のキャプテン★ザコは、特技のバルーンアートのワークショップで、たくさんの親子とハロウィンらしい「かぼちゃのリュック」をつくりました。
てんぐのマジ川田は、廃油をつかった石鹸づくりをレクチャー。石鹸づくりを楽しく体験しながら、SDGsについても学びました。
1日中、行列が絶えなかったのが、てんぐ・横山ミル、ピン芸人・ますかた一真らによる占いブース。多くの人が訪れ、芸人たちによる占い結果に真剣に聞き入っていました。
そして、「仮装芸人を探せ」では、ものまね芸人のイチキップリン、ビスケッティ佐竹、アルバトロスしん、セブンbyセブン(玉城泰拙、宮平享奈緒)、若井おさむが、ものまねコスチュームで会場内に出没。彼らを見つけて一緒に写真を撮り、「#綾瀬で仮装芸人」でSNS投稿した人には、ハロウィン仕様のお菓子がプレゼントされました。
歌姫の登場で盛り上がりは最高潮に!
日が落ちて会場内がライトアップされ、秋の夜風が参加者たちを気持ちよく包みこむと、ステージでは「Ayase Base side Festivalスペシャルステージ」がスタート!
トップで登場したのは、DJダイノジ(ダイノジ・大谷ノブ彦)。神奈川県住みます芸人のスベリィ・マーキュリーとダンサーを従え、Adoの「唱」やCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」など人気のダンスナンバーを次々とプレイしました。大谷は、盛り上がり始めた子どもたちをステージに上げて一緒にダンスを楽しむなど、観客のボルテージを上げまくりました。
続いて「笑顔」をコンセプトにした男女5人によるダンス&ヴォーカルグループ「lol」が登場。ペンライトを持って応援に駆け付けたファンたちが見守るなか、息の合ったダンスと歌のパフォーマンスで観客を魅了しました。
そして、大トリで登場したのがCrystal Kay! 1曲目から大ヒット曲「恋に落ちたら」のイントロが流れると客席から歓喜の声が上がります。ほかにも「Boyfriend-partⅡ」「何度でも」など人気曲を中心とした5曲を披露。Crystal Kayは会場の気持ちのいい盛り上がりに、「綾瀬のみなさん、最高です! 初めましての感じがしない1」と笑顔を見せました。
最後は、⽶海軍厚⽊航空施設の協力により美しい打ち上げ花火が夜空を華やかに彩り、イベントは大盛り上がりのうちに幕を閉じました。