島田珠代が一瞬、永作博美に見える!? ネタから新喜劇まで今回の東京グランド花月も“豪華すぎる”顔ぶれが集結「ロコディ兎は反町隆史に…」

大阪の笑いの殿堂「なんばグランド花月」の寄席が東京で楽しめる「東京グランド花月」が、8月19日(火)に東京・IMM THEATERで開幕しました! 初回公演後には、出番を終えた吉本新喜劇の酒井藍、島田珠代、そしてロングコートダディ(堂前透、兎)、バッテリィズ(エース、寺家)が囲み取材に応じ、公演を終えた感想や「東京グランド花月」の魅力を語りました。

出典: FANY マガジン
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人気芸人が続々登場

「東京グランド花月」は、大阪の笑いの殿堂「なんばグランド花月」で行われている看板寄席の東京版で、漫才、落語、コント、吉本新喜劇と、吉本の笑いのすべてが詰まった6日間のスペシャル公演。大御所から、今をときめく人気芸人、注目の若手芸人まで、連日豪華な顔ぶれがそろうプレミアムな寄席です。

初日には、中川家(剛、礼二)、とろサーモン(村田秀亮、久保田かずのぶ)、紅しょうが(熊元プロレス、稲田美紀)ら賞レース王者をはじめ、ジェラードン(かみちぃ、アタック西本)、ロングコートダディ、マユリカ(阪本、中谷)、コットン(西村真二、きょん)、バッテリィズと、人気と実力を兼ね備えた芸人たちが登場。珠玉のネタを次々と披露し、客席に笑いの渦を巻き起こしました。

ネタに続いては、酒井藍が座長を務める「吉本新喜劇」を上演。内場勝則、島田珠代らベテラン座員のほか、ボンざわーるど、太田芳伸、諸見里大介、もじゃ吉田、岡田直子、カバ、川筋ライラ、大塚澪、野崎塁が出演しました。

今回上演したのは、「珠代パンティテックス」などおなじみのギャグを随所に散りばめつつ、家族や仲間との絆をしっかりと描いた、まさに“笑いあり、涙あり”の新喜劇らしい芝居。見応え十分で、関東の観客も大満足の様子でした。

出典: FANY マガジン
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エースの感想に珠代が「薄っぺらい!」

公演後の囲み取材で感想を聞かれたバッテリィズ・寺家は、「お客さんもテンションが上がっている感じというか、開幕感があって、いつもより盛り上がっている感じが楽しかったです」と笑顔。

相方のエースは「いつも通り、楽しかったですね!」と力強く答えたあと、「ライブはいつも楽しいですが、特別なのは新喜劇の方がここに一緒に立っているということ。不思議な感じというか、『東京グランド花月』ならではといったところでしょうか」と、いつになく真面目な口調で話をまとめると、珠代に「こんなに薄っぺらいんですね」とツッコまれて笑いを誘いました。

出典: FANY マガジン
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その珠代は最近、東京に呼ばれることが増えたとのことで、“東京で上演する新喜劇”についてこう語りました。

「(東京では)“ギャグ、ギャグ、ギャグ”と、いいところだけが詰まった総集編みたいになることが多いのですが、今回は酒井藍座長の力で、大阪でやっている“笑って、泣いて”という、お芝居とのメリハリで笑いがくる新喜劇になっているので、ぜひ観に来ていただきたいです! すごくいいお話なので、おすすめです。こういうお芝居を、東京でも常にお見せできたらなと思います」

ロコディ・兎「“夏祭り”のように盛り上がった」

珠代に座長としての力を評価された酒井藍は、逆に珠代の役者としての魅力をアピール。今回の芝居中に、珠代がある美人俳優に見える瞬間があったと明かします。

「今回の芝居の中心は珠代姉さんなんですよ。珠代姉さんはいっぱいギャグをされるイメージがあると思うんですけど、最後はちゃんとお芝居で締めてくださいます。これホンマの話なんですけど、最後の真剣なお芝居のとき……永作博美さんに見えます! だから、そこだけでも観に来てほしい」

この発言に気をよくした珠代が、「今日、(酒井が)歌っているシーンは、松たか子に見えました!」と酒井を誉め返すと会場は爆笑。即座に「ホンマですか!?」「フォルムが違う」など芸人たちからのツッコミ攻撃を受けました。

出典: FANY マガジン
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次に感想を聞かれたロングコートダディ・堂前は、「僕らも、ふだんは“ギャグ、ギャグ”なんですけど、今回は“涙あり、笑いあり”の漫才で、一瞬なんですけど(兎が)反町隆史に見えました」と珠代と酒井のコメントにカブせます。

相方の兎は「東京グランド花月」の特別感や盛り上がりが「夏祭り」のようだったと、こんな感想を。

「舞台に出てきたときに、お客さんが華やかすぎて、全員“屋台”に見えたというか、“テキ屋”に見えたというか……。それくらい輝いていて、夏祭りに来たみたいでした。途中、花火も上がりましたし……お客さんの笑顔という花火がね」

クスクスと笑う芸人たちの間で、最後は「(漫才中)堂前が一瞬、オダギリジョーに見えました」としっかりカブせて締めました。

出典: FANY マガジン
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「もっと東京で新喜劇をやっていきたい」

記者から“東京の観客の印象”を問われた酒井と珠代は、「東京のお客さんはすごく温かい」と回答。

酒井は東京のウェルカム感に励まされるといい、「舞台袖で、今日のお客さんの家を1軒ずつ訪ねてお礼を言いに行こうと話していました」と感謝の気持ちを表すと、珠代もこの日の公演について、「お客さんがどんどん芝居に入り込んでいるのがわかりました。もっと東京で新喜劇をやっていきたいです」と意気込みを語りました。

昨年のM-1グランプリで準優勝だったバッテリィズには、今年のM-1への出場予定についても質問が。これにエースが「ほぼ出ないです」ときっぱり答えると、昨年がラストイヤーだったロングコートダディ・堂前が「エントリーはします」と宣言し、兎が「エントリーをしても、ほぼ出ないです」とフォローしていました。

「東京グランド花月」は8月24日(日)まで毎日公演。全公演で酒井や珠代が出演する吉本新喜劇が上演されるほか、人気芸人たちが日替わりで続々と登場し、珠玉のネタを披露します。厳しい暑さを笑いで吹き飛ばしに、ぜひ足を運んでみては?

公演概要

東京グランド花月
開催日程:2025年8月19日(火)~24日(日)
会場:IMM THEATER
(東京都文京区後楽1丁目3-53)
主催・企画・制作:吉本興業

■8月19日(火)※終了
①14:30開場/15:00開演/17:00終演
②18:00開場/18:30開演/20:30終演
出演者:中川家、とろサーモン、ジェラードン、ロングコートダディ、マユリカ、紅しょうが、コットン、バッテリィズ

■8月20日(水)※終了
①14:30開場/15:00開演/17:00終演
②18:00開場/18:30開演/20:30終演
出演者:フットボールアワー、トータルテンボス、あべこうじ、見取り図、ツートライブ、ビスケットブラザーズ、エバース、フースーヤ

■8月21日(木)※終了
①14:30開場/15:00開演/17:00終演
②18:00開場/18:30開演/20:30終演
出演者:ザ・ぼんち、はりけ~んず、笑い飯、ちょんまげラーメン、セルライトスパ、オズワルド、レインボー、EXIT

■8月22日(金)
①11:00開場/11:30開演/13:30終演
②14:30開場/15:00開演/17:00終演
③18:00開場/18:30開演/20:30終演
出演者:中田カウス漫才のDENDO、レイザーラモン(③のみ)、南海キャンディーズ(①②のみ)、NON STYLE、トット(②のみ)、ガクテンソク(③のみ)、吉田たち、男性ブランコ、霜降り明星(①②のみ)ミキ(①③のみ)、コットン(①のみ)、ジョックロック、ナイチンゲールダンス(②③のみ)

■8月23日(土)
①09:30開場/10:00開演/12:00終演
②12:30開場/13:00開演/15:00終演
③16:30開場/17:00開演/19:00終演
出演者:桂文枝、矢野・兵動、パンクブーブー、ジャルジャル、囲碁将棋、サルゴリラ、さや香、家族チャーハン

■8月24日(日)
①09:30開場/10:00開演/12:00終演
②12:30開場/13:00開演/15:00終演
出演者:西川のりお・上方よしお、テンダラー、佐久間一行、銀シャリ、ガクテンソク、すゑひろがりず、ダイタク、バッテリィズ

吉本新喜劇出演者(※全公演共通):座長:酒井藍、内場勝則、島田珠代、ボンざわーるど、太田芳伸、諸見里大介、もじゃ吉田、岡田直子、カバ、川筋ライラ、
大塚澪、野崎塁

<チケット情報>
料金:指定席 前売 5,500円/当日 6,000円
プレイガイド:FANYチケット、ローソンチケット、チケットぴあ

FANYチケット:https://ticket.fany.lol/search/event?
ローソンチケット:https://l-tike.com/
チケットぴあ:https://t.pia.jp/

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