人気ドラァグクイーンが『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』に集結! 豪華さと笑いを兼ね備えた濃すぎる60分「DRAG QUEEN SP SHOW」開催!

「世界で一番笑える一週間!」をテーマにした国内最大級のコメディフェスティバル『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』が9月15日(月・祝)~9月21日(日)までの1週間、大阪・キタエリアにあるSkyシアターMBS、HEP HALL、阪急サン広場の3会場で実施されました。

9月20日(土)、HEP HALLで「DRAG QUEEN SP SHOW」が開催されました。ドラァグクイーンたちが華やかなメイクと衣装で登場し、歌やダンス、リップシンクなど多彩なパフォーマンスを披露。エネルギッシュでカラフル、老若男女問わず誰もが楽しめるエンターテインメントショーは観客をたっぷり魅了しました。

出典: FANY マガジン
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IL ROSAが演出を手掛けた盛りだくさんのショー

照明が落ち、重厚なBGMが流れる会場に、花魁姿のIL ROSAが登場。石川さゆり『歌麿-UTAMARO-』に合わせて見せる、妖艶な所作とエモーショナルな表情にお客さんは早くもうっとりです。一転、EGO-WRAPPIN’『くちばしにチェリー』をBGMに、お客さんの目の前で着替え始めてステージ上は大騒ぎ。

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帯をぐるぐる回りながら解いたり、舞台上をあちこち駆け回るコミカルな動きに手拍子が起こります。着替え終わり、キュートなレオタード姿でジャグリングを披露しようとするのですが、クラブを投げそうで投げず、再びお客さんは大笑い。

オープニングから全力疾走のIL ROSA。このたび『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』のセレモニーにも出席したそうで、「改めて『コメディって何やろう?』って調べたんですよ」とのこと。どんどん調べていくうちに、最終的に「人を笑わせ、人生観の真実味を味わわせること」と出たそうで、「なんのこっちゃわからへんくなってきて!」と語りお客さんは爆笑。

「とにかく、ここで豪華なショーを披露せなあかんと思っております」と使命に燃え、「お腹いっぱいになって帰ってください!」と勢いづけました。

クールなダンスあり、セクシーラジオ体操あり…

IL ROSAに「まずはこの方から。御年63歳!」と呼び込まれ、マダムCOCOがステージに。スパンコールがあしらわれたホワイトの華麗なボディスーツにピンクのファー、そして頭にはダイナミックな白い羽根飾りが立てられています。DQ「Drama Qeen」のリップシンクで観客を自分色に染め、パフォーマンス中には客席に降りるサービスも。

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続いてはペティ・ビッチョリーナ。羊の人形を抱き、羊のコスチュームをまとっての登場です。披露したのは、映画『アナと雪の女王2』の「Into the Unknown」。サビに「ひつじやんなぁ~」と書かれた紙を掲げ、「待ってました」とばかりにお客さんから万雷の拍手。

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ダンスクイーンと呼ばれるほどダンスがうまいOZは、トドリック・ホールの『Queen』でパフォーマンス。スタイリッシュでハイセンス、クールなダンスで会場を自分色に染め上げ、観客を惹きつけました。そしてIL ROSAが再び登場。ボディラインがくっきり分かるキラキラのミニドレスを着て、セクシー過ぎる『ラジオ体操第一』を披露し、フロアは大爆笑です。

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ミュージカルのリップシンクはどれも圧巻でした。femmininaは、ミュージカル『ウィキッド』の楽曲「自由を求めて」のパフォーマンス。途中のセリフのシーンでは、客席に降りてお客さんに語りかけ、そのままなんと一緒にステージに! ステージに上げられたお客さんも、ノリノリでfemmininaの演技に応えていました。

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大阪名物「ぐるぐるダンス」で締めくくり!

後半には出演者によるトークコーナーもありました。マダムCOCOはIL ROSAに、「紹介するとき、年のこと言うよね~?」と呆れ顔!? IL ROSAは、マダムCOCOを「すごい人」と紹介したかったから年齢を出したそうで「63歳で、たっかいヒール履いてドレス着てるおっさん、どこにいますか!?」と返してお客さんは大笑いです。

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今回のショーはIL ROSAがプロデュースしたとのことで、「ここでショーできた事自体がうれしい」と感激しきりです。40年以上前、故郷から大阪に出てきたときは、HEP FIVEは「阪急ファイブ」だったそうで、「知ってる人、おるかな……?」と客席を見渡しつつ、「休みの日にここにきて、『誰か田舎の人に会わへんかな?』とウロウロしてたのを覚えてます」と回想していました。

後半は、3人のダンサーによるショーからスタート。有名テーマパークの元キャストや、ゴーゴーボーイなどにより構成された3人のダンスは息ぴったりで切れも抜群。マダムCOCOは『ヴィダルサスーン』で、最後に体を張った驚きのパフォーマンスを繰り出します。

出典: FANY マガジン
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ディズニー映画『アラジン』の楽曲「ホール・ニュー・ワールド」のパフォーマンスでは、IL ROSAとOZが魔法の絨毯に乗って客席を降りる演出にお客さんは歓喜。femmininaは、ケイト・ミラー=ハイドキの『Zero Gravity』をリップシンクで披露。クライマックスで、ドレスの背後がまるでクジャクの羽根のように大きく広がる壮大な演出で、お客さんは大喜びでした。

出典: FANY マガジン
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笑いあり、素晴らしいダンスあり、爆笑トークありの盛りだくさんの内容で、あっという間にエンディング。ラストは全員で、大阪名物だという「ぐるぐるダンス」で締めくくりです。両手をぐるぐる回す振り付けで、出演者も客席に降りてお客さんと一緒にダンス。会場が一体感とハッピーな空気で包まれ、最高にハイテンションでゴージャスなショーは幕を下ろしました。

『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』公式サイト:https://osaka-fringe.com/
※本イベントは終了しております。