渋谷&神保町“初の合同フェス”は世代別対抗で大激戦! エルフ荒川「お笑いでつながったこの1日…最高!」

渋谷よしもと漫才劇場と神保町よしもと漫才劇場による初の合同フェス『トーキョーマンゲキフェス2025「渋神ジェネレーション」』が、9月23日(火・祝)に開催されました。渋谷と神保町の2劇場で、それぞれ3公演計6公演で繰り広げられる4チーム対抗戦。先輩・後輩の垣根を越えたチームバトルに、両会場とも大盛り上がりとなりました。

出典: FANY マガジン
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このイベントは、「東京よしもと漫才劇場」所属の全メンバーを世代ごとに4チームに分けて行われました。渋谷の劇場は「チーム同士が激突する対抗バトル『世代対抗戦ステージ』」、神保町の劇場は「“東京マンゲキの時代を作る”をテーマに世代を超えて交流する『時代を作れステージ』」として、それぞれのチームが持ち込んだオリジナル企画で対決。1日を通して合計ポイントが高いチームが優勝となり、賞金100万円が贈られます。

“最年長の芸人”は千鳥よりも芸歴の長いあの人!

渋谷で行われたオープニングには、「チーム年長さん(NSC東京3期~15期相当)」のキャプテン・ダイタクと副キャプテンのシシガシラ、「Dearest(同16~18期)」のキャプテン・紅しょうがと副キャプテンのダンビラムーチョ、「はる&デストロイヤーズ(同19~23期)」のキャプテン・素敵じゃないかと副キャプテンのエルフ、「Golden Age(同24期以下)」のキャプテン・金魚番長と副キャプテンの家族チャーハンが登壇しました。

オープニングVTRで「芸歴1年目~28年目までが総出演」という触れ込みもあってか、もっとも芸歴が長いNSC3期生と同期扱いのおしみんまるがイジりの対象に。ダイタク・大は「千鳥さんより芸歴が上。千鳥さんはおしみんまるさんに敬語で話している」と明かして笑いを誘います。

出典: FANY マガジン
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また、優勝を狙うエルフ・荒川は、すでに賞金の使い道を考えているそうで、「全員でおそろいのペアリングを作ります。もともとは(芸歴制限があったころの)神保町でやっていたメンバーなので、裏に『J』という文字を刻みます!」と熱弁をふるいました。

オリジナル企画「ギャルまさんが転んだ」で爆笑

まずは金魚番長率いる「Golden Age」の持ち込み企画「ジェネレーション大喜利」からスタート。チーム対抗の大喜利バトルで、世代ごとに配られた漫画のセリフや曲の歌詞のなかから回答するというものです。

それぞれが慣れ親しんだ作品から選ぼうとしますが、「年長さんチーム」に配られたのは、だいぶ上の世代の作品ばかり。「(ラインナップが)おじさんすぎない!?」とクレームが入ります。そんななか、kento fukayaが手にした漫画で無双状態!? 

出典: FANY マガジン
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素敵じゃないか率いる「はる&デストロイヤーズ」の持ち込み企画では、荒川を“フィーチャー”した「ギャルまさんが転んだ」に会場が騒然! 「だるまさんがころんだ」の要領で、荒川が振る「ギャルまさんが〇〇した」というお題をチーム代表者が全力で表現します。

いざゲームが始まると、荒川の「ギャルまさんがハイテンションになった!」「ギャルまさんが誰か一人を大切にした!」といったお題に芸人たちが全力で反応。荒川との写真撮影でも、ダンビラムーチョ・大原がキュートなポーズを決めて爆笑を巻き起こしました。

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一夜限りの「即席コンビ」で1分ネタ

この日は、合同フェスならではの企画が盛りだくさん。渋谷・第二部は、ダンビラムーチョの「早歩きでの買い物ネタ」からインスパイアを受けた「俊足買い物ゲーム」をはじめ、紅しょうが・熊元プロレスが作詞作曲した楽曲のタイトルや歌詞を当てるクイズ、ハゲ四天王が登場する「ハゲベガス!」などを開催。

神保町では、第一部でイチキップリン、たつろうなど、東京よしもと漫才劇場が誇るモノマネプレイヤーが集った「モノマネゴングショー」、第二部はキンボシがMCを務めた芸人を召喚してバトルを行う「渋神チームメイトカードバトルジェネレーション」などが開催されました。

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そして、この日の最後に行われた渋谷・第三部。この公演の結果で優勝チームが決まります!

まずは「一夜限りのドリームコンビ!1ミニッツ即漫バトル」がスタート。各チームからボケ・ツッコミ4人(計8人)が選出され、抽選ボックスからくじを引いて即興コンビを結成。制限時間1分間で漫才をして、客票で優勝者が決まります。

狛犬・坂口&イチゴ・木原のコンビを皮切りに、ケビンス・山口&さや香・新山のコンビ、9番街レトロ・なかむら&バリカタ友情飯・狩野のコンビなど、続々と漫才を披露していくなか、ナユタ・おのはら&ボブのコーラ・本田のコンビが誕生。おのはらのボケに本田のツッコミのバランスがまさに“理想的な漫才”で、会場を沸かせます。

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さらに、ダイタク・大&カーネーション・吉田、かたつむり・林&マルセイユ・津田が実力を見せつければ、大王・渡辺&金魚番長・箕輪は切れ味鋭いツッコミが光ります。ヨネダ2000・愛&シンクロニシティ・西野はリズムネタで爆笑に!

そのほか、さまざまな競技とお笑いを掛け合わせた競技「SHIBUZIN」、焼きそばや牛丼の早食い競技「BAKUSYOKU」、かくれんぼの要領で会場内に隠れた敵チーム(忍者)を探す「SHINOBI」のコーナーも大盛り上がりでした。

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芸人たちが1日かけた“自作の曲”披露!

この日のイベント全体を通して行われた“1日通し企画”も最終決着へ! 「渋神 MUSIC CHAMP」では、それぞれのチームがバンドを結成し、1公演目で決めたテーマやフレーズを取り入れた楽曲を、1日かけて制作しました。

トップバッターを務めたのは、DOG FOOD PARTY率いる金魚番長チーム。ヒップホップをベースに、家族チャーハン・江頭のあだ名「内田裕也が持ってた杖」のフレーズを取り入れた楽曲で会場を盛り上げました。

光永がボーカルのダイタクチームは、シマッシュレコード、西村ヒロチョ、アイロンヘッド・辻井が失恋をテーマにした楽曲をバンド形式で披露。シシガシラ・脇田の「失恋をして55インチのテレビを買った」というフレーズを盛り込んだ歌声とメロディーが、渋谷よしもと漫才劇場をひとつにしました。

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素敵じゃないかチームは、太鵬・太朗、サンタモニカ・ポールがリーダー。「友情・青春」をテーマに、世間知らズ・さおりと鉄人小町・住友のツインボーカルで勝負に挑みました。美しいハーモニーを響かせますが、ある出来事が起きて……。

ラストは紅しょうがチームです。10人編成のバンドで、楽器演奏者以外にも野球部の格好をしたメンバーがズラリと並びます。「応援歌」をまんじろうの2人が歌うなか、“熱弁師”としても知られる銀河ゆめゆめ・坂田が前に出てきて、客席に魂をぶつけました。

出典: FANY マガジン
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最後は結果発表。総合得点が発表されて優勝チームが決まると、感極まった荒川がこう語りました。

「一言、言ってもいいですか? 年代を超えて『お笑い』という“気持ち”だけでつながったこの1日……最高!」

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