吉本新喜劇・西川忠志による『「愛されオジになりたい」〜小さなことからコツコツと歌って踊る新喜劇公演〜』が、9月28日(日)に大阪・YES-THEATERで開催されました。吉本新喜劇の“2025年の顔”である忠志が新喜劇の仲間たちと繰り広げる、親子の情愛とダンスに捧げる青春を描いた物語。劇中を盛り上げた曲『愛されオジになりたい』で忠志がデジタル配信デビューすることが発表されるサプライズもあり、大興奮の舞台となりました。

鍛え上げた体に会場も感心
西川きよし・ヘレン夫妻の長男であり、タレントや俳優としても幅広く活動する西川忠志。今回の公演は忠志を中心に島田珠代、未知やすえ、千葉公平、太田芳伸、松浦真也、清水啓之、もじゃ吉田、森田まりこ、重谷ほたる、小林ゆう、生瀬行人、すっちーという新喜劇の豪華な顔ぶれが集まりました。
前説は太田と生瀬が担当。「愛されオジに?」「なりたーい!」「小さなことから?」「コツコツと!」というコール&レスポンスで客席との一体感を醸成し、会場は早々に熱気に包まれました。
本編は、お馴染みの「花月うどん」を舞台に展開します。向かいのクリーニング店から森田まりこが出てくると、大きな拍手が起こります。

続いて、タンクトップ姿の忠志がおかもちを手に客席から登場! 「こんにちは!」と大きな声で客席に挨拶すると、観客とハイタッチして沸かせます。さらに森田のゴリラのギャグを2人で披露するなど、ギャグの連発で盛り上げました。
花月うどん店主の未知やすえや、その娘役の小林ゆうら座員が登場するたびに歓声が沸き上がります。小林は体の柔軟性を活かしたエビぞりギャグを披露!
そして、やすえに一目惚れした組長役の松浦真也と、オレンジのスーツを着た子分の千葉公平のコンビが登場し、さらに舞台をかき回します。
物語の進行とともに、忠志とやすえの関係が明かされます。2人は結婚を誓う仲でしたが、そのことを知ったゆうは絶対に認めず、忠志との関係もこじれてしまいます。同時に、やすえの彼氏が忠志であることを松浦も知ることとなり、ライバル心を燃やします。

千葉から「だらしない体じゃないのか?」けしかけて、忠志が鍛え上げた体を披露すると、会場から感心の声が。その流れで脱ぐことになった松浦の“親近感”のある体型に大きな笑い声が起こりました。
やがて、「愛されオジになったら、ゆうに結婚を認めてもらえるのではないか」と告げる忠志。その思いに感動した松浦は一転、「お前を応援する」とギターを爪弾き、忠志と『愛されオジになりたい』のセッション。「愛されオジになりたい」とサビを熱唱すると会場から手拍子が起こり、音楽ライブのような盛り上がりを見せました。
歌詞に西川家の家訓も盛り込む
舞台後半では、島田珠代と忠志の絡みでひと騒動。忠志の天然なリアクションに珠代が振り回される一幕もありましたが、忠志も珠代のギャグをやらされることになり、しぶしぶ付き合います。忠志が大真面目な表情でギャグを披露すると、そのギャップに観客も大喜びでした。さらに、重谷ほたるや太田芳伸、生瀬行人、清水啓之にすっちーと個性的な面々が次々と登場し、物語に引き込みました。
クライマックスでは、忠志とゆうが『愛されオジになりたい』に合わせてデュエットダンスを披露。観客はスマホのライトやペンライトを振って、2人を応援します。真っ赤なドレスのゆうとともに、忠志がめいっぱい歌い踊る場面では手拍子と歓声が重なり、会場がひとつになりました。

新喜劇が大団円でエンディングを迎えると、ここで忠志が「サプライズがあります!」と声を上げます。そして、会場を沸かせた劇中曲『愛されオジになりたい』で、10月1日(水)にデジタル配信デビューすることを発表!
2025年に「吉本新喜劇の顔」に選ばれた忠志。デジタル配信デビューはその一環のプロジェクトです。忠志は語りパートの作詞を自ら担当し、「小さなことからコツコツと」など西川家の家訓も取り入れました。
タイトルにもなったサビの「愛されオジになりたい」というフレーズは覚えやすく、すっちーや千葉は、すでに替え歌で口ずさんでいるとのこと。最後は、出演者全員で『愛されオジになりたい』で歌って踊り、手拍子と歓声に包まれながら幕を閉じました。
楽曲概要
『愛されオジになりたい』

作詞:鈴木秋則、西川忠志
作曲:鈴木秋則
配信開始日:2025年10月1日(水)0:00~
ダウンロードサイト:iTunes Store/レコチョク
サブスクリプション:Apple Music/Amazon Music/AWA/YouTube Music/Spotify/LINE MUSIC
配信リンク:https://lnk.to/nishikawatadashi_loveduncle