今年で13回目を迎えた『フジパンPresents 淀川寛平マラソン2025』が、12月6日(土)、7日(日)の両日に大阪・淀川河川公園で開催されました。今年も「男女ハーフマラソン」「男女10km」「駅伝」「キッズラン」など計8種目を実施。ここでは、前回から始まった「障がい者ハートフルラン」や宮川大助・花子が参加した新種目「ベビーカーウォーク」などが行われた初日の様子をレポートします。

キッズランで子どもたちの笑顔がいっぱい!
オープニングステージには間寛平、たむらけんじ、ミサイルマン・西代洋が登場。寛平は開口一番、ステージ前に集まった人たちに「ありがとう!」と感謝すると、3人のトークで会場はさっそく盛り上がります。
続いて、サバンナ・八木真澄、女と男(市川、ワダちゃん)、かけおち・青木マッチョ、span!(マコト、水本健一)、タレンチ(芝田大輝、コバタユウ)、バイク川崎バイク、麒麟・田村裕、らいおんうどん(ガオ〜ちゃん、しげみうどん)、吉本新喜劇の新井崇史、バタハリ(いながきスタイル、バッフォイかさはら)、NMB48の坂下真心、坂田心咲もステージへ。
会場からの「BKB」コールに乗ってBKBが連続ボケを繰り出すと、初出場のマッチョもボケをカブせて盛り上げました。

全員でNMB48の『チューストライク』に合わせて準備体操したあとは、「2025淀川寛平マラソン、スタート!」と声を合わせて、1日目のイベントが始まりました。
まずは「ウォーク(約8キロ)」から。スタート地点では、寛平、たむけん、西代らがスタート台へ上ります。サバンナ・八木がギャグを披露するなか、カウントダウンで全員がスタート! 八木、タレンチ、女と男・市川、span!・水本、青木マッチョが一緒に歩きました。

続いては「キッズラン(小学生3キロの部)」です。記念撮影のあと、まずは5・6年生が、ライオンうどん・しげみのギャグのあと、全員が転倒なしで無事スタート。すると10分ほどで先頭が帰ってきます。その走りに寛平も思わず「速ッ!」とビックリです。
続いて、3・4年生、1・2年生の順にスタート。子どもたちの一生懸命の走りにたくさんの声援が飛び交うなか、芸人たちもゴール地点で子どもたちを出迎えました。

キッズランの表彰式では、寛平からトロフィーのほか、副賞のパンの詰め合わせ、タオルセットが贈られました。子どもたちは「気持ちよかったです!」「うれしいです!」など、それぞれに満足げな表情を見せました。
その後、ウォークの8キロを歩き終えた男と女・市川とspan!・水本がゴール。「天気がよくて歩きやすかった」「いろんな方と話しながら歩けた」と振り返る市川は、「みんなとしゃべれるのがいい!」と寛平マラソンのよさを語りました。

花子「こんなうれしい日はない」
今年から新設された「ベビーカーウォーク(約1.5キロ)」には宮川大助・花子、ミサイルマン・西代、スーパーマラドーナ(田中一彦、武智)、NMB48の坂下と坂田が参加。寛平はこの部門を新設した理由について、「子どもを育てるのは大変。だから息抜きとして」と説明します。
血液のがんの一種、多発性骨髄腫で闘病中の花子はステージに登場し、「やっと戻って来れた〜!」と声を上げると、会場から大きな拍手が起こります。大助も「今日はお礼に来ました」と挨拶。花子は、NMBの2人を見ながら「私の20歳のころを見てるよう」とひとボケして笑わせました。
坂下が「一緒に歩く子どもたちとたくさんお話ができたら」というと、坂田も「触れ合えるのが本当に楽しみ」と笑顔です。全員での体操したあと、花子の「オーッ!」という掛け声とともに、寛平のピストルの音でスタートしました。

ベビーカーウォークを終えた花子は「こんなうれしい日はない」と晴れ晴れとした表情。そして、「寛平師匠と仲間に会えたのもうれしかった。やっとリベンジできたかなと思ってる。泣けてきました」と語ります。大助も「おかえりっていう声がいっぱいあった。最高です!」と満足げ。
花子は「今回、出たいって言うたら、みんながエッ!?って言った」と明かすと、参加者に「諦めずにトライしてほしい」と呼びかけます。そして「走って走って走り抜きたい、負けてられへん!」と宣言しました。

初めて寛平マラソンに参加したNMB48・坂田は「芸人さんが多くて最初からおもしろかった」と笑顔。そして、ベビーカーを押す体験をしたことで「いい花嫁修行になった」と話して笑わせます。さらに、「皆さんを見ていると走りたくなった。まずは初心者向けから、いずれは駅伝を背負えるようにがんばりたい!」と意気込みました。
NMB48の坂下は、子どもたちとの触れ合って「素敵な時間を過ごせた」とコメント。翌日に行われる駅伝部門にも、サッカーJリーグのセレッソ大阪チームの一員として出場する予定で、「セレッソの名を轟かせるように楽しみながら走りたい」と力を込めました。

ワークショップやスポーツ教室も盛況!
淀川河川公園の会場内では、各種スポーツ教室やワークショップを開催。ファンファーレと熱狂(こうちゃん、奥慎太郎)、タイムキーパー(まついあきら、ひでき)がスポーツ教室で子どもたちをサポートしました。
ふるさとアスリートの山本慎吾によるかけっこ教室では、腕の振り方や足の上げ方、姿勢の大切さなどをレクチャー。参加した子どもたちが教えられた動きを一生懸命に覚えて実践すると、芸人たちも声援を送りました。

CLユナイテッドのダブルダッチ教室では、縄跳びを使いながら芸人たちがリズムよく声をかけ、子どもたちがそれに合わせてジャンプ。クリアできると、全員から拍手が起こります。後半にはテンポよく走るようにジャンプできる子どももいました。
麒麟・田村のバスケットボール教室は、ボールに慣れることからスタート。大きくボールをバウンドさせて、その下をくぐる動きから始めます。田村は「どうやったらくぐりやすいかな?」などと、丁寧にレクチャー。徐々にレベルアップし、全員がドリブルやシュート練習などで汗を流しました。

ワークショップでは、女と男、span!・マコト、バタハリが子どもたちと一緒に参加。プラ板のワークショップでは、思い思いの絵を描いてオーブンで加熱、そこに穴をあけてチェーンを通すとキーホルダーの完成です。女と男・ワダちゃんが子どもたちに声をかけて、アシストしました。
折り紙ワークショップでは、span!・マコトのレクチャーで子どもたちがサンタクロースなどを折ります。丁寧に紙を折って、そこに目や鼻、口、ヒゲを描き入れて完成。子どもたちは好きな色の折り紙を使って、サンタ作りに熱中すると、最後は紙飛行機を作って全員で飛ばしました。

大道芸のワークショップでは、紙コップと段ボールで小道具を制作。バタハリの2人の指示に従って、子どもたちが段ボールに紙コップを並べて貼り付けていきます。最後のチャレンジに成功した子どもたちは、バタハリと一緒に「大成コーン!」と声を合わせました。
今年もバーベキューエリアは大盛況で、終盤には芸人たちも登場。寛平が「ええ天気でよかったですね、楽しんでくださいね!」と声をかけます。BKBは「バーベキューって、かぼちゃとかが、ボロボロになる」と「BKB」をネタ披露。芸人たちは各テーブルを巡回して参加者と記念撮影しました。

寛平「天気がいいのが一番!」
2回目の開催となった「障がい者ハートフルラン(約2キロ)」には寛平、BKB、バタハリ、らいおんうどんが出場。急遽、参加することになったたむけんも一緒に、カウントダウンで全員が笑顔でスタートしました。

初日の最後は「ペア5キロ」部門です。オープニングステージの前には、再び花子が登場。来年で大助と“ペア”になって50年を迎える花子は、「途中で腹立ってくると思いますけど、それも試練」と、長続きの秘訣を話します。そして、「一緒に参加することがいい。皆さん、楽しんでください!」と参加者にエールを送りました。
スタート地点ではミサイルマン・西代の「5キロ走り切るぞ!」の声のあと、カウントダウンでそれぞれのペアが笑顔でスタートしていきました。
そして、ほとんどのペアが手を繋いでゴールイン。親子や家族、カップル、友人同士など様々なペアが両手を挙げて、なかには2人で大きくハートマークを作るなど、思い思いのポーズでゴールを駆け抜けました。

1日目を終えた寛平は「天気がいいのがいちばん!」と振り返ると、「みんながんばってくれてる。だからお客さんも喜ぶ」と参加した芸人たちに感謝します。花子についても「ものすごい達者やったな」と脱帽の様子で、「来年もまた」とエールを送りました。

