レイチェルの“パリピ新喜劇“に氣志團・綾小路 翔が登場!! 歌にアドリブに島田珠代「私、翔さんに恋しちゃった」

吉本新喜劇きっての“パリピキャラ“であるレイチェルが、5回目となる単独公演『FOREVER PARTY PEOPLE!! 5』を11月30日(日)に大阪・なんばグランド花月で開催しました。いまや毎回、チケット完売の人気イベントは、この日も立ち見が出る大盛況。今回は、ヤンクロックバンド・氣志團の“翔やん”こと綾小路 翔がゲストとしてなんばグランド花月に初降臨し、会場は熱気に包まれました。

出典: FANY マガジン
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“乳首ドリル”もボイスパーカッションでアレンジ

開演前の前説を担当したのはレイチェルと交流が深い、もも(まもる。、せめる。)です。おなじみの“○○顔”ネタを氣志團バージョンにアレンジするなど、軽快なやりとりで会場の空気をしっかりとあたためます。

本編の新喜劇は、もじゃ吉田扮するうどん屋店主と、その兄役の吉田裕、2人の恋模様を軸に展開するドタバタコメディです。前半は、シングルファーザーのもじゃが、服部ひで子演じる恋人との仲を娘(咲方響)になかなか言い出せないという設定。

後半では、同窓会に出席するため実家に帰ってきた吉田が、思いを寄せる同窓生・金原早苗に再会しますが、実は彼女はシングルマザーになっており……。そんな兄弟の恋に、親子の愛や家族の愛も絡めたストーリーで、観客をたっぷりと楽しませます。

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レイチェルは、前半はうどん屋の新人アルバイトとして、店をクビになった後半は金融屋として登場。軽いノリではしゃぎまくる“パリピ”ながら、兄弟の恋をなんとか成就させようと奮闘するキューピッド的な役どころです。

レイチェルは登場するなり、「マウストゥーマウス」「楽しぃ〜!」をもじゃにお見舞いして度肝を抜いたかと思うと、どんどんボケを繰り出します。吉田との“乳首ドリル”では得意のボイスパーカッションを駆使して“パリピスタイル”に新解釈するなど、コラボネタも満載です。

カラースーツに衣装を変えた後半も、その勢いはとどまるところを知らず、“パリピ”風紙芝居のピンネタタイムまで飛び出しました。

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綾小路 翔が『One Night Carnival』生披露!

綾小路は、金融屋・レイチェルの兄貴役として後半に出演。大歓声に迎えられた綾小路は、蛍光オレンジのド派手なチンピラスーツ姿がバッチリ似合っています。吉田を間に挟んでレイチェルと「楽しぃ〜!」と叫んだり、「気合を入れてやる」と吉田相手に“乳首ドリル”にもチャレンジ。

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「素敵な男の人に出会いそうな気がした」と現れた警察官役の島田珠代には、求愛ギャグのターゲットにされますが、抱きつかれても股の下から顔を出されても、まったく動じず爆笑をさらいます。

珠代からいきなり「ロベルト」と呼びかけられた綾小路が、「オブリガード(ポルトガル語でありがとう)」と返すなど、アドリブもパーフェクト。なんとキレキレの「パンティーテックス」まで披露する大サービスで、珠代と会場を感激させました。

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そして、吉田の告白が成功したシーンでは、綾小路が「俺からの餞別、受け取ってくれ!」と氣志團のヒット曲『One Night Carnival』を熱唱! キラキラ衣装に身を包んだパフォーマンスにレイチェル、未知やすえ、吉田らがバックダンサーとして華を添えると、観客は大喜びです。

歌い終えた綾小路は、「房総の狂犬を謳ってきた俺だけど、珠代さんの前ではただの御座敷犬だったぜ」「吉本新喜劇って怖ぇな。あんな分厚い台本、ただの道標だな。全然(台本通り)言ってねえな」と漏らして笑わせました。

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やすえや寛平もキャラ全開で大暴れ!

脇を固めるメンバーもやりたい放題! 珠代は、舞台に現れるたびにノンストップで大暴れします。“シンガポールの昆虫”ギャグを披露しながら、「レイチェルは、とってもやさしくて頼りがいがあっていい子。応援してあげて」と熱いエール。

間寛平GM(ゼネラルマネージャー)は、おじいさん役で犬のぬいぐるみとともに舞台へ。おなじみのしつこいノリをこれでもかと発動し、レイチェルからハゲズラがへこむほどの強烈なツッコミを受けるなど、さすがの存在感を見せつけます。

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未知やすえは地上げ屋の姐さん役で、粋な着物姿とドスのきいた演技を披露。もじゃと吉田は、ボケやツッコミ、イジられ役に奔走しながら、せつない男心もしっかり表現します。

ほかにも「お母さんよ」のセリフで何度も笑いを巻き起こした電気工事屋役の多和田上人や、強盗役で寛平GMに翻弄されまくる佐藤太一郎など、若手からベテランまで座員一丸となって舞台を盛り上げました。

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次回は来年6月開催「みんなの笑顔の集合場所に」

クライマックスでは、実は金融屋の会長だった寛平GMがキラキラスーツで再登場すると、綾小路に杖を持たせて「かい〜の」を炸裂させます。大オチはやすえのキレ芸で、「おい、翔!」と綾小路にまでキレまくり! 「お前、えらい出番前、震えとったなあ!」と舞台裏の姿を暴露する一方で、「アドリブに笑ろてもたわ」「カッコええわ、歌も」とベタ褒めしたうえ、「怖かった~」のひと言で、綾小路も全力でズッコけさせました。

出典: FANY マガジン
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エンディングでは、舞台の興奮そのままに出演者たちがトークで大盛り上がり。珠代は「私、翔さんに恋しちゃった」とすっかり恋する乙女の表情です。

綾小路は「すごすぎて、勉強にならなかったです」と苦笑い。アドリブ連発でスピード感あふれる舞台展開に「ずっと台本を持ってスタンバイしていたが、話がわからなくなった」と明かしました。そして、「アドリブにも誰かが打ち返す。絶対にリフティングを落とさない子どもたちを見ているようで、アスリート感がある」と“新喜劇イズム”に感心しきりでした。

最後は観客も一緒に記念撮影で締めくくり。さらに、6回目となるレイチェル単独公演が来年6月28日(日)になんばグランド花月で開催されることが決定したことも発表されました。レイチェルが「次もまた絶対に楽しんでいただける新喜劇をやります! 次もまた、みんなの笑顔の集合場所にしてください!」と呼びかけると、ひときわ大きな拍手が送られました。

出典: FANY マガジン
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