ワッキー出演・プロデュースの舞台『Mother』が今年も上演! 酒井美紀を主演に迎え「続けていかなきゃいけない作品だと思っています」

ペナルティ・ワッキーがプロデューサーを務め、自ら出演もする舞台『Mother~特攻の母 鳥濱トメ物語~』が、10月21日(水)~10月25日(日)まで、東京・シアターHで上演されます。9月10日(木)には取材会が行われ、ワッキーのほか、今年初参加となる主演の酒井美紀と、共演の松本明子、脚本・演出を務める藤森一朗が出席し、作品への思いや本番に向けた意気込みなどを語りました。

出典: FANY マガジン
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ワッキーは初の役柄変更「53歳の特攻隊はいないので…」

2009年に初演し、今年で15回目の上演となる『Mother』は、鹿児島県南九州市知覧町郡に実在した「富屋食堂」を舞台に、特攻隊員たちから“母”と慕われ、戦後、「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの半生を描いた作品。

2013年から出演するワッキーは、昨年からはプロデューサーも務め、1人でも多くの人に作品を届けたいと精力的に活動しています。

今年は、主演の鳥濱トメ役に酒井美紀、そして、特攻隊として出陣する愛息を見送る堀川むつ役に松本明子を迎えました。史実に基づきつつ、新たなアプローチを加えながら鳥濱トメと特攻隊員たちとの心を震わせるドラマを描きます。

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取材会場に姿を現したワッキーは開口一番、「今日は嬉しいです。わが吉本興業が誇るいちばん広い部屋で取材会ができたので」と話して場の緊張感をほぐすと、プロデューサーとしての思いを次のように語りました。

「当たり前の目標ですが、全公演満席を目指しています。これはお金のためではなく、大義のため。より多くのお客さまに『Mother』を広めたいし、ずっと上演を続けていきたい、続けていかなきゃいけない作品だと思っています」

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さらにワッキーは、今回は役者として大きな変化があることも明かしました。

「昨年、53歳まではずっと特攻隊長役をやっていたんですけど、53歳の特攻隊なんていなかった、無理だということで(笑)、初めて警察署長役をやらせていただきます。ドキドキしているのですが、酒井さんと絡むシーンが多い役なので、しっかり稽古して、最高の『Mother』を届けたいと思います」

松本明子がワッキーに「惚れております」

酒井は、『Mother』を観劇したことがあると明かしながら、こう語ります。

「6年前に観劇させていただいたときに、これは“伝えていかなければいけないもの”だと感じました。トメさんは愛情深い方で、特攻隊員一人ひとりに“息子”という思いを持って、ともに過ごされていたと思います。

出典: FANY マガジン
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隊員たちが厳しい訓練に明け暮れる日々の中で、(富屋食堂は)ホッとするような束の間の癒しの場、お母さんに会いに行くような場所でもあったと思うので、トメさんの思いを演技を通して伝えていきたいと思っています。大切なことを“伝承”していくことも、演劇の大事な役割だなって」

一方、松本は、大病を克服してなお、自分のことよりもまわりのために奮闘するワッキーに、芸人として、1人の人間として「惚れております」と語り、照れるワッキーの横でこう意気込みました。

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「作品に参加させてもらえることがありがたくて、ワッキーさんがいつも言う『やり続けることが平和につながるんだ』という言葉を胸に、みんなで仲よく、ゴールに向かって走り続けたいと思います」

ワッキーとともにこの作品をつくり続けてきた脚本・演出の藤森は、海の向こうで実際に戦争が起きている現実と『Mother』を切り離すことはできないと言います。

出典: FANY マガジン
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「戦争は過去の記憶だけでなく、いまも行われていることです。だからこそ、私たちは“自分ごと”として捉え、真摯に戦争と向き合い、伝えていかなくてはならないと思っています」

今年の『Mother』は、ダブルキャストを含めて出演者が総勢62人にのぼります。稽古スタートを控え、酒井は「家族のような空気感が醸成されていくといいなと思います」と期待を込め、自身の16歳になる息子を若い特攻隊員役の俳優たちに重ね、「本当にみんなをハグしたい」と母親の顔を覗かせました。

酒井「少しでも多く自分の中に染みこませたい」

藤森が「いまどきの若者たちが、稽古の間に頼もしく変わっていくのが、毎年楽しみ」と語ると、ワッキーは立ち上がり、『Mother』の稽古に欠かせない「軍事教練」(実際に特攻隊員たちが行っていた厳しい訓練)について、体を動かしながら説明。

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「この訓練のおかげで、観た方から『本物の軍人さんが出てきたのかと思った』という最高の褒め言葉をいただくんです。それが、『Mother』を支えているんですよね」

またワッキーは、主演のトメ役を酒井にオファーした理由をこう語りました。

「これまでトメさんを演じてくれた方もそうだったんですが、僕が声をかけさせてもらうのは、誰からも愛され、すべての人を平等に見ている“トメさんみたいな人”。酒井さんとは以前、舞台でご一緒したことがあって、まさにおかみさん役をされていたんですけど、もう、そのままの酒井さんで臨んでいただければトメさんになるなって」

また以前、バラエティ番組で一緒に長時間のロケをしたという松本については、「芸能界の荒波を越えてきたとは思えないくらい、優しく包み込むような空気感をそのまま出してほしい」と期待を寄せました。

デビュー作が『ひめゆりの塔』という戦争を題材にした映画だったという酒井は、役者が担う“伝承”という役割を大切にしていることから、今回のオファーを快諾したそうで、「役者人生において、こういった史実を伝えられることは幸せ」と話します。

出典: FANY マガジン
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実在の人物である鳥濱トメを演じるにあたり、酒井は鳥濱トメさんの娘や孫が大事に残してきた資料などを読み込み、その人物像を研究していると明かしました。

「息子のように大切な人たちが特攻に向かうのを何度も見送ってきたトメさんの思いを100パーセント理解することはできないかもしれないですけど、少しでも多く自分の中に染みこませていきたい」

ワッキー「観終わると“よっしゃ!”ってなる作品」

藤森は、今年の『Mother』の演出について、「戦争による悲劇が広がる“今”とリンクして観てもらうことにこだわりたい」と力を込めました。

「この舞台は特攻隊だけの物語ではなく、戦後、トメさんは進駐軍のお世話までしていて、彼らからも“Mother”と慕われていました。そのなかには、後にシカゴ市長になる人物もいたのですが、もし、優秀だった特攻兵たちも、命を落とさず戦後も生き延びていたら、いまの日本はどうなっていたのかなと思うんですよね。

戦争は過去だけのことではなくて、当時から見た未来である“今”とつなげることが大事。戦争で若者が命を落とすことは、その国の未来を潰すということなんです」

出典: FANY マガジン
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プロデューサーとして2年目を迎え、成長したところを聞かれたワッキーは最後にこう話しました。

「協賛金を募るためにスポンサーさんとやりとりするうえでの言葉遣いなんかは気をつけるようになりました。去年はまだ芸人っぽさが抜けなかったですが、今年は成長したかなと。LINEなんかでも、お願い「します」ではなく、「いたします」とかね(笑)。小さいことですけど、できるようになりました。

『Mother』は日本人だけの胸を打つ作品ではありません。どの国の人が観ても、“戦争はしてはいけないな、世界中仲よくしなくちゃいけないな”と思う作品だから、僕はずっと作り続けているんです。その大義を伝えるため、今年のメンバーでできるいちばんいい『Mother』がお届けできるよう、熱く、楽しい稽古場づくりも心掛けています」

出典: FANY マガジン
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降壇する際にも、「観終わると“よっしゃ!”ってなる作品なので、ぜひ、皆さんも観に来てください」と呼びかけたワッキー。プロデューサーとして、役者として、気合十分の様子でした。


公演情報:https://mother2026-officialsite.vercel.app/
公式X:https://x.com/mothertomestory
シアターH公式ホームページのバリアフリー情報:https://theater-h.jp/faq/

公演概要

アース製薬 presents 『Mother~特攻の母 鳥濱トメ物語~』

出演:酒井美紀、松本明子、ペナルティ・ワッキー 他
会場:シアターH (東京都品川区勝島1-6-29) ※東京モノレール「大井競馬場前駅」より徒歩5分
公演日程:2026年10月21日(水)~10月25日(日) ※全8回公演
主催・企画製作:株式会社エアースタジオ
特別協賛:アース製薬株式会社
協力:吉本興業株式会社、鳥濱拳大、ホタル館富屋食堂、赤羽潤、薩摩おごじょ、特攻隊戦没者慰霊顕彰会、特定非営利活動法人知覧特攻の母鳥濱トメ顕彰会、NPO法人国際芸術文化交流振興会、劇団空感演人 他

<公演時間>
10月21日(水)18:30開演
10月22日(木)18:30開演
10月23日(金)13:00開演/18:30開演
10月24日(土)13:00開演/18:30開演
10月25日(日)12:00開演/16:00開演

上映時間:2時間40分予定(※休憩含む)
※公演日時に変更がある場合がございます。
※開場は、開演時間の30分前になります。受付の混雑が予想されますのでお時間に余裕を持ってご来場ください。
※会場内での飲食行為は禁止とさせていただきます。
※車椅子をご利用のお客様は、シアターH公式ホームページのバリアフリー情報をご確認ください。
※施設内にはスロープやエレベーターを備えております。車椅子をご利用のお客様など、ご来場に際してご不安な点がございましたら、事前にお問い合わせください。

料金:
SS席(パンフレット付※劇場でお渡し) 前売 12,000円|当日 13,000円
S席 前売 9,000円|当日 9,500円
A席 前売 7,500円|当日 8,000円(日時指定・全席指定・税込)
※本公演は、オンライン配信チケットの販売も予定されています。詳細は決定次第公演ホームページにて発表されます。

<チケット取り扱い>
・FANYチケット:https://ticket.fany.lol/event/detail/20083

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