ノンスタ石田の子育て論に“新米パパ”ツートライブも納得「夫婦は与え合っていくもの」

NON STYLE・石田明とツートライブ(たかのり、周平魂)が男性の家事・育児について語るトークショー『考えてみよう!男性の家事・育児 ~誰もが活躍できる未来のために~』が、オンラインで開催されました。大阪府の女性活躍推進イベントの一環として開かれたもので、3人のパパ芸人たちがそれぞれの子育て論を披露しました。

出典: FANY マガジン

大阪府では、オール大阪で女性の活躍推進の機運を盛り上げるために「OSAKA女性活躍推進会議」を設置し、2016年から毎年9月を「OSAKA女性活躍推進月間」と定めて、さまざまなイベントを実施しています。今回のトークショーは、その一環として開催された女性活躍の応援イベント『ドーンdeキラリ 2days 2021』のプログラムの1つとして、9月4日(土)に行われました。

双子の育児は「むしろラッキーだった」

石田は、4歳の双子と1歳という3姉妹のパパ。さらに周平魂は1歳半の男の子、たかのりは今年3月に男の子が生まれたばかりと、それぞれ“パパ芸人”としても活躍している3人。トークショーでは、彼らの“気づき”が語られます。

妻とともに日々、楽しんで育児をしているという石田。まわりからは「双子の育児は大変でしょ」と言われることも多かったそうですが、本人は「むしろラッキーだった」と言い切ります。

「絶対に、自分のターンが回ってくるんですよ。おむつを替えるにしても、奥さんが替えている間に、もう1人も替えられるわけやん。(ふつうだとおむつ替えは)やっぱりママのほうが回数が多いし、早いしうまいから、ママの経験値だけ上がってくる。だから、久々にパパがやったときに遅すぎて、ママの舌打ちが入ったりするというか。それが(石田家には)なくて、世のパパよりは経験値が高いし、前向きに(子育てが)できているんだと思うんですよね」

クイズコーナーでは、「大阪府で6歳未満の子どもをもつ妻の家事・育児の平均時間が7時間25分。では夫は?」という問題が出されます。比較的、育児に参加しているという3人は、それぞれ「3時間」「4時間」などと予想しますが、実際はまさかの数字が! さらに、家事の時間にいたっては夫の非協力的な現実が浮き彫りに……石田は「男性は家事してないな~」と驚愕しながら、「もっとやったほうがいい」と嘆きます。

男性と女性で育児・家事の時間に大きな差があるのは、「固定的性別役割分担意識」が要因の1つだといいます。大阪府の調査では「男は仕事、女は家庭」という考えを持つ人が34%という結果に。それだけ性別を理由に役割を固定的に分ける考え方をしている人が多いということです。

出典: FANY マガジン

「子育てはゲーム感覚でやることも大切」

そんな“夫の家事”について、周平魂が自分の体験を語ります。妻から家事の指示があったとき、“それ以上”をやることで「ポイントを稼ぎにいく」とニヤリ。

「結果的に褒められることもある」と言う周平魂に、たかのりも「『ありがとう』って言ってもらえるか、もらわれへんかって重要よね。男って単純でアホじゃないですか。そこで褒められたいというか……」と同意します。

一方、石田は子育てについてこんな持論を語りました。

「育てている感覚はないというか。“この時間にこれできたら自由時間あるやん”みたいなことで、遊びながらゲーム感覚でやるって、けっこう大切やと思うんですよ。“やらなアカン”と思うと大変。掃除も、洗濯も、育児も、クリアできたらワンポイントみたいな」

さらに「与えたら、与えてくれると僕は思ってる」と言う石田。さだまさしのヒット曲『恋愛症候群』の歌詞を引用しつつ、相手に求め・奪うのが「恋」で、与え続けていくものが「愛」だと説きます。

「僕が与え続けて奥さんも与え続けてくれたら、豊かになる一方」だと力説する石田は、世の夫婦は子どもに与えることはできるけど、肝心のパートナーには求めて奪うことがある。そうではなくて、夫や妻に与え続けることが大切だと熱く語りました。

そんな石田の意見に、ひざを打つツートライブの2人。周平魂は「やれって言われてやるんじゃない。“やってあげる”でもない。“やろう”と思ってやる。男はアホやから、それに気づいて褒められたらテンションぶち上がりますからね」と、改めて“褒められる”ことの大切さを訴えました。

出典: FANY マガジン

「やらせてもらえることがチャンス」

イベントはこのほか、新米パパであるツートライブの2人の悩みに石田がアドバイスする相談コーナーや、視聴者からの質問に回答するコーナーなど盛りだくさん。共働きで悩む夫婦に石田のマル秘テクニックが伝授されたり、イヤイヤ期に突入したときには、子どもはもちろん、妻を楽しませることが重要だという石田流の子育て論が披露されるなど、世の中のパパ必見の内容でした。

最後に、石田が視聴者に向けてこんなメッセージを送りました。

「育児に関して、パパはやったぶんだけ伸びます。男はわかりやすくて、苦手なことから目を背けることがある。苦手になる前に、前向きにやることが重要です。やらせてもらえることがチャンスやと思って。(妻との)差が開かないようにしてください。ママとトントン(同じレベル)になったらめちゃくちゃ楽しいから! それを目指してがんばってください!」

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