そいつどいつが3部門完全制覇「客席が彼らを呼んでいる」!! 吉本の本拠地NGKの新賞レース

大阪のお笑いの殿堂、なんばグランド花月。これまでなんばグランド花月本公演に出演したことのない、“芸歴100年目以下”のフレッシュな芸人たちによるネタバトル「初舞台選手権2022春」が開催されました。5月25日(水)、全国各地の劇場の支配人ならびにNSC(吉本総合芸能学院)担当者によって推薦された18組の出場者が、NGKの舞台でしのぎを削り合いました!

出典: FANY マガジン
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「ここはM-1準々決勝ですか?」

今回の「初舞台選手権」に出場したのは、18組の芸人たち。大阪・よしもと漫才劇場や東京・ヨシモト∞ホールなど各劇場が推薦するシシガシラ、黒帯、コットン、そいつどいつ、ダブルヒガシ、9番街レトロ、フースーヤ、フミ、ナイチンゲールダンス、ヨネダ2000、カーネギー、とらんじっとの12組と、NSCを卒業したばかりのミヤコジマ、青いデルタ、宛先プレーン、軍艦の4組、そして関西学生芸人のファイヤー金メダルJAPANとリッケンジョリーナ(ともに同志社大学・喜劇研究会)の2組です。

それぞれが与えられた持ち時間(4分間)でネタを披露し、「お客さま審査賞」「吉本プロデューサー審査賞」「芸人審査賞」の3部門の入賞を目指します。持ち時間を1秒でも過ぎれば強制終了となる厳格なルールでの争い。客席を埋めた観客と芸人審査員(矢野・兵動・兵動大樹、ザ・プラン9・お~い!久馬、スーパーマラドーナ・武智、ライス・田所仁)のほか、吉本興業の劇場プロデューサーたちも成り行きを見守ります。

緊張感漂う楽屋や会場の空気を感じ取ったMCのレイザーラモン(HG、RG)は「軽い気持ちでMC引き受けたのが間違い」「フォー!」と焦り気味。芸人審査員のスーマラ・武智は思わず、「ここはM-1準々決勝ですか?」と呟きました!

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勝ち抜けば確実に仕事が増える!

18組をA〜Cの3ブロック(各6組)に分け、ブロックごとにネタバトルが進行。各ブロックが終了するたびにMCのレイザーラモンが登場し、芸人審査員に対して感想を求めていきます。

すべてのネタが終了した時点で、「3部門」の審査に入ります。芸人審査員たちは別室へ移動し、協議のうえで1組を決定します。会場とオンライン視聴者には面白かった3組を投票してもらい、集計を経て、1組を決定。劇場プロデューサーに選ばれる1組については、MCのレイザーラモンが「間違いなく劇場の仕事が増える!」「オレたちの時代にも、こんな賞レースがほしかった」と話します。

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驚きながらも「よゆ~」

集計が出揃うまで、ゲストの囲碁将棋と男性ブランコがネタを披露。結果が出揃ったことをMCが告げると、改めて出場した18組が壇上に並びます。芸人審査員たちも姿を表し、「(グランプリ)意外にすんなりと決まった」と語ります。

まずは吉本プロデューサー審査賞の発表から。ステージ照明が落とされ、発表されたのは「そいつどいつ」。続いてお客さま審査賞も「そいつどいつ」。最後となった芸人審査賞も「そいつどいつ」。そいつどいつの市川刺身と松本竹馬の2人は、驚きながらも「よゆ〜」「し〜ゆ〜」とコメントしました!

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見事、3部門を完全制覇したそいつどいつに対し、NGKの支配人は「客席が彼らを呼んでいる」と大絶賛。次回の「初舞台選手権」は2022秋の開催が決定しています! お笑い界の新たな登竜門として注目を集めそうです。

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