吉本芸人フットサル軍団がプロのフットサルチームと対戦するエキシビジョン・マッチが、6月25日（土）に東京・アリーナ立川立飛で開催されました。この日のイベントMCはヒデ（ペナルティ）が務め、「よしもとウォーターFC」と名づけられた芸人チームのメンバーは、河本準一（次長課長）、池谷和志（ジョイマン）、川島ofレジェンド（はんにゃ）、ニュー岡部（かたつむり）、バイク川崎バイクの5人です。バイク川崎バイク以外は全員がサッカー経験者というメンバーが、笑いあり、“ケガ”ありの体を張ったプレーで果敢にプロチームに挑みました。
今回、芸人たちのチーム「よしもとウォーターＦＣ」が挑んだのは、Ｆリーグ所属のプロフットサルチーム「立川アスレティックFC」。イベントは、同チームのプラチナパートナーを務める水の販売会社・ウォーターポイントが、新たに宅配水を製造する工場「ウォーターポイント八王子」をオープンさせたのを記念して行われました。
同社は、水の宅配やスーパーなどに設置されている水の自動販売機など、水に関するビジネスを展開。新工場では、災害時に断水した際にも1日に2000人分の飲料水を供給することが可能で、地域の防災拠点としての機能も備えています。
「水」にまつわる芸人で結成！？
アリーナに「よしもとウォーターFC」のメンバーたちが登場すると、大きな拍手で迎えられます。精悍な顔つきで入場する芸人チームですが、MCのヒデからは「だらしない体。全員が中肉中背です。一瞬でどっちがどっちのチームかわかる」と、さっそくツッコまれていました。
この日、チームキャプテンを務めた河本は、“ウォーターポイント”にちなんで「水」にまつわる面々を集めたと説明します。「“河”本」「“池”谷」「“川”島」「バイク“川”崎バイク」と、水を連想させる文字が入ったメンバーが揃いましたが、「ニュー岡部」はその法則に該当せず……。ヒデから追及された岡部は、「（自身のトリオ名である）かたつむりは水辺にいます！」と苦しい言い訳で笑わせました。
すぐにバテて限界に…
10分ハーフのエキシビジョン・マッチが始まると、さっそく立川アスレティックFCの選手たちによる高速のパス回しが芸人たちを翻弄します。芸人チームは必死に追いかけますが、ほとんどボールに触ることもできないまま最初の失点。あまりの早業に河本も「うますぎるよ！ ボールが‘（速すぎて）ダブって見える！ ゲー吐きそうや」とお手上げの様子でした。
そこからは、意地でボールに食らいつく吉本軍団でしたが、わずか5分ほどで全員がひざやわき腹に手を当て、限界が近づきます。はんにゃ・川島にいたっては、「ハム（ハムストリングス）をやった……」と力なく呟き、足を引きずりながらベンチに下がりました。
中村俊輔と仲本工事が！？
ハーフタイムを挟んだ後半戦は、よしもとウォーターFCの面々が息を吹き返し、芸人らしくお笑いで魅せます。まずは、Ｊリーグチームのジュニアユースに所属していたニュー岡部が、元日本代表の中村俊輔のモノマネで登場。高速ドリブルも披露し、会場を沸かせました。
前半に“肉離れ”で退場した川島も、ドリフターズの仲本工事に扮して再登場。ドリブル中に仲本工事の動きをマネするので、すぐにボールを奪われてチームメイトの怒りを買っていました。
最終的に、大差で敗北した芸人チーム。河本は「ボールが3つにも4つにも見えた。本当にプロってすごい」と感心しきりでした。
次は「田」がつくメンバーも！
試合終了後の囲み取材で、ヒデは今後の活動について、水の名前にちなんだメンバーを増やしたいと語ります。
「田んぼも水にちなんでいるのでOK。僕の相方の脇“田”、和牛の水“田”、ダウンタウンの浜“田”さんも入れたい。浜田さんは、サッカー経験はないけどパワーがあるからいてくれるだけでいい」
また、11月にカタールで開幕するワールドカップについて質問が及ぶと、河本が「（グループリーグで日本代表が）ドイツとスペインとやれることに、すごく興奮している。ワールドカップでしっかり戦ってくれたら、日本のサッカーのレベルがまた世界に伝わる。やれると僕は信じています」と力を込めます。
続けてバイク川崎バイクも「まさにBKBしてほしいです。『（B）ボール、（K）蹴って、（B）ビクトリー』。ヒィア！」と語りますが、ヒデに「ビクトリーはVだろ」と冷静にツッコまれていました。
