マヂラブ野田の新作『野田ゲー』ついに発売! 千鳥ノブも100万円出資「すゑひろがりずが出したと言ったら…」

マヂカルラブリーの野田クリスタルが制作したNintendo Switch用ゲームソフト『スーパー野田ゲーWORLD』が、7月28日(木)についに配信スタートとなりました。昨年、好評を博した『スーパー野田ゲーPARTY』に続くこのゲームは、「世界進出」をテーマにオンライン対戦機能が追加されるなど大きくパワーアップした自信作。発売当日に開かれた記者会見では、野田らが実際に新作ゲームをプレイして意外な“奥深さ”をアピールしました。

出典: FANY マガジン
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出資者の存在がプレッシャーに…

ゲームは、マヂカルラブリー・野田とカヤック所属のゲームクリエイター後藤裕之氏が共同で制作したパーティーゲームの第2弾で、今回はミニゲーム20本を収録。最大20人でプレイ可能な「オンライン対戦」や、世界中のプレイヤーをスコアを競う「世界ランキング」の機能が搭載されています。

まずは、ステージに登場した野田が制作の苦労を明かしました。

「ビックリするくらいてんやわんやで作らせてもらいました。任天堂ストアの購入ページが28日の0時にならないと開かない(オープンしない)仕様になっているという、あまり見たことがない状態で……。僕も本当に発売されるか不安でした(笑)」

出典: FANY マガジン
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前作に引き続き、今回も実施したクラウドファンディングでは開発資金だけでなく、ゲーム中に使用する画像などの素材も広く募集。最終的に、前回を大きく上回る5,254人もの出資者から約4,245万円が集まりました。企業からも多くの協力を得ていて、野田はこう振り返ります。

「これがプレッシャーになってきまして……。中途半端なゲームは作れないなと思いました。前回、『おたけ さいこっちょーゲーム』というクソみたいなゲームを作ったのですが、あのレベルのゲームを作ったら、さすがに怒られるのかなと。結果的に気合いが入りすぎて、6月の時点で『発売が11月になりそうだ』と言われまして(笑)。なんとかして、今日の発売にこぎつけました」

出典: FANY マガジン
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あの大人気ゲームのパロディも!?

ここで、相方のマヂカルラブリー・村上、囲碁将棋(文田大介、根建太一)、すゑひろがりず(南條庄助、三島達矢)、さらにガーリィレコードチャンネルから高井佳佑とフェニックスの2人が登場。“ほぼ大宮セブン”と言えるこのメンバーで、実装されたゲームで遊ぶことに。

【みんなのつり革】
M-1グランプリで披露したネタ「つり革」がオンライン対戦に対応! 最大20人で対戦プレイができます。トンネルや傾斜などの仕掛けも追加し、国内外の約40路線からステージ選択が可能になりました。

今回は野田のTwitterで募集した参加者と登壇者らの計20人で対戦。画面上に現れたプレイヤーたちの姿は圧巻で、プレイ中も「ムズイ!」「頑張れー!」と大盛り上がり。実際にプレイした村上は「前回と比べて、ステージも選べますし、難易度も増している。やりこむ人も増えてくると思いますね。非常に面白かったです」と絶賛でした。

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【将棋Ⅲ】
野田クリスタル考案の「将棋Ⅱ」の続編。盤上のキャラクターを操作して、将棋のコマを置くと本来の動きと同じ軌道で爆発します。

人気ゲーム「ボンバーマン」を彷彿とさせるゲーム内容で、すぐさま会場は爆笑に包まれました。野田は「(ゲームをすることで)将棋のコマの動きも覚えられる」とおすすめしますが、ゲームの展開が速くてプレイヤーたちは大混乱。「覚えられねーよ!」とツッコミが飛びました。

出典: FANY マガジン
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【The 連射】
あの高橋名人とコラボした、ひたすら連射の速さを競うゲーム。制限時間内に、より多くボタンを連射できたほうが勝ち。高橋名人(コンピューター)と対戦することもできます。野田は、このゲームの開発理由をこう語りました。

「思えばいま、連射するゲームって少ないなと思っていて。子どもたちも連射していないらしいんですよ。こちらはシンプルに連射を競うゲーム。これをやることによって、高橋名人の16連射のすごさを味わってもらいたいです」

出典: FANY マガジン
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【やせちゃうよ?】
放っておくとどんどんやせていくマヂラブ・村上の口に食べ物を運ぶゲーム。食べ物ではないものを食べさせると、さらにやせちゃうので要注意!

相手の口に食べ物ではないものを入れることも可能で、相手をやせさせることもできます。4人プレイで会場も盛り上がるなか、意外にも“戦略性”が必要なゲームであることが明らかとなりました。

出典: FANY マガジン
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【邪道バース】
Cygames社の人気スマホゲーム「シャドウバース」のパロディで、イカサマができるカードゲーム。「カードをこっそり2枚引く」「相手の体力を奪う」などのイカサマをしながらゲームは進行。イカサマを指摘されるとペナルティを受けます。

Cygames社の全面協力ということもあってロゴもソックリ。プロゲーマーのふぇぐ、keisuke、きょうまも加わって対戦しました。

プロゲーマーも、ほぼ未経験の「邪道バース」に大混乱。keisukeは「自分のイカサマに集中しているから、相手のイカサマがわからないです」と困惑し、きょうまも「自分の体力が(イカサマによって)いつの間にか減っていた」と嘆きます。ふぇぐは「イカサマをあえてゆずる選択肢もありそう」と戦略性を分析しました。

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「僕のコント集のようなもの」

このほか、千鳥・ノブが登場するアクションゲーム「信~NOBU~」も実装。異世界を舞台にノブが主人公として活躍するゲームで、さまざまな敵やギミックが用意されています。ダメージを受けると「ヨロイ姿」→「私服」→「パンツ一丁」と弱体化してしまいます。

その“制作秘話”を野田が明かしました。

「ノブさんのお子さんが『野田ゲー』がお好きだということで、『おカネを出してくれないか』と直談判しに行きました。前回、すゑひろがりずが100万円を出してくれたと伝えたところ、『100万円出すよ!』と。ゲームも面白いです!」

出典: FANY マガジン
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こうして完成したゲームを前に、野田が感慨深そうに語ります。

「むかしやったことがあるような懐かしい内容のゲームが多いんですけど、そういうものを作りたかったんで、小中学校のときの夢がかなっている状態です。(ゲームは)僕のなかのコント集のようなものですね」

ここで、記者からクラファンに協力してくれた人への恩返しもあるのでは、と問われると「(まずは)それですよね……」と恐縮しつつ、「出資者の方々の思いがこめられた、日本一、人がかかわったゲームだと思います。マジ、出資者の方あざっす!」と軽い挨拶で笑いを誘いました。

商品概要

『スーパー野田ゲーWORLD』
プラットフォーム:Nintedo Switch
プレイ人数:1~4人(インターネット通信では2~20人)
配信開始日:7月28日(木)
価格:1600円(税込)

公式サイトはこちらから。

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