“結成3年目”スパイシーガーリックが『NHK新人お笑い大賞』優勝! キングオブコントで話題のあのネタ披露

結成10年未満の若手芸人の登竜門「NHK新人お笑い大賞」が、10月30日(金)に東京・イイノホールからNHK総合で生放送されました。今回、決勝のステージに立ったのは、285組による予選を勝ち抜いた8組。そして優勝に輝いたのは、デビュー3年目のスパイシーガーリック(片山智勝、村木侑平)でした! 賞レースで初優勝を果たした2人は、興奮気味に「めっちゃくちゃ嬉しい!」と口を揃えていました。

出典: FANY マガジン
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決勝戦は隣人と対決!

今回、決勝に進んだ8組は、フースーヤ、パーティーパーティー、スパイシーガーリック、紅しょうが、10億円、トンツカタン、隣人、オダウエダという面々。A・Bの2つのブロックに分かれて審査員の票を競い、それぞれのブロックのトップ2組によって優勝が争われるという方式です。そして最終決戦へと駒を進めたのは、Aブロックからはスパイシーガーリック、Bブロックからは隣人。どちらも、審査員7人のうち4票を獲得しました。

スパイシーガーリックは、2ネタともコントで勝負。最初のステージでは、ゾンビに噛まれた男が老人の家に押し入り、「オレを殺してくれ」と頼むのですが、その老人の家にはなぜかエスカレーターがあり……という、エスカレーターを使った斬新なコントを披露。

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最終決戦の2本目では、「引っ越したばかりの家に幽霊が出るから見てくれ」と友人を呼び出した男が、霊を怖がると見せかけて新居の自慢をしまくるというコントで、審査員(西川きよし、渡辺正行、久本雅美、よゐこ・濱口優、中川家・剛、二丁拳銃・小堀裕之、ふかわりょう)の全員一致の満票で、優勝を果たしました。

一方の隣人。昨年も本選への切符を手にしていたものの、直前のコロナ感染によって欠場となったこともあり、今年は並々ならぬ思いで臨みましたが、惜しくも準優勝となりました。1本目はハーモニカのネタで4票を獲得してBブロックを突破、決勝戦ではコック帽のネタを披露しました。

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「ぜんぶこの日に向けてやってきた」

終了後、優勝の気持ちを聞かれたスパイシーガーリックの2人。片山は「生活やらバイトやら、ぜんぶ今日のこの日に向けてやってきたので、めちゃくちゃ嬉しい」と喜びを噛みしめながら、「優勝したら泣きたかったんですけど、涙が出てこなかったのが悔しい」とも明かします。

実は2本目のコントが直前まで決まらず、先輩や作家など多くの人にアドバイスしてもらったそう。片山は「ライブにも20本以上出させていただいたり……。毎日、調整しながらやってきたので、本当にいろんな人に感謝したいです」と振り返ります。

出典: FANY マガジン
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また、生放送に出演するのも、今回が初めてだったとのこと。1本目に披露したゾンビのコントは『キングオブコント2022』の予選で話題となっていたこともあって、「キングオブコントでも話題にしていただいたあのネタが、生放送でNHKさんのお客さんにどう受け入れていただけるんだろうという不安もありながら、『やってやるぞ!』という思いで臨みました」と村木は言います。

今後の野望について、「単独ライブをやりたい」と明かした彼ら。単独は未経験ながら、いまは隔月で新ネタを披露するライブ『にんにく道場』を開催しているとのことで、「『にんにく道場』にぜひ来てください! これはぜひ書いてください!」と笑顔でアピールしていました。

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