大阪のパパ芸人たちを勝手に会員にして発足した「なにわパパの会」。新しいメンバーも続々加盟して盛り上がるなか、今回は“先輩パパ”の藤崎マーケット・田崎佑一(2歳の息子)と令和喜多みな実・河野良祐(5歳の息子)が、初参加のさや香・石井(8カ月の息子)とともにリアル子育てトークを展開します。11月26日(土)に開催される「よしもとキッズバイクグランプリ」についても、参加経験者の田崎と河野が魅力や見どころをたっぷり語ってくれました!
「よしもとキッズバイクグランプリ」は2〜4歳の子どもを対象にした、足で蹴って進むランニングバイクのレースです。子どもたちの頑張りや家族の熱のこもった応援で、大会は毎回、ヒートアップ! 実況やアトラクションには吉本芸人たちも参戦し、笑いだけでなく感動の涙もいっぱいの人気イベントになっています。
先輩パパ芸人からベビーグッズのアドバイス
──まずは初参加の石井さんから、先輩パパのおふたりに聞きたいことはありますか。
石井 あの……余ってるベビーグッズとかないですか?
田崎 (笑)
河野 いろんな人にいただいて、また後輩とか次に子どもが生まれた人に渡す、みたいなんはありますけどね。僕は知り合いのお子さんが使っていた沐浴用の湯船を譲ってもらって、それを次は今井らいぱち(10月に第1子誕生を発表)に渡しました。服とプラレールは、メッセンジャー・あいはらさんに結構いただきました。
田崎 1歳未満のときって、どんどんどんどん大きくなるから、服を買ってもちょっとしか着られないもんね。
石井 そうなんですよ。キリがないです。
田崎 わからへんけど、2人目のときのために置いとこうとかいうのもあるし。
石井 そうか、とりえず置いてはるんですね。そのへんも、どうしたらいいんかなって思ってました。
河野 確かに、2人目、3人目が生まれたときに……っていう感じで置いとくこともありますよね。
石井 「なんか便利なヤツありました?」っていうのも単純に聞きたいです。「これマジでよかったで」みたいな。逆に「これいらんかったで」も。
河野 ベビーカーは、ちょっといいの買ったほうがよかったかも。ランク低めのヤツ買うと、やっぱ重たいし。
石井 「○歳まで乗れる」とかもあるじゃないですか。
河野 うちは、まだ乗ってるよ。
石井 ええっ!?
田崎 そういえば、ときどき街で見かけるわ。体はみ出してるのに乗ってる子。
河野 歩くのめっちゃ嫌がるんで。バーンって座って後ろ振り返って「押して〜」って言ってきます。
石井 もう規定の年齢は超えてるでしょう?
河野 超えてる、超えてる(笑)。そこまで乗る可能性もあるから、やっぱりいいヤツのほうが。
石井 一応、1台もう持ってるんですけど……。
河野 セカンドベビーカーとして、簡単なのを買い足すとかもアリやで。
田崎 オレはねえ、飛行機の機内持ち込みができる、めっちゃコンパクトになる結構いいヤツを1台だけ買った。フラットタイプじゃなくて座るタイプ。コロナ禍で外に出ないことも多かったからそれにしたんですけど、いまからやったらフラットタイプで、大きくなってきたら変形させて座るタイプにできるのとかがええんちゃう?
河野 3輪タイプとかもありますよね。
田崎 うん。好みによるねんな。対面のほうがいいとか。
石井 うちも、5歳になっても乗ろうとすんのかな?
河野 全然あるよ! たぶん兄弟おったら歩くねん。うちは一人っ子やから甘えるし、ベビーカーが空いてるやん。でも、兄弟おったら下の子が乗るから、歩かなしゃーないって慣れていく。(MBSアナウンサーの)松井愛さんに相談したら、今年のクリスマスに、サンタさんがプレゼントを置いていく代わりにベビーカー持って帰ったよって言う、というのを提案していただきました。
石井 「サンタさんってそんな感じなんや」ってなりませんか。何か与えて、代わりに何か奪っていくんやっていう(笑)。
河野 (笑)。とにかく、うまいこと説得しないと、ずっと乗りたがるから。
子育てはヒヤリハットの連続!
──田崎さん、河野さんは、お子さんが8カ月だったころを思い返して、石井さんにアドバイスはありますか?
河野 もう歩き始めてる?
石井 ハイハイとつかまり立ちですね。
河野 そうなると、いろんなもん触りますもんね。つかまり立ちして、棚にあるモノをぜんぶ落としていったりするから。
石井 そうなんですよ!
河野 だからストッパーはめっちゃ買いましたね。棚の引き出しとかも開かないように。それすらも外していくけど(笑)。
石井 すげえな! どんなタイプの戸でも開けるんですか?
田崎 開ける、開ける。
河野 覚えるから。
田崎 で、(テーブルを指さして)この角ね。
石井 うちもいま、角をなくす戦いですよ。
田崎 (うなずきながら)な!
河野 (田崎、石井が座っているソファーを指さして)こういうソファーやったら、後ろ(背の部分)から乗って上がって、前にごろーんって落ちていく(笑)。何回もそれやってました。
田崎 そうそう!
河野 遊んでるんやけど、まわりに硬いモノ置いてたら危ないから。
田崎 あれ使ってた? ハチさんみたいな形になってて、後頭部や背中を守ってくれるリュック。
河野 あー、ありますね!
石井 もらった、それ!
田崎 頭と背中の部分がクッションになってて、ゴーンって後ろ向きにコケてもちゃんと守ってくれる。あれで何度助けられたか……。
河野 動く範囲が増えてきたら怖いからね。
石井 結構わかってるのか、最初はガーンって打ってたのに、いまはちゃんとよけてますけどね(と、子どもの動きをマネてみせる)。
田崎 えー!
河野 それ、石井のダンスのDNAが入ってるんちゃう?(笑)
石井 確かに、ちょっとキレを感じるんですよね(笑)。ホンマにちゃんとよけていくんで。
田崎 とはいえ、やっぱりケガは絶えないですよ。
石井 どんだけ(予防策を)やってても、でしょ?
河野 うちはキッチンとの境目とか、入らないようにしたりしてましたね。動くと、そこからケガも増えてくるから、何回も心臓ギュッてなる瞬間ありますよ。
石井 1回、お店で座ってるときに床に落ちたんですよ。子どもは嫁の横に座ってて、僕は向かい側にいたんですけど、「アカンで!」って言った瞬間にもう頭から落ちてて。何事もなかったものの、やっぱゾッとしましたね。
生後6カ月から腹筋運動!?
──今回は、子育てにまつわるお財布事情もお聞きしたいと思います。お子さんに関するおカネの使い方などで、何かルールは決めていますか?
田崎 知り合いの人から聞いた子育ての方針でいいなと思ったのが、本は無限に買ってあげる、というもの。「本は読めば読むほど知識になるから」と言ってはって、その人のお子さんを見たら、めっちゃ賢いというか。
石井 へえー。
田崎 もちろん、それだけじゃないと思うんですけど、“本は無限に買ってあげる”ルールは将来、我が家も導入しようかなって。
河野 本人が、どれだけ興味持ってくれるかですね。
田崎 そうそう、それもあるけどね。
河野 うちも、誕生日とかクリスマスはもちろんプレゼントあげますけど、そんなにバンバン買い与えることはない。1万円稼ぐのがどんだけ大変かっていうのはちゃんとわからせなアカンなと思ってます(笑)。おカネの価値というか、ガチャガチャも無限にできるもんじゃないよっていうふうに。子どももそこまでめっちゃほしがらないですね。好きなものはほしいんですけど、ほかのものは「これいる?」って聞いても「いらん」とか。
石井 ハッキリしてるんですね。
河野 だから、たまに営業先で人形みたいなお土産買ってきても、ぜんぜん喜ばない(笑)。
石井 それはちょっと悲しい(笑)。僕はゲームとかフィギュア、おもちゃが好きなんで、自分がほしくなってしまうやろうなって。たとえば「きかんしゃトーマス」とかでも、僕がぜんぶ揃えたくなる。ゆくゆくは(妻に)怒られるんやろなっていう予感はめっちゃしてます。
──ほかに、子育てに関して気になっていることがあれば教えてください。
石井 なんか、ずっと腹筋してるんですよ。仰向けに寝て、足をクロスして上半身を起こそうとするんですけど……そんなんしてました?
田崎 してない、してない(笑)。
河野 ムキムキになるんちゃう?
石井 便秘のときに気張ったりするのの延長なんかなあ? 6カ月とかのころからずっとやってるんですよ。
田崎 おもろいなあ。
石井 スイッチ入ったら、それやって自分を追い込んでますね。
田崎 もう、5歳ぐらいで家出るんちゃう?(笑)
河野 一人暮らし始めそう(笑)。そうや、おふたりとも、これからは体力が絶対いりますよ。子どもが10歳になるぐらいまでは、一緒に公園で遊んだりせなアカンやろうし。うちは最近、自転車に乗れるようんなったんでエグいですよ。荷台のところを持ってあげて何とか乗れてたのが、3、4日前からひとりで乗れるようになってもうて。これまでは、僕がいないと乗れないからこっちのペースで休憩もできてたけど、勝手に行くから僕もずっと走らなアカン。これは大変です。
田崎 体力ある河野がしんどいって言うてるぐらいやから……。
石井 ホンマや。
河野 前を見ずに漕いだりするから、ずっと見てないといけないんでね。悩みというか、これからもっと大変になるんやろなっていうのは思いますね。
田崎 男の子っていうのもあるよな。よその同い年ぐらいの女の子を見てると、おとなしすぎて「具合悪いんかな?」って心配になるもん(笑)。
石井 そんなに違うんですね!
笑いあり涙ありのレースは「吉本ならでは」
──11月26日(土)に、「よしもとキッズバイクグランプリ」が開かれます。田崎さんと河野さんは過去の大会に参加したことがあるんですよね。
河野 僕は2回、参加させてもらったかな。
田崎 僕は去年だけです。めちゃよかったよね。参加した芸人全員がウルッとくる。
石井 僕も(前回大会の)動画を見たんですけど、子どもたちも芸人も、全員いい顔でしたね。
田崎 ホンマに子どもが一生懸命、頑張って漕いで漕いで。お父ちゃん・お母ちゃんも「頑張れー!」って応援してね。アクシデントでぶつかってコケちゃっても、最後まで諦めずに完走して……そんな姿を見てると、自分の子どもと重なってしまってヤバい。
石井 そんなん、ぜったい泣くわ……。
河野 子どもがいるメンバーは、全員グッときますもんね。選手同士のやりとりも見どころ。初参加の子もいれば、いろんなキッズバイクレースを経験してる子もいて、前の大会でライバルだったふたりがここでも戦う、みたいなドラマがあるんです。
──昨年は、ラフ次元・梅村賢太郎さんのお子さんが出場されましたが、田崎さん、河野さんのお子さんの出場予定は?
田崎 今年はないですね。まだランニングバイクをやったことがないんで、まずはちょっと練習したいなって感じです。
河野 うちはもう5歳やし、補助輪なしの2輪に乗ってもうてるんで(笑)。そういえば、ランニングバイクに乗ることによって体幹が鍛えられるから、自転車に乗れるようになるのも早くなるみたいですよ。
石井 うちも、競わせたりするのってやらせたいですね。オレもそんなんめっちゃ好きやったし。
河野 負けて泣く子もいれば、いい笑顔で帰ってくる子もいて、経験としてもすごくいいなって思います。
──初めて参加、観戦する人に向けて、オススメの楽しみ方もお願いします。
河野 僕が参加した1回目と2回目では、会場だけじゃなくコースも違ったんですよ。
田崎 へえー!
河野 坂道になってたり、コーンをよけていかなアカンとか。大会ごとに、ちょっとずつ変わってるんで、そこのバリエーションが楽しみだなと思ってます。盛り上げるのも実況するのも芸人で、吉本ならではのキッズバイクレースになってますしね。前はタイムキーパー(安土範彦、まついあきら)がやってくれてたんですけど、2人とも、まだ子どもがいないし超若手やのに、すごく接し方がうまくて。みんなの緊張をほぐしてくれたのがよかったなと思います。
田崎 あとは、できたら現地で見ていただきたい。写真とか動画やったらフォーカスしてるとこだけですけど、そのまわりでいろんなドラマが同時に起こってて、どこ見ても「うわー!」ってなりますから。勝った子、負けた子、それを応援してた家族の皆さん……。もう、そこいるだけで心が洗われる(笑)。
河野 まだやったことない子どもも、見たらやってみたくなるはず。もちろん普通にレースとしても楽しくて、思わず「行けー!」ってなったり。
石井 おもろそう! いまの話を聞いたうえで、最近の僕の傾向をふまえると、だぶん後半めちゃくちゃ泣いてると思います(笑)。
イベント概要
『よしもとキッズバイクグランプリin万博おもしろ自転車広場』
日程:11月26日(土)
場所:万博記念公園「万博おもしろ自転車広場」
カテゴリー:2歳クラス~4歳クラス
参加費:プレイヤー3000円(1枚のチケットにつき保護者1人まで入場可能。2人以上の入場は別途料金) サポーター500円
※万博記念公園内の入園料は別途かかります。
※定員に達し次第販売終了