ピン芸人日本一を決める『R-1グランプリ2023』の開催が決定し、11月10日(木)に東京・よしもと有楽町シアターで概要を発表する「やります会見」が開かれました。MCは、もはやおなじみの霜降り明星(粗品、せいや)。参戦を表明しているピン芸人たちも登場し、会見を盛り上げました。
しんいちが「誓約書」にサイン!?
前々回の第19回大会から参加資格を芸歴10年以内に変更、ロゴも一新し、新たなスタートを切ったR-1。予選1回戦は12月26日から始まり、来春開催予定の決勝は昨年に引き続き、霜降り明星と広瀬アリスがMCを務めます。今回の会見は、せいやの開会宣言から始まるはずでしたが……。
「1年間、審議してまいりましたが、(前回王者の) お見送り芸人しんいちさんの優勝を棄却いたします!」とせいや。その理由として「バラエティ番組でトロフィーを持ってきすぎ。賞レースの価値を下げている!」と痛烈に批判して、会場の笑いを誘いました。
そこへ前回準優勝のZAZYとともに、しんいちが登場。「悪口言うてたな!」と、さっそく霜降りの2人に文句をつけます。
そのしんいちは、前回の大会前日までアルバイトをしていたのに、R-1をきっかけに人生が一変したとのこと。そこにバラエティ番組などでライバルとしてやりあっているZAZYが「すごいですよね。あの日、たまたま面白かっただけなのに」と毒舌をぶつけると、「言い方、気をつけろよ!」としんいち。2人のやりとりを見た霜降りは「(かけあいが)仕上がってるね~!」と感心していました。
ここで、大会側が「誓約書」を用意。しんいちがいつまでも手放さないトロフィーの保有期間を、来春決定する新王者が誕生するまで、とするものです。しんいちが「記事に載せんといてほしい」「そんな悪いことしたんかな?」と、しぶしぶ誓約書にサインすると、「この人、トロフィーがなくなったら仕事6割減る」とZAZY。しんいちの記念写真タイムには、せいやが「『トロフィー商法、申し訳ございませんでした』と謝ってください」と言って笑いを起こしました。
参加芸人たちがさっそくギャグの応酬
会見では、すでに参加を表明している芸人たちが登場。前回ファイナリストのYes!アキト、サツマカワRPG、大阪を拠点に活動するソマオ・ミートボール、カベポスター・永見大吾、神保町よしもと漫才劇場に所属する9番街レトロ・京極風斗、オドるキネマ(鈴木バイダン、南)、さらに、パリピ漫才で注目のお笑いトリオ・ぱーてぃーちゃん(金子きょんちぃ、すがちゃん最高No.1、信子)といった面々が並びました。
このメンバーにはギャガ―が多いこともあって、自己紹介からギャグの応酬。サツマカワ、アキト、ソマオが爆笑ギャグで場を荒らします。すると、ぱーてぃーちゃん・すがちゃんが「きょんちぃが会見に向けて仕上げてくれた」と紹介。きょんちぃは「昨日、目を整形してきました! 涙袋にヒアルロン酸ぶち込んできました!」とカミングアウトして会場を驚かせました。
また、しんいちらへ質問タイムでは、信子から「なんでR-1王者になったのに嫌われてんの?」と辛らつな質問が。しんいちは「オレだってわからんよ! 1週間でチヤホヤが終わった」とタジタジでした。
さらに、ZAZYとしんいちのユニットコンビ「ストレス」が「M-1グランプリ2022」の3回戦で敗退した原因を問われると、ZAZYがしんいちの“裏の顔”を暴露します。
「僕が全部ネタを作っていたんですけど、しんいちさんがウソつくんで……。ネタ合わせを誘ったときに『収録あるからごめん』って言われたんですけど、収録はなくてコンパに行ってたんですよ!」
先輩芸人に呼ばれた、と必死の言い訳をするしんいちですが、会場はドン引きで……。最後にしんいちは、前大会優勝ネタのメロディーで新曲「僕の好きなR-1グランプリ」を披露。「(過去の大会で)ヘンな空気になったせいやのピンネタ好き」「優勝するために朝ずっと(大会テーマソングの)『バレる!』聴いてたけど、優勝できなかったZAZY好き」など、毒のある歌で会場を盛り上げていました。
『R-1グランプリ2023』公式サイトはこちらから。