大阪で活動する人気若手芸人6人で結成されたバンド「ジュースごくごく倶楽部」。実力にも定評がある彼らが 、なんと3月15日（水）に1stアルバム『ジュースごくごく倶楽部の1杯目』を発売します。それを記念して2月24日（金）、結成当初からの念願だった大阪・道頓堀川での船上ライブが開催！ その模様を現地からレポートします。
「ジュースごくごく倶楽部」は、堂前タオル（ロングコートダディ・堂前透）、ポイズン反町（シカゴ実業・山本プロ野球）、辻クラシック（ニッポンの社長・辻）、ジンジャエール阪本（マユリカ・阪本）、あたし（滝音・さすけ）、そして愛コーラ（ムームー大陸・山﨑おしるこ）という6人組。
今回の船上ライブは、クラウドファンディングの呼びかけに応じた多くの支援によって実現。観覧無料、初心者大歓迎ということで、支援者だけでなく公式SNSの告知で知った多くのファンもかけつけ、開始時刻前には、すでに約1000人の観衆が道頓堀に集まりました。
開幕30分前に雨がピタリと止む！
みんなが楽しみにしていたこの日は、朝からあいにくの雨予報。しかし、前日にInstagramで「てるてる坊をつくっておいて！」と言っていた愛コーラの願いが届いたのか、開演30分前にはピタリと雨が止むという奇跡が起こりました。
そしてギターの辻クラシック、ベースの堂前タオル、ドラムのポイズン反町、ボーカルのジンジャエール阪本、キーボードのあたし、ボーカルの愛コーラという6人が船に乗ってえびす橋の下に登場！
クラファン支援者の優先席以外にも、橋の上や対岸にはたくさんのお客さんが集まり、手を振ってメンバーを迎えます。そんな景色を見て、6人は「すごい！」「盛り上がっていきましょう！」と気合が入った様子。川沿いのお店のスタッフやカフェでくつろいでいるお客さんも手を振ってくれています。
「僕たちがジュースごくごく倶楽部です！」とジンジャエール阪本が叫んで、ライブがスタート！ 「サボリの歌」から、あたしが笑顔でハンドクラップを誘導し、道頓堀川が一体化します。
ノースリーブの衣装の寒さを感じさせないポイズン反町のドラムが力強く響きわたるなか、ジンジャエール阪本は「初めて見る景色！」と感動の声を上げ、「タンパクスィッツあげるよ」のツインボーカルのかけあいも絶好調。辻クラシックのロックンロールなギター、堂前タオルのうねるようなベースの見せ場もたっぷりで、随所にライブバンドとしての成長がうかがえます。
「井上さん」熱唱後、阪本が「みなさんのおかげで道頓堀の水の上でコ〇ドーム！と言うことができました！」と感謝を伝えると笑いが起こりました。
ラストソング「勇者にしてあげる」まで全5曲、約30分の船上ライブを駆け抜けた6人は満足気な表情。「興味を持った人は、今夜、YES THEATERでライブをするのでぜひ来てください！」と、その日の夜に大阪市内であったライブの告知もしっかりして、フォトセッションもして、記念すべきライブは終了となりました。
「楽しすぎて旅行から帰ってきたみたいな気分」
ライブ終了後、吉本興業大阪本社で行われた囲み取材では、興奮さめやらぬジンジャエール阪本が喜びを語りつつ、さすがに冬の船上ライブの過酷さに参った様子。
「本当にみなさんのおかげでたくさんの支援もあって、貴重な経験ができました。でも寒さを想定しなくて。ちょっとなめてた……非常に寒かったです」
ノースリーブの衣装だったポイズン反町も、「いっぱい動いたらあったまるかなと思ったら、時間が経つにつれて関節が固まっていって……。でも、温かい声援のおかげで最後までできました！」と感謝しました。
愛コーラは、「始まる前にちょうど雨が止んで本当によかったです。大成功！ すごく楽しかったです」と笑顔でコメント。辻クラシックも充実した様子で、こう語ります。
「あっという間で（船上ライブを）ほんまにやったんかなという感じ。旅行から帰ってきたみたいな気分です。いい思い出になりました」
一方、ライブ中にうれしかった瞬間を、あたしが振り返ります。
「ジュースごくごく倶楽部のことを知らなさそうな外国人の人が手をあげてくれたのがうれしかったです。これを機にたくさんの人に知ってもらえたら」
同じく、たくさんの人が来てくれたことに感動したという堂前タオルは、「水の上からたくさんのお客さんを見て、魚ってこういうことなんや、と思いました」と独特の世界観で笑わせました。
6人が次にライブをしてみたい場所とは…？
3月15日（水）に発売される記念すべき1stアルバム『ジュースごくごく倶楽部の1杯目』について、ジンジャエール阪本は「過去の曲もすべて録り直して、いま出せるベストを収録しています」と手応えを語ります。
さらに「歌詞カードには、僕の手書きの歌詞が載っています！」と力を込めると、愛コーラも「わたしも歌詞カードにイラストを描きました。クリエイティブな手仕事が詰まった歌詞カードにも注目してほしいです」とアピール。辻クラシックは、漫画家つの丸氏による描き下ろしイラストがレアな初回盤ジャケットを激推ししました。
アルバムには、蘭々・萌々によるトランペットやチェリー大作戦・宗安のカスタネットが聴ける曲もあるとのことで、「ライブとは違った音源として楽しめると思います。僕も仕上がりを聴いて感動しました」とポイズン反町も太鼓判です。
「何回も録り直した曲もあります。何周も聴いたら新しい発見があると思います。喋りたいことがいっぱいある！」とアルバムへの熱い想いが止まらないあたし。堂前タオルも「ほかのバンドより成長率がわかりやすいと思うので、その辺を感じてもらえたらうれしい」と聴きどころを話してくれました。
今後、全国的な展開が期待されるジュースごくごく倶楽部。これからライブをやってみたい場所について、「野外でもっとライブをやりたいですね。フェスに出てみたい」と辻クラシックが言うと、「野球場とかいいなあ！」と愛コーラ。「えーなあ！！」とみんなが声を合わせると、「ほっともっとフィールド神戸」「甲子園」など関西の球場名を出し合って盛り上がっていました。
アルバム概要
ジュースごくごく倶楽部 1stアルバム「ジュースごくごく倶楽部の1杯目」
発売日：3月15日（水）
定価：初回盤3,500円（税込み） 通常盤2,500円（税込み）
