注目の若手が数多く在籍する東京・ヨシモト∞ホールの看板芸人「ムゲンダイレギュラー」の一員として活動してきた男性ブランコ（浦井のりひろ、平井まさあき）とZAZY。彼らの劇場卒業を記念して、メンバーたちが3人を送り出すイベント『男性ブランコ・ZAZYのムゲンダイ卒業式』が3月5日（日）に同劇場で開催されました。この日は、ムゲンダイレギュラー全組が集結し、卒業する3人のやりたいことを全員でめいっぱい楽しむという笑いの絶えないイベントになりました。
おすすめスープスパのスープを残したのは？
まずは、浦井が考案した「浦井 or 平井」のコーナーから。∞ホールで7年間、活動してきた男性ブランコ2人について、メンバーたちが本当に理解しているかをチェックしようというものです。1問目の「どっちが書いた絵馬？」は全員なんなくクリアしたものの、2問目から悩み始めるレギュラーメンバーたち。
大自然・しんちゃんオススメのスープスパ専門店へ連れて行ってもらいながら、自慢のスープを残したのはどっちかという問題には、多くのメンバーが自信満々で「平井」の札をあげます。正解が「浦井」だとわかって騒然とするなか、オズワルド・伊藤俊介は冷静に「平井さんが行っても同じ結果になってる」と断言。やさしいズ・佐伯元輝の「平井はそこでピザを頼む」という考察は次の問題で生きることになります。
最後の「オールバックが似合うのはどっち？」は大盛り上がり。オールバックで大人の渋みが増す浦井に対して、平井はどうしてもオモシロ要素が勝ってしまいます。2人の対比に、会場は笑いの渦に包まれました。
ZAZY「浦井は可も不可もない」
「ZAZYからメンバーへ！ 贈る言葉クイズ」のコーナーでは、ZAZYがいままでお世話になったメンバーたちに贈る言葉の一部が穴埋めになっていて、それを当てようという企画です。
一緒に卒業する男性ブランコ・平井へは、「親友ながら胸を張って卒業していいと思う。〇〇のは奇跡だと思う」というメッセージ。ネルソンズ・和田まんじゅうが「キングオブコント、M-1両方（決勝に）行ってるのは奇跡だと思う」と答えると、ZAZYは「違います。それは（男性ブランコの実力なら行って）当たり前」と一蹴します。
リスペクトや親しみがあるとはいえ、率直かつ辛辣なZAZYからのメッセージに、メンバーたちは戸惑いを隠せません。
男性ブランコ・浦井への「最近、〇〇」という問題の正解は「可も不可もない」。その理由について、ZAZYが「男性ブランコが出ている『ラヴィット！』は毎回録画して観てるけど、スベることもなければホームランもない」と言い放つとステージ上は不穏な空気に包まれます。
そいつどいつ・市川刺身が「だったら、ZAZYさんは最近どうなの？」と聞くとZAZYは「ちょっと可」と返答。すかさず浦井が「ちょっと可くらいののヤツが言うてくんなやーー！」とツッコみました。
男ブラ・平井「∞ホールは“はなれ”」
最後は、平井による「最後のギャラアップゲーム」。∞ホールの支配人が考案したゲームをクリアできれば、全員のギャラがアップするというシンプルかつ全員にとって嬉しい企画です。
「全員卓球ラリー」では、1回目にミスしたカゲヤマ・益田康平が、2回目に失敗した同期のスパイク・小川暖奈を「オレがミスした」とかばって優しさを見せる場面も。また、「ダーツで風船割り」で最後に挑戦したスパイク・松浦志穂が思いも寄らない奇跡を起こすなど、大いに盛り上がりました。
エンディングでは、∞ホールの支配人から3人へ卒業証書と花束が贈られます。
浦井は「7年間、いさせてもらって思い出がたくさん詰まっております。これから“可”の多い芸人人生を送りたいと思います」とZAZYのコーナーを受けた挨拶をしました。
一方、平井が「本当にお世話になりました。ここをホームだと、実家だと思っております」と話し始めると、メンバーたちから「ウソだろ！」とガヤが入ります。すると平井は「言いすぎました」とにこやかに訂正し、「実家じゃなく、はなれ。今後とも∞ホールをよろしくお願いいたします」と締めくくりました。
ZAZYが「長い間、この劇場にはお世話になりました。素敵なスタッフさんとお客さんもそうですけど、ここにいる（芸人の）みんなは僕の宝物です」と話すと、メンバーからは「言いすぎ！」との声が上がります。ZAZYが少し考えた末に「え～～……（宝物ではなく）海鮮丼」と答えると、ほどよい高級メニューのたとえに全員が納得。
最後はかたつむり・中澤本鮪とサンシャイン・のぶきよが音頭をとって、3本締めで平井、浦井、ZAZYを送り出しました。
この卒業イベントの模様は、3月12日（日）20：30までオンライン視聴できます（チケット販売は同日正午まで）。
FANYオンラインチケット（配信）はこちらから。
