BSよしもとの特別番組『日本の未来へ!~持続可能な未来への一歩、地方中小企業が描くビジョン』。この番組は田中直樹(ココリコ)、日本商工会議所青年部会長の木村麻子氏、BSよしもとアナウンサーの佐竹美希の3人が、地方で持続可能な未来に向けて取り組む注目企業や団体を紹介するものです。
今回は、石川県の発展のために活動する石川県小松商工会議所青年部の金子哲也氏と小野知一郎氏に“SDGsな取り組み”を聞きました。
過疎地域を活性化する「HASADANI」計画とは?
番組冒頭、小野氏は人口減少により現在日本に1,799ある市町村が、2040年には半数以下になる可能性があることを説明します。そして、石川県小松市の人口約1,200人の「波佐谷地区」で取り組む、あるプロジェクトを紹介しました。
そのプロジェクトは、「HASADANI」という新しい里山をつくるというもの。今秋オープン予定のこの里山では、過疎化を防ぐために地元特性を活かした温泉やレストランを運営したり、地域活性に必要な産業が生まれる場をつくったりと、魅力的な地域づくりを行っていることを金子氏は話します。これを聞いた田中は、里を丸ごとつくってしまうそのスケールに圧倒されていました。
また石川県では、3月13日(水)から17日(日)まで、各地方にいる日本商工会議所青年部が集う全国大会が開催されており、番組ではこの大会についても話が及びます。
今年1月に発生した能登半島地震の被害に触れつつ、この全国大会の大会会長も務める金子氏が「復興をテーマに変えて、今準備をしております」と語ると、田中は持続可能で豊かな地域モデルを学ぶこの大会の意義を、ひしひしと感じている様子でした。
自分の地域を愛していることが活動のモチベーション
収録後に、金子氏と小野氏にお話を伺いました。
――収録の感想を教えてください。
金子 もう率直に、田中さんはやっぱり人気のある芸人さんだなと。本当にアドリブもきくし、温かい感じがしてお話しがしやすかったです。
――お二人は“地域活性のSDGsな取り組み”を行われています。モチベーションはどこから湧いてらっしゃいますか。
小野 やはり自分の地域を愛しているかどうかだと思います。人口が減っている日本はこれから市町村の合併、消滅が起こり、今までその場所で大切にしてきたものが続かなくなるということが起きます。でも、経済を通した持続可能な地域作りによって、そうした地元の市町村を残していく取り組みをすべきだと思っています。
――番組で紹介したもの以外に、これから行おうとしている“SDGsな取り組み”があれば教えてください。
金子 私はYEG(商工会議所青年部)に所属することで、SDGsの取り組みに深く関わることができたので、これを機にもっと社業の方にもSDGsを取り入れていきたいと思っています。普段は印刷会社を経営しているのですが、紙なども環境に優しいものを使うなど、どんどん提案していきたいなと思っています。
番組概要
『日本の未来へ!~持続可能な未来への一歩、地方中小企業が描くビジョン』
放送チャンネル:BSよしもと(BS265ch)
放送日時:※放送済/アーカイブでご覧いただけます。
3月09日(土)7:30~8:00
3月10日(日)7:30~8:00
出演者:田中直樹(ココリコ)、佐竹美希(BSよしもとアナウンサー)
木村麻子(日本商工会議所青年部会長)
企画協力:日本商工会議所青年部
視聴方法:
【TV】BS265ch(無料放送)
【スマホ・PC】BSよしもとホームページ(無料配信)
■3月9日(土) 7:30~8:00 放送
出演企業
株式会社井上 井上博文社長
株式会社菅原工業 菅原渉社長
株式会社ミツイバウ・マテリアル 三井陽介社長
■3月10日(日) 7:30~8:00 放送
出演企業
株式会社佐藤 佐藤 和幸社長
合同会社 藤 伊藤一樹社長
日本 YEG 第 43 回全国大会加賀能登の国いしかわ小松大会 小野知一郎大会会長 金子哲也会長
▼日本 YEG(日本商工会議所青年部)とは
若手経営者・後継者の相互研鑽と資質向上、交流を通じて、企業の発展と豊かな地域経済社会を築くことを目的とした青年経済団体で、国内各地の商工会議所に設置。全国組織である日本 YEG は、昭和58年4月1日に発足。
日本 YEG 加入青年部数:417か所
日本 YEG 会員数:約32,400名 (※2024年1月末現在)
地域の個性や魅力が溢れる新しいまちづくり、日本の心豊かで持続可能な未来社会の実現に向けて、日本 YEGは時代や地域の課題解決にチャレンジし、新たな文化的発展に寄与しています。