吉本新喜劇初の野外フェスがついに開幕! ネタステージで寛平GMが「アヘアヘアヘ」と高らかに開会宣言

今年の3月で65周年を迎えた吉本新喜劇“初のフェス”『よしもとしんきげきフェス』が、5月3日(金・祝)・5月4日(土)の2日間、大阪・万博記念公園で開催されています。
昼は吉本新喜劇を中心とした「しんきげきワクワクステージ」や、多数のお子さま向けワークショップ、新喜劇の歴史を振り返る「吉本新喜劇65周年記念展覧会～ホンワカパッパで65年～」を実施。

夜は万博記念公園の夜空に打ちあがる1万発の花火大会もあり、朝から夜まで新喜劇座員と一緒にお楽しみいただけます。

5月3日（金・祝）のオープニングを飾った「おもしろネタステージ」では、寛平GMによる開幕宣言の後、スマイル、藤崎マーケットら人気芸人たちが全力ネタで盛り上げました。

藤崎、スマイルらが爆笑ネタを連発

冒頭、20代座員によるアイドルユニット・秘蔵っ子から筒井亜由貴、重谷ほたる、入澤弘喜、野崎塁、新井崇史、住吉大和が登場し、「盛り上がっていきましょう！」というシャウトとともに『ECSTASY-OSAKA-秘蔵っ子Version』を披露。客席には自然と手拍子が広がり、会場の空気をしっかりあたためます。

パフォーマンス終了とともに、この日のステージで総合MCを務める千葉公平、井上安世がステージへ。大盛況ぶりに感激しつつ、さっそく寛平GMを呼び込みます。いきなり「アヘアヘアヘー」とおなじみのギャグを放り込んで沸かせる寛平GM。「暑いのにありがとうございます！」と感謝し、新潟など遠方から駆けつけたファンにも「よう来てくれたね！」とうれしそうに呼びかけます。開会宣言では再び「アヘアヘアへ」で千葉らをずっこけさせた後、「よしもとしんきげきフェス！　遊んで遊んで遊んで遊んで、楽しく楽しく楽しく、なーんちゃって！　絶好調！　スタート！」と高らかに幕あげを告げました。

ネタステージ本編は、新喜劇からヤンシー＆マリコンヌ（松浦真也、森田まりこ）がリンボーネタで口火を切り、スマイル（瀬戸洋祐、ウーイェイよしたか）とからし蓮根（伊織、杉本青空）の漫才、藤崎マーケット（田崎佑一、トキ）の“おるおるモノマネ”、バタハリ（いながきスタイル、バッフォイかさはら）のカラーコーンジャグリングと、爆笑ネタのオンパレード。観客も、大きな笑い声や「ブラボー！」の掛け声でしっかり参加し、会場が一体となった盛り上がりを見せていました。

「血ぃ吸うたろか」の動きは万博生まれ！？

ステージ終了後の囲み会見には、寛平GM、千葉公平、井上安世、藤崎マーケットが出席。寛平GMは「天気がよかったのが最高やった。お客さんがたくさん来てくれて、みんなが盛り上がってくれるからうれしい」と笑顔。家族連れが多く、音楽などのフェスとはひと味違う客層であることに驚いたというのはトキ。「すごくほのぼのした、いいフェス」と絶賛します。

昨年度、1年を通じて吉本新喜劇セカンドシアターで開催された『寛平GM杯争奪ネタバトル』に何度も参加した田崎は、「座員さんたちのユニットがめっちゃおもしろいので、こういうたくさんのお客さんが来られる時に出番を作ってみては」と提案。寛平GMは「来年やる時にはそれを」と前のめりで聞き入ります。ちなみに田崎は昨年、同会場で開催された『よしもと放課後クラブ in 万博記念公園』の花火大会にプライベートで参加したそうで、「めっちゃよくて、最後はみんな感動していた」と回顧。今年も両日、花火大会で１万発が打ち上げられると聞き、期待をふくらませていました。

出演者の間では、フェスに出演しない辰巳智之が、なぜかステージ裏のテントでうどんを作り、ケータリングとしてふるまっていることも話題に。寛平GMは「誰もわからない。勝手にやってる」と不思議顔。麺がかたいなどさんざんダメ出しするも、「寛平マラソンに（店を）出させたろかな」と温情措置も示唆して笑わせます。

関東出身の千葉は万博記念公園に来るのが初めてだそうで、「太陽の塔を見て感動した」とうれしそう。ここから万博の話題となり、寛平GMが18歳の頃、友人に頼まれ1970年の大阪万博で設営工事に携わったと告白。ユンボに乗って作業していたそうで、その動きから「血ぃ吸うたろか」の手の動きが生まれたことも明かしていました。

また、子ども連れの観客が多いため、先日、鮫島幸恵との結婚とおめでたを発表した千葉は「客席にいる皆さんがすごく幸せそうに見えるし、全力で家族を笑わせないとなって思いました」と父の自覚が芽生え始めた様子。しかし「独身だと“行ったろう！”みたいな気持ちで下ネタとかもたまには言っていたが、自分が子どもを連れて行った時、そういうのがあったら親は困るなと親目線になってしまった」との発言には、井上から「千葉さん、ふだん下ネタ言ってはりますよね」と鋭いツッコミが入り、一同大爆笑となりました。