テンダラー“30周年”記念ツアーがついにファイナル! 浜本「やりたいことを全部ぶちこんだ」

今年で結成30周年を迎えたテンダラー（白川悟実、浜本広晃）。６月からスタートした大阪、広島、ロサンゼルス、名古屋、東京をめぐるツアーはどこも大盛況！　さすがの実力を見せつけた２人が、12月25日（水）に大阪・なんばグランド花月（NGK）で、いよいよツアーの締めくくりとなる「THE FINAL」を開催しました。盛りだくさんの漫才パートのあとは、豪華ゲストをまじえて、この日だけの「テンダラーSPコメディ」も登場！　終演後には「30周年を終えた充実感がある」と安堵の表情を見せました。

圧巻のテンダラー節で60分間笑いが止まらない！

ライブは、まずスクリーンに2人の懐かしい写真や、これまでのツアー、ライブの様子が映し出されます。そして「30th FINAL」」の文字に会場から大きな拍手が。手拍子の鳴り響くなか2人が登場すると、これまで以上に大きな拍手に包まれます。

「いよいよ最終日になりました」と笑顔の浜本が「メリークリスマス！　テンダラーサンタからの笑いのプレゼント」と伝えると、お約束の1発目の“下ネタ”から拍手喝采、会場は笑いに包まれます。

そこから続くネタは、まさに圧巻のテンダラー節！　スピード感あふれるしゃべり、コミカルな動き、テンポのいいボケとツッコミが繰り出されるたびに会場は爆笑です。白川のパートナーや阪神ファンなど、さまざまなテーマのネタが飛び出すなか、そのすべてで爆笑をさらう2人。時折、見せる「素」のようなやりとりも会場の笑いを増幅させます。

9月の米ロサンゼルス公演で披露したという英語のネタも一部お披露目したほか、代名詞の「仕事人」ネタも織り交ぜた漫才パートは、たっぷり1時間ノンストップ。これだけの時間、ネタを見続けたにもかかわらず、「まだ見たい！」と思わせるのはさすがのひと言です。緩急自在なネタの数々に、会場は最後まで笑いが止まりませんでした。

この日だけのSPコメディも登場！　

漫才パートが終わると、おなじみ新喜劇のテーマが流れ、「テンダラー誕生物語」が幕を開けます。すっちー、吉田裕という2人の座長の姿に会場からは大きな拍手が。

芝居にはテンダラーの2人に加え、今別府直之、島田珠代、高井俊彦、川畑泰史、松浦真也といった新喜劇座員、さらに矢野勝也（矢野・兵動）、山田スタジアム、ジ・白川バンドから高井俊彦、マコト、イッシンというメンバーが登場しました。

ストーリーは、白川が店主の花月うどんが舞台。アルバイトにやってきた浜子（浜本）は、うどん店の常連、すち子（すっちー）と白川を巡って火花を散らしますが、それをきっかけに意気投合。うどん店を訪れる人たちと、ドタバタを繰り広げていきます。そしてジ・白川バンドのメンバーのもとに借金取りがやってきて……というもの。

すっちー、吉田でおなじみの「乳首ドリル」を白川とコラボしたかと思うと、浜本も吉田とのマキバオーネタのコラボで爆笑をさらいます。さらにテンダラーの2人による「乳首ドリル」、すち子と浜子のディスり合戦から、すち子が池乃めだかの「見下げてごらん」を披露するというレアなシーンも。

白川の爆笑エピソード満載のクイズでは、浜本の「ヒス！ヒステリックグラマー！」が、さらにすち子と浜子による「あたりまえ体操」ならぬ「あたりまえ白川」、山田と浜子による野球ネタでは全員で「矢野」コールの合唱、矢野と今別府による「矢野・兵動」漫才も飛び出すなど、この日しか見ることのできない瞬間の連続に、会場の爆笑が止まりませんでした。

いまは「お客さんのために」を考えている

終演後、浜本が「いまはホッとしてます、終わったな〜、あっという間だったな」と安堵の表情を浮かべると、白川も「30周年を終えた充実感があります。大変だったけど楽しかった」と笑顔を見せます。さらに浜本は「去年から『30周年はあっという間に終わるやろ。31年目からどうしよう』って考えていた」と明かしました。