ジュースごくごく倶楽部が“2カ月遅れ”のバースデーサプライズで…!? “5959(ごくごく)の日”にワンマンライブ開催

人気芸人6人によるロックバンド「ジュースごくごく倶楽部」が、5月9日(金)の「5959(ごくごく)の日」に、東京・渋谷のライブスペースduo MUSIC EXCHANGEでワンマンライブ『ジュー探偵コナン~時計仕掛けの摩天楼~』を開催しました。オールスタンディングの会場には、オフィシャルグッズのタオルを肩にかけた多くのファンが詰めかけ、回を重ねるごとに進化する6人のパワフルな演奏に、会場は興奮に包まれました。

出典: FANY マガジン
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前座は「高2のクラT」 で登場!

歌と演奏だけでなく、ほとんどの曲の作詞・作曲をメンバーが手がけ、その音楽性の高さが注目される「ジュースごくごく倶楽部」。メンバーは、ジンジャエール阪本(Vo/マユリカ・阪本)、愛コーラ(Vo/山﨑おしるこ)、堂前タオル(Ba/ロングコートダディ・堂前透)、辻クラシック(Gt/ニッポンの社長・辻)、ポイズン反町(Dr/シカゴ実業・山本プロ野球)、あたし(Key/滝音・さすけ)の6人です。

この日のワンマンライブは、4月9日(水)に大阪・味園ユニバースで開催された「ジュースたちの沈黙」に続く公演で、どちらも映画のタイトルにかけた公演名になっています。

出典: FANY マガジン
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まずギター1本でステージに立ったのは、前座をつとめる、お笑いコンビ・サンタモニカのポール。「こんなに大勢の観客を前に楽曲を披露するのは高校2年生の学園祭以来です」というポールは、「だから、高2のときのクラT(クラスTシャツ)着てきました!」とジャケットの胸を開いてみせました。

そして、「僕は今日、喉を捨てようと思っています」という宣言通り、巧みなギターテクニックと力いっぱいの歌声でRCサクセションの名曲『トランジスタ・ラジオ』や自作のオリジナルソングなど4曲を熱唱し、会場の熱をしっかりと高めました。

辻のギターにトラブル発生!?

そして、お待ちかねの「ジュースごくごく倶楽部」が登場! 観客のボルテージはさらに上がります。満杯の会場を見渡したジンジャエール阪本は「わー、すごい! いっぱい! 人が!」と無邪気に感激してみせたかと思うと、「エラい楽しみにしてたみたいな顔して~」と観客をあおります。

「ほな、もういきましょか!」という阪本の掛け声とともに、辻クラシックのギターがうなり、『井上さん』『マジでタク乗る5秒前』からステージがスタート!

出典: FANY マガジン
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ところが、その後の『留守番ロック』演奏中に辻のギターにトラブルが発生。スタッフとともに解決にあたる辻に心配そうに目をやりながらも、ほかのメンバーたちは止まることなく演奏を続けました。

曲が終わって辻が「音が鳴らんくなって、慌てながらみんなの(演奏)を聴いてたんですけど……」とロート―ンで話し始めると、「俺おらんくてもイケたで」とまさかのオチに会場は爆笑。阪本が「たしかに気付かんかったけど」とカブせると、辻も大笑いでした。

「白いクツ」を素早く履き替え

辻のギターが復活し、『サボリの歌』『泣く子も黙るセパレート』『がっちんこ』と続いたところで、話題はオリジナルドリンクの話に。この日、会場ではボーカル2人をモチーフにした「ジンジャーハイ阪本」「愛コークハイ」などの“ジュースごくごく倶楽部オリジナルドリンク”が提供されました。

出典: FANY マガジン
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ここで、阪本が「皆さん、お祝いに付き合ってください!」と観客に呼びかけると、ポイズン反町の軽快なドラム・ビートが始まり、『誕生日おめでとう』がスタート。歌詞の中の人名やプレゼントの部分を変えて“バースデーサプライズ”ができるこの曲、今回のターゲットはあたしです!

「マーチン(Dr. Martens)の靴持ってこい!」の歌詞に合わせて、マーチンの白いクツを持ったスタッフたちが舞台に現れると、キーボードを演奏するあたしのクツを素早く履き替えさせました。

曲が終わると、あたしは「ありがとうございます」と喜びの笑顔を見せながら、「2カ月前が誕生日やった……」とポツリ。辻は、演奏中の鮮やかなクツの履き替えについて、「F-1のピットインのグループを雇った」と説明して笑わせました。

“芸人”であることを忘れるパフォーマンス!

その後、『ぐるぐるトルネード』『昨日のカレー』『わし今どんな感じ』『ぴ~ち鬼ぱ~ち鬼~We are the world~』を披露。そして、ちょっと真面目な表情になったジンジャエール阪本が「みんなで一つになりましょう」と呼びかけると、愛コーラの伸びやかなボーカルが心に沁みる『Rainbow Boy』をじっくりと聴かせました。

出典: FANY マガジン
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最後は、グループ魂の人気曲『君にジュースを買ってあげる♥』のカバーで盛り上げ、『入玉したいよ』を赤ちゃんVer.で披露。さらに、アンコールでは『ジリリリラララ』『インフィールドスパゲッティフライ』『小悪魔なんてもんじゃない』の3曲を披露し、会場の興奮も冷めやらぬなか、6人はステージをあとにしました。

楽曲のよさと演奏の素晴らしさに、つい“芸人”であることを忘れそうになるものの、本職ならではの軽妙なMCでしっかりと笑わせてくる――ジュースごくごく倶楽部のワンマンライブは今回も大盛り上がり! 6月17日(火)には東京・下北沢 近道で、今回のライブの打ち上げ的ワンマンライブが予定されているので、お笑い好きの人も、ロック好きの人も注目です。

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