1980年代にアイドルとして活躍し、現在は現代アーティストに転身して活動するKAORUKOが、ペルシャ絨毯専門のギャラリー・ショップ「LIONRUGS」とコラボしたイベント『LIONRUGS✕KAORUKO』が5月30日(金)〜6月8日(日)の期間、大阪・梅田の「ライオンラグス大阪」で開催されています。初日には吉本の美容番長・シルクも登場し、KAORUKOがシルクをモデルに描いた新作絵画を本人の前でお披露目するなど、にぎやかな幕開けとなりました。

「きよし師匠のリビングでしか見たことがない」
『LIONRUGS✕KAORUKO』は昨年10月、『DESIGNART TOKYO2024』の一環として都内で行われて好評を博したイベントで、大阪では初の開催。KAORUKOの作品をもとに制作されたペルシャ絨毯や、KAORUKOの新作絵画が展示・販売されています。
ステージに登場したライオンラグスのエスマイリ・ホセイン会長は、KAORUKOの作品をモチーフにした絨毯制作について、「KAORUKOの絵を見たときには職人もテンションが上がっていました。KAORUKOのおかげで日本とペルシャを結ぶことができました」と話しました。

一方、KAORUKOの作品のモデルとなったシルクは「絵を描いていただいてドキドキ!」と笑顔を見せると、KAORUKOの作品について「独創性にビックリしたけれど、いちばんビックリしたのは絨毯(の作品)」と驚きの表情です。
KAORUKOによると、絨毯で作られた作品は糸を1本1本染めて作っていて、制作期間は約1年とのこと。
ここで「絨毯に使われている縦糸は?」と質問するシルクに、KAORUKOが「シルク」と答えると、待ってましたとばかりに「ですよね〜」とニンマリ。さらに「こういう絨毯は(西川)きよし師匠のリビングでしか見たことがない」と笑わせました。


作品を見たシルクは「私の100倍きれい!」
続いて、シルクを描いたKAORUKOの新作絵画の発表へ。シルクをモデルにした理由について、「よしもとイチの美女なので、ぜひ一度、描かせていただきたいと思っていました」とKAORUKOが明かすと、シルクは恐縮しきりです。
そしていよいよお披露目です。KAORUKOが作品にかけられていた布をまくると、歓声と拍手が! シルクが毎年自腹でつくってきた恒例の「セクシーカレンダー」のなかの1枚を参考に描かれたそうで、KAORUKOは作品についてこう説明しました。
「シルクさんと一緒に描かれた龍は、幸せが穏やかな波のように続きますようにという意味の着物の柄、青海波(せいかいは)をつないでいるものです」

作品を見たシルクは「私の100倍きれい! めっちゃうれしいです!」と大喜び。さらにKAORUKOから「肌にも麻の花の柄が入っています」と説明されると、シルクは「縁起がいい! 来年結婚したらすみません! 今年中にするかも!?」と笑わせました。
制作期間は約2週間、価格は39万円というこの作品。「描いていて難しかったところは?」 という質問に、KAORUKOは「龍のバランスですね。胸を隠しつつ、天に上っていく縁起のよさを表現するのが難しかったです」と振り返ります。
一方で、「シルクさんを描くのは?」という質問には「難しくなかったです!」と即答し、会場は笑いに包まれました。

次のモデルは関西の大御所!?
これまでゆりやんレトリィバァ、ヨネダ2000・愛、そして今回のシルクと女芸人を作品にしてきたKAORUKO。「次は?」という質問に「ずっと好きな方、上沼恵美子さんです。これからお手紙を書いて、次作のモデルをオファーしようかと考えているところです」と明かします。
そして改めて今回のイベント『LIONRUGS✕KAORUKO』について、「ペルシャ絨毯のデザインには、季節を表すなどそれぞれ意味があります。そこが、自身の作品のモチーフにしている着物の柄ともいろいろな共通点があると感じました」と話しました。
