「ア~メマ~!」「乳首ドリルすな!」人気ギャグが客席に向かって飛び出す! ダイナミックなプロジェクションマッピングを駆使した新喜劇にファン大喜び!

「世界で一番笑える一週間!」をテーマにした国内最大級のコメディフェスティバル『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』が9月15日(月・祝)~9月21日(日)までの1週間、大阪・キタエリアにあるSkyシアターMBS、HEP HALL、阪急サン広場の3会場で開催されています。

9月18日(木)は、SkyシアターMBSで『With subtitles!YOSHIMOTO SHINKIGEKI 〜世界に飛び出せ!バタやんすち子の大冒険~』が開催されました。関西人なら誰もが知る吉本新喜劇が、プロジェクションマッピングによる演出や、英語と中国語字幕付きで海外の方も楽しめるその日限りのスペシャル新喜劇を上演。海外公演も重ねてきた吉本新喜劇の豪華メンバーが贈る斬新な新喜劇に観客は大爆笑でした。

出典: FANY マガジン
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おなじみのギャグがプロジェクションマッピングに!

いつものテーマソングが流れると、大きな拍手と「ピュー!」と指笛まで鳴り響き、観客の期待の高さが窺えます。新喜劇が始まると同時に舞台セットの上に設置されたスクリーンに英語と中国語の字幕が流れる仕組み。出演は、川畑泰史、すっちー、吉田裕、浅香あき恵、未知やすえ、島田珠代、島田一の介、山田花子、西川忠志、烏川耕一、千葉公平、松浦真也、今別府直之、清水啓之、諸見里大介、森田まりこ、小寺真理、大塚澪、井上安世、間寛平という豪華メンバーです。

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舞台は川畑泰史が大将を務める花月うどん。この日から、アルバイトとして働き始めることになったすち子と寛平じいさん。すち子はお客さんと早速もめごとを起こすわ、寛平じいさんにいたっては休憩中にいなくなるわで困る大将。大将は、店を切り盛りしながら血の繋がらない娘・安世を大切に育てていました。

そんな時、借金取りが来店。しかもそこに、安世の本当の親だというあき恵と一の介が現れ、安世を引き取りたいと言い出し、困惑する大将。それを偶然聞いてしまった安世は不良仲間とつるむようになってしまい……。

そんなさなか、かかりつけの西川病院の医者・忠志と山田花子に、安世が難病にかかっていることを告げられます。しかし、「Skyシアター山」の頂上に生えている薬草があれば安世が助かるそうで……。そこで大将とすち子、医師たちは命がけで山頂に向かうことに。はたして大将たちは薬草を手に入れられるのでしょうか?

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新喜劇おなじみギャグも、いつもとはひと味違います。川畑泰史の登場ギャグ「カー」は、背景のスクリーンに映し出されたプロジェクションマッピングにより躍動感いっぱいに「カー!」と映し出されました。やすえがブチギレるシーンでは「舐めとんのか!」と大迫力の文字演出、「怖かった~」はファンシーな文字で表示されるなど、斬新な演出もプラスされてさらに笑いが増幅されていきます。

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すち子と吉田裕の「ドリルすんのかいせんのかい」のくだりでは、2人の掛け合いにあわせて「ワキ」「乳首ドリルすな」の文字がスクリーンいっぱいに広がり、ダイナミックな演出に観客は大喜び。文字だけでなく絵文字のプロジェクションマッピングも盛りだくさん。小寺真理や森田まりこのセクシーポーズには飛び出すハートマーク、ときにはうんちマークも飛び交い賑やかなステージに。

森の背景もスクリーン映像で!

大将とすち子たちが薬草を探しに向かった「Skyシアター山」のシーンでは、背景がガラリと変わり、木々が立ち並ぶファンタジーな森の背景をスクリーンで表現。今別府直之の「ピュピュピュピュピュ、ドン」のギャグもや、「Skyシアター山」を取り仕切るマフィア組織の幹部・島田珠代の「パンティーテックス」も、舞台から客席に向かって文字が飛び出して広がる大迫力の演出でよりダイナミックに楽しむことができました。

出典: FANY マガジン
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物語の終盤、「Skyシアター山」の山頂にたどり着くと、組織のボス「アメ~マ様」が出現! アメ~マ様が「アヘアヘアへ」と唱えるたびに、プロジェクションマッピングによりアメ~マ様の身体からまるで「アヘアヘアヘアヘ~」の文字が飛び出すように広がっていきます。いつものギャグが、声や動きだけでなく、視覚的にも楽しめる貴重な機会に観客も大喜びでした。

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セリフに合わせて字幕が出ることに「緊張した~!」

終演後、もう一度幕が開き、出演者全員で観客の皆さんにご挨拶。川畑とすっちーは「緊張しましたね~」とお互いを労い合います。セリフに合わせて字幕が出るため、「その通りに喋らなあかん」(川畑)ということに、「ガチガチ!」とすっちー。中でも師匠たちは自由にやることが多いため普段より気を張っていた様子です。その中でもすっちーは「一の介がめちゃくちゃ!」と暴露!

これを受けて一の介は「緊張しまくりでした! 名前も間違うし……」と打ち明けて観客は大笑い。無事に終わって「ホッとしました」と安堵した表情を見せていました。

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寛平は、この日多く訪れた外国人の観客の皆さんに「『アヘアヘ』、分かったかな?」とやや気がかりの様子!? 川畑に「日本人でも意味分からない人が多いですから」とツッコまれていました。実は寛平も緊張していたそうで、「アヘアヘアへ」を言うタイミングと演出のタイミングを合わせることに気を配った様子です。「乳首ドリルすな」を炸裂させた吉田は「(文字で自分のギャグを)見て、改めて『何を言ってるんだろう』と思った」と本音をポロリ。

出典: FANY マガジン
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珠代は、川畑の股から顔を出してチーンとするギャグをするくだりで「外国人の方が座る客席の当たりから『Oh!』と聞こえた」と明かします。未知やすえからは、このハイクオリティな新喜劇を、なんと前夜の稽古で仕上げたことが明かされ、「(吉本新喜劇は)天才の塊やなと思いました」と語り、観客から大きな拍手が起こりました。

最後に寛平は吉本新喜劇が初めてSkyシアターMBSで上演したことにも触れ、「初めてこの劇場に立たせていただいて、素晴らしい劇場でした。これから2回、3回と立てるようにがんばっていきます」と意気込みを語りました。

『OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025』公式サイト:https://osaka-fringe.com/

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