吉本新喜劇若手座員によるアイドルユニット“秘蔵っ子”が新体制で本格始動! 6人の素顔をちょっと覗き見インタビュー!

吉本新喜劇の若手座員によるアイドルユニット・秘蔵っ子が、“第2シーズン”に突入しました。オリジナルメンバーの小林ゆう、咲方響に加え、金の卵12個目オーディションで座員となった、おはる、きだななみ、野呂桃花、沖ひなたが新メンバーとして加入。そんな6人の素顔を知るべく、10問10答のアンケートを実施し、気になる項目を抜粋して深掘りインタビューしました!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

新喜劇から通知が来て母親がズッコケ!?

Q:新喜劇に応募したきっかけは?

――小林さんは、ずっとクラシックバレエをやっていたんですよね? お母さんは「バレリーナにと思っていたら……」と思っているんじゃないでしょうか。

小林 もともと当時、中学生やった弟が新喜劇に興味があって、私は高3でした。ほんま、いまやから言えるんですけど、弟がオーディションを見つけてきて、「受けてみようや!」ぐらいのテンションでお母さんに内緒で送ったんです。それである日、3次審査くらいかな? ポストに吉本からの通知が届いて、それでお母さんに見つかって「なんで吉本から通知来てんねん。これ、どういうことや!」とズッコケてました(笑)。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――リアル新喜劇のようです(笑)。おはるさんは、オーディションを3回も!

おはる そうなんです。(金の卵)10個目と11個目で落ちて、三度目の正直で12個目でやっと入団できて、いまに至ります。それまでは、どうすれば受かるのか答えを探しに大学卒業後にNSC(吉本総合芸能学院))に入学して1年間、お笑いの勉強をしまして、がむしゃらにピン芸人をやってました。

――すごいガッツですね。

おはる ありがとうございます。11個目の3次審査で響姉さんと一緒だったので、いまこうして一緒に活動させてもらっていることがすごくうれしいです。同い年ということもあって一緒に焼き肉に行ったり、ユニバ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ったり、友だちなんですけど、いまは先輩・後輩になっちゃったので「響姉さん」って呼んでます。

――それは感慨深いですね。沖さんは高校時代、「ハイスクールマンザイ」に出場していたとか。

 はい! 2年連続で決勝進出しました。高校生のときはツッコミをやってました。

全員 えー! ボケのイメージやから意外!

 ボケもしたいです(笑)。

――だけど、漫才ではなく新喜劇を選んだ。

 当時、通っていたのが高校の演劇学科で、大学を卒業してからNSCに入学しようと思ってたんですけど、普通の大学に通っていたらやっぱり演技がしたくなって。そのとき、たまたま再会した高校の同級生に「新喜劇のオーディションがあるらしいで」と聞いて応募しました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

運と縁とタイミングで新喜劇へ

Q:どんな学生時代を過ごした?

――きださんの「毎年皆勤賞」はすごいですね! 何か秘訣はあるんでしょうか?

きだ 母が朝ごはんを食べないと学校に行かせてくれない家庭だったんです。普通におみそ汁とごはんとか、パンだったんですけど、「遅刻しても朝ごはんは食べなさい!」と言われていて。そのおかげで本当に健康でした。いまは一人暮らしなんですけど、朝ごはんを食べずに出かけるとやっぱりしんどくなるんで、やっぱり皆勤賞は朝ごはんのおかげだと思います。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――咲方さんは、ものすごい習い事の量! ピアノや生け花はしっくりきますが、サッカーが意外でした。

咲方 サッカーが、いちばんちゃんとやってた気がします。中学時代に男女混合チームだったんですけど、女子は2人だけで男子に混ざってやってました。

――ちなみにポジションは?

咲方 フォワードでしたけど、走らないフォワードをやってました(笑)。「走れー!」と言われても、走らないフォワードでした。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――野呂さんは、新喜劇に入団するまでは東京在住だったんですね。

野呂 幼稚園の年長のころに東京に引っ越しました。小学生のときにミュージカル『アニー』を見て舞台に憧れてたので、舞台に出たりしてました。

――それがなぜ新喜劇へ?

野呂 お母さんと大阪に来る機会があって、「そういえば新喜劇って見たことないね」って見に行ったのが、オーディションを受けるきっかけになりました。そのころ舞台の世界へ進みたいと思ってたんですが、なかなかチャンスに恵まれず、今後どうしようと悩んでいたときに新喜劇にハマって。熱が高まったときにオーディションがあったので、本当に運と縁とタイミングで。もしあのとき新喜劇を見てなかったら、いまここにいないと思います。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

きだ「いつかボケまくるキャラをやりたいです」

Q:アピールしたいことや、これだけは語れるという好きなコトやモノは?

――おはるさんはフラフープを回しながらカスタネットを叩きつつ歌う、というすごい技を持っていますが、なぜこの技を習得できたんですか?

おはる きっかけはフラフープなんですけど、子どものころにちょっと便秘気味な時期があって、親が「これ回したら出るようになるよ」ってフラフープを渡されたんです。だから腰で回しながら教科書読んで勉強したり、読書したりするようになりまして、本当に便秘が解消したんです。なので、フラフープを回しながらなにかするのが日常やったんです。「便秘の人はみんなこれをやってる」と思い込んでました(笑)。

――のちに歌とカスタネットもプラスして。

おはる 12個目の2次審査で特技披露がありまして、フラフープは回せるし、音楽大学のミュージカル専攻だったので歌も歌えるし、どっちがいいか考えたんですけど、どっちかだけだと覚えてもらえないなと思って合体させました。もうごちゃごちゃにしたほうがインパクトが残るかな、と思いまして。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――野呂さんの好きなコトは「ディズニーランド」ということですが、ディズニーが好きなんですか?

野呂 「これだけは語れる!」と思って書かせていただきました。でもハマったのは最近です。子どものころは乗り物が好きだったんですけど、大人になってからはディズニーランドの雰囲気が大好きで。なかでもパレードやショーは、見た人を本当に喜ばせたり、楽しませたり、それこそ新喜劇と一緒というか。とくにダンサーさんがすごい好きです。ディズニー好きな方々と語り合いたいです。

小林 わかる! 私も好きです! パレード見て泣きました。楽しいから笑ってるのに、涙が出てくるんです。「なんで泣いてんの、私!?」って。確かに大人になってから、新喜劇に入ってからなんですよね、この不思議な感情。

――ぜひのちほど、2人で語り合ってください! 咲方さんは、プロ野球のオリックス・バファローズの大ファンで始球式も経験したんですね。

咲方 そうなんです! ずっとやりたくて、言い続けていたら特別始球式に登板させていただけました。来年のコラボ新喜劇(2026年1月16日開催の『吉本新喜劇✕オリックス・バファローズ~関西がひとつになる夜~』)にも出演させていただけることになり、びっくりしました。

――夢がどんどん叶ってますね。ファンになったきっかけは?

咲方 小学生時代は元ソフトバンクの杉内(俊哉)選手のファンだったんですけど、大阪に住むようになってから「久しぶりに野球選手が見たい」と思って行ったのが京セラドーム大阪でのタイガース対オリックス戦で、オリックス側の席を取って応援したのがきっかけで、大好きになりました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――きださんの「いつかボケまくりたい」という回答はどういう意味ですか?

きだ 秘蔵っ子の歌の中にも「ボケまくれ」という歌詞があるので(『オレたちゃ秘蔵っ子』)、まずはお芝居をしっかりやってから、いつかボケまくるキャラをやりたいです。憧れは島田珠代さんなんですが、舞台に出られたときの華がすごいです。珠代さんみたいにいつかギャグも考えたいですけど、悩ましいところです。

――沖さんの「マツケンサンバを踊ること」という回答も気になります。

 私、『マツケンサンバ』が大好きなんです。元気が出るから、なんかあるたびに聴いてます。あの踊るときの棒も自分で手作りしてます。高校時代に体育祭で応援団長をしたんですけど、そのときも、後輩たちに「一緒に踊ろう!」って提案して、開会式に応援団のみんなで踊りました。

小林 秘蔵っ子でもやろうよ!

 え!! やりたいです~!

――小林さんの「お守りノートを作っている」というのは?

小林 今日、持ってきたんです! 新喜劇に入ってから、「どうしたらいいんやろ?」って迷うことが増えまして。それで、好きな言葉をノートに書くようになったんです。好きな言葉をノートに書き出したら、なんか頭の中に入っていくんです。前まで「好きな言葉ノート」と「お笑いノート」を分けてたんですけど、お笑いって、人間の生き方そのものがお笑いになるんちゃうかな? と考え出してからは、2冊とも「人間ノート」みたいになっちゃいました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――少し中身を覗き見させてもらいますね。すごい分厚さです。

小林 めっちゃ基本的なことばかりなんですけど、でも「弱音を吐いちゃいけない」というのは(島田)珠代姉さんの言葉です。お正月シーズンの、ウソみたいに忙しい時期に、いちばん弱音を吐いていいはずの珠代姉さんが「弱音を吐いちゃいけない」と言ってて。それが当時19歳の私に染みまくって、すぐメモしました。基本的にはスマホにメモってから書き写して、ノートに貼ってます。

咲方 よく楽屋で紙に書いてるのを見ます(笑)。でもノートはあんまり出さないですよね?

小林 ノートを出すのは恥ずかしいから(笑)。初めてテレビに出演させていただいたときも、一応、これだけは持っていきました。もう緊張しすぎてて、何も頭に入らないんですけど、ノートをパッと開いて気持ちを落ち着かせて。なので、「お守りノート」なんです。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

クリスマスイブのプレゼントになるように

Q:芸歴1年目はどんな年でしたか?

 気づいたら終わってた……というくらい夢中でした。がむしゃらに突き進んでいく日々でしたね。

きだ 私も本当にあっという間でした。「こんなことがしたい!」という目標はいろいろあるんですけど、この1年は学ぶことが多くて、頭の中がパンパンになりました。24年間生きてきて、いちばん早かったです。

野呂 毎日、新しい経験ばかりさせていただいて、緊張もしたんですけど何よりもすごく勉強させていただいているなと思いました。自分がまるでスポンジのようで、どんどん吸収させていただいています。「この学びを次に生かせるようにがんばりたい!」と毎日のように思っていました。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

――アンケートの回答、ありがとうございました! 秘蔵っ子は、クリスマスイブの12月24日(水)に大阪・なんばグランド花月でお披露目公演『間寛平✕秘蔵っ子 聖なる日に贈る 歌と笑』が控えています。意気込みを教えてください。

 クリスマスイブという聖なる日にふさわしい、皆さんへのプレゼントになるような公演にしたいなって思います。

おはる アイドルというカテゴリーに挑戦するのが初めてで、新たな自分を見せられるようにがんばります。あと、「吉たこ」(なんばグランド花月にあるたこ焼き店)でお披露目公演とコラボした「吉たこコラボステッカー」がもらえるんですけど、私はいま「吉たこ」でバイトしてまして、バイト先とのコラボが非常に感慨深いです。ステッカーも全ハケするのが目標です(笑)。

野呂 歌と踊りだけじゃなくてコントもやらせていただき、みんなの魅力が伝わるような内容なので、「秘蔵っ子にはこういうおもしろい子たちがいるんだな」と思っていただけるように、しっかりアピールしていきたいです。

きだ 私は歌とダンスが苦手なんですけれど、見に来てくださったお客さんに初心者が混じってる、と思われないようにがんばります。

咲方 私もがんばらなきゃいけないんですけど、「こんな子たちが入ったんですよ~」と新しい子たちをプッシュできるようにがんばりたいです。

小林 練習しているものを、お客さんに喜んでもらえるように本番でぶつけるのみ! それだけです(笑)。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

公演概要

『間寛平×秘蔵っ子「聖なる日に贈る歌と笑」』
日時:12月24日(水) 開場/19:00 開演19:30
会場:なんばグランド花月(大阪府大阪市中央区難波千日前11-6)
料金:前売4,000円/当日4,500円

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

FANYチケット:https://ticket.fany.lol/search/event?keywords=%E8%81%96%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%97%A5&search_type=search_string

関連記事

関連ライブ