ナインティナイン・矢部浩之が主催する子どもたちのサッカー教室『やべっちCUP トレーニングver supported by SPORT DEPO』が、クリスマスの12月25日（日）に神奈川県の富士通スタジアム川崎で開催されました。今年もプロサッカー選手や芸人ら超豪華メンバーが集まって、子どもたちに“熱血指導”を繰り広げました！
「子どもたちのためにサッカーの大会を開きたい」という矢部の一言をきっかけに、2018年から始まった年に1回のこのイベント。例年は子どもたちのサッカー大会がメインとなっていましたが、2020年はコロナ禍の影響で無観客のエキシビジョンマッチのみを開催しました。4回目となる今回は、サッカー経験のある芸人や現役Jリーガー、元プロサッカー選手が子どもたちを直接レクチャーする「サッカー教室」と、恒例のエキシビジョンマッチの2本立てで行われました。
小学生100人が選手考案のトレーニング
今回、参加したのは矢部を始め、以下のような豪華メンバーたち。
【サッカー選手メンバー】
柏レイソルヘッドコーチの井原正巳、FC今治の駒野友一、アルビレックス新潟の千葉和彦、名古屋グランパスエイトの齋藤学、元プロサッカー選手の近藤岳登、佐藤寿人、中澤佑二、福西崇史
【芸人メンバー】
芸人からはペナルティ・ワッキー、次長課長・河本準一、ライセンス・井本貴史、ピース・又吉直樹、キングコング・梶原雄太、銀シャリ・橋本直、パンサー・尾形貴弘、かたつむり・ニュー岡部、ギャロップ・林健、ミキ（昴生、亜生）、9番街レトロ・なかむらしゅん
MCはペナルティ・ヒデと、スポーツ動画配信サービス「DAZN」で放送中の『やべっちスタジアム』に主演しているタレント・黒木ひかりが務めます。
小学校1年から6年の男女100人が参加したサッカー教室は、1～2年、3～4年、5～6年の3つのグループに分かれてスタート。それぞれのグループに矢部たちが“コーチ”として加わり、サッカー選手が考案したトレーニングを実践します。
矢部は佐藤寿人、福西崇史という元プロ選手らと同じグループで小学生に混じり、一緒にトレーニング。休憩中には佐藤とパス交換を行うなど、前回の『やべっちCUP』以来約1年ぶりのプレーとは思えない軽快な動きを見せました。
中澤と駒野が加わったグループでは、鬼ごっこやドリブル、パスなどのメニューを実践。井原や近藤、アルビレックス新潟の千葉らのグループでは、3チームに分かれたドリブルのリレー競争を実施しました。数年ぶりにプレーしたというミキ・昴生のドタバタとしたドリブルに、芸人たちから「足引っ張んなよ！」とヤジが飛びます。1位のチームには、千葉選手からお菓子のハッピーターンがプレゼントされました。
やべっちチーム対ワッキーチームが対戦
サッカー教室の後にはお待ちかね、やべっちチームとワッキーチームに分かれて、8人対8人のエキシビジョンマッチが行われました。主審を務めるのは、今季、国内トップリーグの審判を勇退したばかりの家本政明さん。自身のSNSで「Jリーグモノマネ」を発信しているワッキーは、家本さんのコイントスを目の当たりにして大感激！ 「これこれ！」と嬉しそうでした。
芸人が本領を発揮し、試合は終始笑いの絶えない展開になりました。中盤で福西、近藤らとの競り合いを演じたパンサー・尾形が大げさに倒れて相手のファウルをアピールしますが、家本主審がスルーする一幕も。
前半、フリーキックのチャンスにキッカーとして名乗りをあげたのは、かたつむり・ニュー岡部。横浜FCの中村俊輔のフォームをマネながら蹴ったボールは、低い弾道でゴールネットに刺さり、ワッキーチームが先制！ 矢部も果敢にゴールを狙いますが、井原、中澤という日本サッカー史上屈指のセンターバック2人を前に、再三のチャンスを阻まれてしまいます。
果たして、矢部はゴールを決めることができたのか？ どちらが勝利をおさめたのか？ エキシビジョンマッチの模様は、2022年1月15日（土）23:00からDAZN『やべっちスタジアム』で配信されます。
ミキと中澤、井原の「夢の4バック」
イベント終了後、矢部、ミキの2人、井原、駒野が取材に応じました。矢部が、この日のイベントを感慨深げに振り返ります。
「試合だけよりも、子どもたちとボールを一緒に蹴れて、近くでコミュニケーションを取れて、いつもより楽しかったんじゃないかなと。プロの方たちやサッカー経験者の芸人とボールを蹴って、子どもたちのふだん見られないような笑顔が見られたのもよかったです」
2回目の参加となった井原も、満足そうに感想を語りました。
「子どもたちの笑顔を見るのが何よりもいちばん大事だなと思っているんで、一緒にサッカーをやれて、楽しんでくれてよかったです。試合ではいいところを見せられなかったけれど、いい1日を過ごせました」
駒野も、子どもたちへの「サッカー教室」を楽しんだ様子。
「自分たちが考えたメニューで教えるかたちだったので、すごく楽しかったです。（エキシビジョンマッチでは）芸人さんが多かったので、ちょっとお笑いに自分たちも飲まれてしまって……もう少しプレーで見せられたらよかった」
一方、ミキ・亜生は「本当に楽しくて。中澤さん、井原さん、両サイドが僕とお兄ちゃん。夢の4バックをやらせてもらいましたし、小学校4年生ぶりにお兄ちゃんとバス交換して、いい思い出になりました」と感無量。
矢部から「（兄弟での）サイドチェンジ、あったよな？」と聞かれた亜生は「ずっと、お兄ちゃんが僕を見てくれてた」と答えますが、昴生は「亜生！って呼んで、目が合ったけど、4回とも無視された」と不満げな表情。亜生は「いやぁ……（パスを出しても）トラップできひんやろうなって」と弁解します。
その後も「けっこう走れていた」と自信たっぷりの昴生は、井原に「どうですか？ 僕、レイソルに」と猛烈アピールしますが、「話しておきます……お笑い担当として」と濁されていました。
