音楽大学出身でオペラ歌唱を武器に活躍する吉本新喜劇座員、大塚澪による初の著書『ゾンビメンタル どんなにヘコんでもすぐに復活する人の思考法』(東洋経済新報社)が5月13日(水)に発売されます。5月8日(金)には、大阪・NORIBA10 umedaで「トーク&サイン本先行お渡し会」を開催。プライベートでも親交の深いオール巨人がゲストとして登場し、本書のテーマである“怒られ力”について語り尽くしました。

オール巨人からの「笑いにプライドを持て」という教え
著書は、大塚が20年以上にわたる“怒られ人生”のなかで培ってきたメンタル術をまとめた1冊です。幼少期から音大時代、そして吉本新喜劇の厳しい現場まで、数々の失敗や叱責を経験しながらも、なぜ折れずに前を向けたのか――“怒られたあと、どう受け止め、どう次につなげるか”をユーモアたっぷりに綴っています。
キーワードは、大塚が提唱する“アンガーされマネジメント”。「怒りをコントロールする」一般的なアンガーマネジメントではなく、怒られた側がどう受け身を取るか、人間関係をどう改善するかに焦点を当てています。
この日は、定員80人のチケットが完売し、会場には大塚のファンが集結。純白のドレス姿で登場した大塚は、「今日は遠くから近くからお集まりいただきありがとうございます!」と笑顔で挨拶しました。
そこへオール巨人が登場し、満席の客席を見渡して「お客さん“パンパン”やん!」とお約束のフレーズを放つと、客席から大きな拍手。大塚は「師匠にこのセリフを言ってほしかったんです」と語ると、お礼としてソプラノ歌唱を披露し、客席から歓声が上がりました。

トークが始まると、ここ数年で深まったという大塚とオール巨人の交流についても明かされました。大塚は、オール巨人が飲みに行くときの“連絡係”を担当するうちに食事へ同行する機会が増えたそうで、「巨人師匠の横にいても恥ずかしくない人になろうと思って、マナー教室にも通い始めました」と告白。その経験が、著書の内容にも大きく影響しているといいます。
出版のきっかけは、吉本所属タレントの出版を支援する「出版チャレンジ塾」です。約800人の応募者の中からプレゼンを勝ち抜き、今回の出版につながったとのこと。執筆期間中にはオール巨人と食事をともにする機会も増加したそうで、大塚は「巨人師匠と飲みに行かせてもらった時間が、本当に大きな財産」と振り返りました。

そんななか、「僕、1回も怒ったことないですよ?」と笑うオール巨人に対し、「1回だけ怒られたことがあります」と大塚。以前、オール巨人から「なんでもかんでも笑うな。笑いにプライドを持て」と言われたそうで、「当時は、とにかく場を盛り上げなきゃと思って全部笑っていたんです。でも、そうやって言っていただけたことがありがたかった」と真剣な表情で語りました。
オール巨人は、「怒られたことを自分の糧にしていく方法が書かれていて、とてもいい本。怒られてへこむんじゃなく、そのあとどうしたらいいかがちゃんと書いてある」と太鼓判を押しました。
「怒られるのを拒否するのはもったいない」
オール巨人は自身の“怒る哲学”について、こう語ります。
「僕はいろんな後輩を怒ってきました。でも、すぐ怒るんじゃなくて、2~3日その人をちゃんと見てから言うんです。しっかりしてほしい、その人のためにと思ってるから怒る」

一方の大塚は、最近の若い人について「怒られること自体を拒否してしまう人が多い」と感じているそうで、「本当はそこに大事なメッセージがあるのに、怒ってくれる人の話を聞かないのはもったいない」と持論を展開します。
そのうえで、「どういう態度で怒られたら相手が気持ちよく話せるのか、聞くべき話と聞き流していい話をどう見分けるかも細かく書いています」と、著書の実践的な内容をアピールしました。
イベントでは、“ゾンビメンタル”というタイトルとは裏腹に、オール巨人が「僕、実は打たれ弱いんですよ」と意外な一面を告白する場面も。SNSで批判的なコメントを見ると気になってしまうそうで、「炎上コメントにすぐ反応する人のメンタルがわからへん。僕はすぐ『すいません』って言うてしまう」と苦笑いしていました。

まずは“重版”を目標にしているという大塚は「この本は特に新社会人の方に読んでほしい。上司との関係に悩んでいる人、人に好かれたい人、出世したい人におすすめです」と呼びかけます。
さらに、「ポンコツな部下がいる上司さんは、部下にプレゼントしてもいいかも」と笑わせつつ、「怒られた経験をエピソードトークに変えて、自分の心を守る方法も書いています。高校生や中学生にも楽しく読んでもらえると思います」と幅広い世代へ向けてアピールしました。
書籍概要
『ゾンビメンタル どんなにへコんでもすぐに復活する人の思考法』
著者:大塚澪
価格:1,760 円(税込)
サイズ:四六判256ページ
発行:東洋経済新報社
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