怪談芸人の好井まさおが原案を務めるリーディング・怪読劇『怪談の語り場』東京公演が、8月1日(土)に東京・YOSHIMOTO ROPPONGI THEATERで開催されました。怪談界隈で圧倒的な支持を誇る好井が厳選した5つのエピソードを、総合演出の矢島弘一のもと、NON STYLE・石田明、ピース・又吉直樹ら5人の芸人が脚本化。昨年の第1弾公演から続投となる小川菜摘をはじめ、増田有華、水野勝、なだぎ武、そして好井自身が役者として演じ、吉田能(あやめ十八番)が生演奏で作品を彩りました。3部制で行われた公演の、初回の様子をお届けします。

ファンのリクエストで好井自身も役者に
『怪談の語り場』は、YouTubeチャンネル『好井まさおの怪談を浴びる会』の登録者数が76.5万人(2026年8月時点)にのぼるなど、怪談界隈で圧倒的な支持を誇る好井が厳選した5つのエピソードを、好井が書き手としても全幅の信頼を寄せるマンボウやしろ、NON STYLE・石田明、ピース・又吉直樹、バイク川崎バイク、野村尚平という5人の芸人が脚本化した新感覚の恐怖ステージです。
すべてが実話というリアリティに、5人の芸人たちの個性が加わった五人五色の恐怖話を、大好評だった昨年の第1弾公演から続投となる小川菜摘ほか、増田有華、水野勝、なだぎ武、そして、今年はファンのリクエストに応えて、好井まさおも役者として演じました。
さらには、劇団「東京マハロ」主宰の矢島弘一による演出、そして生音奏者・吉田能による音楽が恐怖を増幅。“最恐”の布陣によるステージが、今年も観客たちを震えあがらせました。
母親が大好きな人形作りをやめた理由とは?
各公演では、5つのエピソードから3話を上演。白い椅子と、上下白づくめの5人の役者という、非常にシンプルな舞台の上で、身の毛もよだつ恐怖話が展開していきます。

初回公演の1話目は、NON STYLE・石田が脚本を手掛けた『日本人形』です。
粘土細工で人形を作るのが趣味の女性・松子(小川)と、母に粘土細工の方法を教わる息子のやまと(水野)、外出から戻った夫のはじめ(なだぎ)という、仲の良い親子3人の他愛ない会話から物語はスタートします。
やがて時は流れ、大人になったやまとと両親、そこに、はじめの弟の次郎(好井)、次郎の娘の京香(増田)が加わり、場面は親戚同士の賑やかな宴会のシーンへ。
そこで京香が、「松子おばさんはなぜ粘土細工をやめたのか?」という疑問を投げかけたところから、やまとの記憶を遡り、松子が大好きな人形づくりをやめざるをえなくなった、ある恐怖体験が甦ります。
ほんのデキ心で始めた“ママ活”がまさかの恐怖体験に
2話目は、ピース・又吉が脚本を手掛けた『マッチングアプリ』。
刑事(なだぎ)のもとへ相談にきた23歳の青年(水野)。女性に間違われるほど美しい顔の青年は、裕福ではない親に迷惑をかけないよう、マッチングアプリを利用した“ママ活”で稼いでいると明かします。
彼女(増田)に内緒で、より報酬が多い“ママ活”を求め、やがて“沼”へとハマっていく青年。そんなときに、あるマダム(小川)からマッチングアプリを通して届いたメッセージに目を留め、青年はその条件の良さに飛びつきます。しかし、それが恐怖体験の始まりで……。
小川が演じるマダムはもちろん、なだぎが一人二役で演じるタクシー運転手も、物語の不気味さを増幅させます。

夢を操る「明晰夢」の恐ろしいリスクとは
3作目は、マンボウやしろが脚本を手掛けた『夢日記』。
アイドルの藤野海星(水野)の推し活にハマる漫画家志望の大学生・朝比奈ツムギ(増田)は、ある日、実家の飼い猫“おもち”の声で目覚めるという奇妙な体験をします。それを母のアヤに話すと、なんと“おもち”は先週亡くなったと明かされます。
そんなある日、出版社のマンガ編集者・田辺(なだぎ)に作品の持ち込みに行ったツムギは、田辺が担当した「明晰夢(めいせきむ)」の本を目にします。
明晰夢とは、「これは夢だ」と自覚しながら見る夢のこと。自覚したうえで、夢の展開をコントロールできると説明する田辺。ただし、刺激的である代わりにリスクもあると。
やがて、明晰夢にのめりこんでいったツムギは、海星と過ごす楽しい夢に心を弾ませますが、徐々に恐ろしい事態へと陥っていき……。
東京・ROPPONGI THEATERでの初回公演の模様と、『日本人形』に加えて、バイク川崎バイク脚本による『サボテン』、野村尚平脚本による『病室の隣人』を上演した第2回目の公演の模様は、8月15日(土)にオンラインで配信スタート! 8月22日(土)23:59まで見逃し視聴ができます(チケット販売は同日正午まで。アフタートークは含みません)。
お得なセット券もあるので、ぜひ珠玉の5怪談をコンプリートして、“ひんやり”とした夏を過ごしてみては?
FANYオンラインチケット:https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/
