マイク一本、声だけを武器にしゃべくりだけで笑いを取るラジオ発の新たな賞レース『関西みらい銀行presents MBSラジオ漫談王決定戦2026』の決勝が、9月19日(土)に開催されました。エントリー数1,256人のうち、決勝まで駒を進めた9人が磨き上げた漫談を披露。宮下草薙の宮下兼史鷹が見事、初代王者に輝きました! ソロ・コンビ通して初のタイトル獲得に、宮下は終了後の会見で優勝の喜びをかみしめました。

ファーストステージでは意外な“番狂わせ”も
優勝会見で宮下は、「僕は見た目にさほど面白さがない」と自身を冷静に分析しつつも、『漫談王決定戦』について「耳だけで聴くという良さがあるのかなと思います。声だけで面白さを判断するっていうところが、他の賞レースにない醍醐味になっているんじゃないかと思うので、今後も続けてほしい大会です」と目を輝かせました。
今回、決勝に臨んだのは野村尚平、ちぇく田、ガリガリガリクソン、藤原花和、宮下兼史鷹、ダブルヒガシ・大東翔生、ドンデコルテ・渡辺銀次、日下れいな、真輝志の9人。
審査員はザ・プラン9・浅越ゴエ、中山功太、ラジオプロデューサーの橋本吉史氏、濱田祐太郎、ふかわりょうの5人が務めました。
審査は多数決方式で、あくまでも声だけで審査します。ファイナリスト 9人が A、B、Cの3つのブロックに 3人ずつ分かれ、ネタ時間 5分で対戦。 各ブロック 3人のネタが終わったあと、各審査員がいちばん面白かった1人に投票するというかたちです。
Aブロックは渡辺、ガリクソン、アマチュアで17歳の現役女子高校生・藤原が激突。抜群のワードセンスが光った藤原がプロの2人を押しのけ、最多の3票を獲得する番狂わせを起こしました。
Bブロックはちぇく田、日下、真輝志が登場。徐々にボルテージの上がる漫談で会場を引き込んだ真輝志が満票で勝利。
Cブロックは宮下、野村、大東による勝負。宮下と野村が2票獲得で同点となり、再投票で宮下がファイナルステージに進出を決めました。

ファイナルステージでは、藤原、宮下、真輝志の順に漫談を披露。審査員5人による多数決の結果、“金太郎のその後の話”で4票を獲得した宮下が初代王者に輝きました。
宮下は優勝が決まった直後、妻が妊娠中であることを告白。「子どもの名前が決まってないんですけど、“まんだん”って付けたいと思います」と喜びを爆発させます。さらには、会場にプライベートで応援に駆けつけていた相方・草薙航基にも「おい草薙、オレ、漫談王になったぞ!」と大声で報告。会場にいた草薙もまた、「うれしい~!」と喜びを爆発させました。
「初代漫談王・宮下になれたのが本当にうれしい」
大会終了後の囲み取材で宮下は、「本当に、初代という部分が、いちばんほしかった」と感無量の様子。
「『漫談王』と聞いた瞬間に、僕のための賞レースが始まってくれたという喜びと、『初代漫談王』という字面の強さに恋焦がれて参加させていただきました」
コンビを結成する前はピン芸人として『R-1グランプリ』に挑戦していた宮下。ファーストステージで披露した漫談は「R-1の2回戦で落ちたネタだった」と明かし、「それが『漫談王』というパッケージになると、また違う反応がもらえる。そこが賞レースの名前の面白さというか、本当にありがたいなと思います」と振り返りました。

東京の太田プロ所属の芸人として、決戦の地である大阪に単身乗り込んだ心境もこう語ります。
「関西や大阪は、太田プロという事務所からするとすごく萎縮する土地。その中で単身乗り込んで戦えたというのはうれしいですし、自分で言うのもあれですけど、いちばんカッコいい部分だなと思います」
なお、これまでコンビ・ソロを通じて賞レースでの優勝経験はなく、「『ABCお笑いグランプリ」はコンビで決勝に行かせてもらったことがあるんですけど、今回が初優勝です」と初のタイトル獲得に改めて喜びをにじませました。
相方の喜びぶりに「草薙は俺のことをイジりたくてしょうがない」
個性豊かな顔ぶれが揃った今大会のファイナリストの中で、ライバル視した相手を問われると、「同じブロックになりたくなかったのは(渡辺)銀次さん」と回答。「まさに優勝候補というイメージが強かったので、ブロックが分かれたときはすごく安心しました」と本音をのぞかせます。
また、自身の漫談のポイントについて、「あくまでファンタジーの中でやりたいという思いがいちばん強い」と宮下。「絵本を題材に選んで、そのなかで逆に現実的なことを起こす、というのを意識してネタを作っています」と、こだわりを明かしました。

出場を決めた際の相方とのエピソードも披露。宮下が決勝進出を決めた段階で、草薙が「本当に、心の芯から喜んでくれました」と振り返り、「草薙はオレのことを『漫談王』と呼んで、イジりたくてしょうがないんです。そこも含めて応援してくれていたのでありがたいです」と笑顔を見せました。
